働くママも勉強できる!「隙間時間」の見つけ方
「教員免許」
教員免許の取得には時間がかかりますが、決められたカリキュラムをこなしていけば絶対に取得できる資格です。
私は大学生の時に取得したのですが、「取得しておいて損はないし、今しか取得できないから」という安易な理由からでした。
教員になりたいなんて気持ちは、これっぽっちもありません。
自分の中では「やらされた感」が強い勉強だったんですよね。
自分から「やりたい!取得したい!」と思い、自分の働いたお金で資格を取ったのは社会人になってからです。
「学生の時に、もっとたくさん勉強しておけばよかった…」と公開をしたこともあります。
しかし実際勉強をしているうちに、学生ではなく社会人の今だからこそ、より一層理解が深まっている部分もあるのではないか?と思うようになりました。
学生と社会人の差は「社会経験の差」です。
社会人は学生に比べれば、社会にもまれた年数が多い分、実務の面で種々様々な蓄積があり、実務試験では経験が有利に運ぶはずです。
ただ単に社会に出てお金を稼いでいただけじゃなく、実はそこには「経験」という積み重ねがあるのです。
これは大きな武器です。
ただ、時間がない…。
そこで本記事では、勉強時間を確保する方法として「隙間時間」をおすすめすること、そして隙間時間を使うとどのような勉強ができるのかをご紹介していきます。
隙間時間で勉強するメリット
長時間、机にかじりついての勉強がすべてではありません。
隙間時間で勉強することにも、メリットがあるんです。
隙間時間で勉強する
メリット
勉強のハードルが下がる
集中力が上がる
時間への意識が変わる
達成感を感じやすい
勉強のハードルが下がる
隙間時間1回あたりの時間が短いのが「勉強しよう」と気軽に思えるメリットです。
勉強を始めてもすぐに終わるので、あまり苦になりません。
長時間勉強することが苦手な方に、かなりおすすめの勉強方法です。
集中力が上がる
短い時間だからこそ、勉強できるものが限られます。
あれもこれもできる余裕はないので、1つのことに集中できます。
時間への意識が変わる
「たったこれだけの時間でも、できることはたくさんあるんだ!」と分かると、勉強だけでなく仕事や家事にも生かすことができます。
くずくずしている時間がもったいない!すぐに行動に移せば、生産性も高まります。
達成感を感じやすい
隙間時間での勉強は、時間の量よりはやった回数で達成感を感じることができます。
達成感を感じるということは、勉強への意欲が増すことにつながります。
合格率100%!?主婦の私がやった資格勉強法は「くりかえし」だった!
「忙しい」を逆手に取った!資格勉強時間を作る方法
毎日たくさん予定が詰まっている方だって、時間を意識的に作ることができる可能性があります。
そこで、私がやってみた方法をいくつかご紹介します。
忙しい人が
勉強時間を作る方法
隙間時間を有効活用する
家事時短の工夫をする
わざと隙間時間を作る
通勤時間を利用する
隙間時間を有効活用する
隙間時間は、1日平均1時間以上あるというアンケート結果があります。意外と多いですよね!
隙間時間とはどのような時間を言うのでしょうか。
隙間時間例
通勤の時の電車の待ち時間
待ち合わせ場所に早く着いたときの待ち時間
ご飯を作る時、食材を煮込んでいる時間
お風呂にお湯を溜めている時間
家事と家事の合間にポッカリできた時間
お風呂上りに髪の毛をドライヤーで乾かしている時間
利用しやすいのはやはり電車の待ち時間や、人との待ち合わせの時間です。
この時間を徹底活用すると、トータルで1時間もの時間になることもあるのです。
そしてこの時間に集中力を高めて勉強すれば、この隙間時間はとてつもなく濃密な時間に変身するわけです。
家で勉強をすると、色々なところに意識が行ってしまって、かえって集中できない事ってありませんか?
特にお子さんがいるご家庭ではそうでしょう。
私も何回か家で勉強しようと試みたことがありますが、すべて失敗に終わっています。
それよりも、外で隙間時間を見つけ一気に集中した方が、勉強がはかどりました。
こま切れ時間の方がちょうどいいんです。
まとまった時間が取れたとしても、ずっと集中するのには限度があるんです。隙間時間最高!
家事時短の工夫をする
1日で一番短縮できる可能性が高い時間。
誰にも迷惑をかけずに手っ取り早く時間短縮できるのは「家事」の時間です。
家事の時間短縮方法
家事時短家電を買って自動化する
食材宅配を使う
家事の時間の使い方を徹底的に見直す
家事時短家電を買って自動化する
もし時短家電を購入できるのであれば思い切って買ってもいいでしょう。
今の家電は1回購入すれば末永く働いてくれます。
長い目で見れば、かなりコスパの良い投資になります。
【子育て便利グッズ】赤ちゃんから幼児まで家事時短できた道具をご紹介!
家事の時間短縮グッズ!料理・洗濯・お掃除に便利だった道具をご紹介します!
食材宅配を使う
買い物や夕食作りの時短をしたいなら、食材宅配を使います。
食材宅配とは、インターネットなどで注文した食材や日用品を、玄関先まで配達してくれるサービスです。
その便利さに注目が増し、今では数えきれないほどのサービスがあるんです。
最近では、夕食作りを簡単にしてくれるお料理セットが大人気です。
家事時短なら食材宅配!兼業主婦におすすめサービスをご紹介します!
家事の時間の使い方を徹底的に見直す
自分が今かかっている家事時間を計算し、効率を良くするために策を講じるのもよいでしょう。
まずは自分がどのくらいの家事をこなしているか、どのくらいの時間がかかっているのかを把握することから始めます。
そして、家事の順番を見直したり、やらない家事を決めたりしていけば、今までよりもグッと短い時間で家事を終えることができるようになるでしょう。
例えば家事のTO DOリストを作ってみたり、学校の時間割のように順番と時間制限を設けるのです。
余った時間はすべて勉強時間に充てることができます。
そのほかにも家事時短方法はたくさんあります!詳しくは「家事時間管理&時短の解決策12の方法をご紹介」で!
わざと隙間時間を作る
自発的に隙間時間を作るのも有効です。
通勤前の時間、わざと早めに家をでて子どもを保育園に預け、電車のホームで目的の電車を待つ間に勉強するという方法で、私は隙間時間を作っていました。
朝の電車は頻繁に到着するので、ホームの座席に腰かけている人はマレ。
我が家の最寄り駅は比較的人が多いのですが、座っている人はごくわずかなので必ず座れます。
そこに腰かけて勉強をするのです。
また、仕事で外出をする際、早めに会社を出て待ち合わせ場所へ行き、クライアントが来るまでの時間を勉強や仕事に当てたりします。
これなら仕事に遅刻することはありません。
通勤時間は細切れ時間の宝庫
通勤するなら車や自転車通勤ではなく、私は迷わず電車を選びます。
なぜなら両手が空くので何でも出来るからです。
電車通勤は、資格の勉強はうってつけの場だと思います!
駅での待ち時間、乗り換え時間、これらは立派な細切れ時間。
この細切れ時間は、一回3~10分あります。
3~10分は何かを1つ覚えるにはちょうど良い時間です。
1時間座って勉強するより、短いほうが暗記には効果があります。
また、乗り換えが少ない場合は、駅と駅との間で時間制限を設けてみるのもいいでしょう。
例えば、〇駅~〇駅の間で1ページ読む、〇駅から〇駅の間で単語を〇個覚えるなどです。
一駅がストップウォッチ変わりになって、勉強がはかどる場合もあります。
【残業しない仕事術】主婦が早く家に帰るためには?在宅ワーカーにもおすすめ!
細切れの時間で何ができる?短時間でできる勉強
たかが1分間ですが、秒数にすると60秒。
60秒と聞くと、なんだかたくさん時間があるように感じませんか?
5分だと300秒もあります。
この時間を使ってできる資格勉強は、たくさんあるんです。
それぞれ具体的にご紹介していきます。
1分の隙間時間にできる資格勉強
1分の隙間時間にできる
資格勉強
単語カードを2~3枚見直す
参考書を1ページだけ読む
1問だけ問題を解く
単語カードを2~3枚見直す
短い時間で何回も繰り返し反復することが、暗記への近道です。
細切れ時間に何回もやった方が、記憶の定着率が上がります。
参考書を1ページだけ読む
1ページでも1段落でも、十分に読める時間です。
これをコツコツ積み重ねていけば、やがて膨大な量になります。
参考書の目次を熟読するのもおすすめです。
この先の勉強の見通しが立つので、モチベーションアップにもつながります。
1問だけ問題を解く
資格の勉強には、過去に出題された問題を解くのも合格への近道になります。
1分時間があったら、1問だけ問題を解いてみてください。
もし余裕があるなら、なぜその答えになったのか、自分の子どもに教えるつもりで理由を考えてみると、しっかりと覚えられます。
5分の隙間時間にできる資格勉強
5分もあると、上に書いた1分間で出来ることをより念入りに出来ることプラス、もっと踏み込んだことができます。
5分の隙間時間にできる
資格勉強
資格勉強TO DOリストの整理
単語カードを10枚覚える
試験の過去問題を解く
試験講義を聞く・読む
資格勉強TO DOリストの整理
資格のTO DOリストを作成している方は、優先順位の見直しやリストの追加、削除など、5分もあれば十分にできます。
目標を立てる事や、今後の勉強計画を立てることは、資格勉強のモチベーション維持に欠かせません。
行き当たりばったりで資格の勉強を始めると、試験日に間に合わないことも起こりえます。
定期的に見直すようにすると良いでしょう。
単語カードを10枚覚える
10枚と言わず、自分で枚数を決めて取り組んでみましょう。
しかも、同じものを何回か繰り返して覚えられる時間です。
暗記は反復がものをいいます。
試験の過去問題を解く
5分もあれば、問題を読んでじっくり考える時間があります。
単語カードと同じく、自分で何問解くかを決めてやっても良いですし、1問をとことん調べつくしながら解くのもよいでしょう。
私の経験で言うと、その問題を誰かに教えるつもりで解くと頭に入ります。
どんな質問にも答えられるように調べれば、絶対忘れません。
調べる時間も3分~5分で済みました。
これを繰り返すことで、覚える量はだんだん増えていきますよね。
試験講義を聞く 読む
参考書を開いて読むこともできます。
ただ、紙の本だと持ち運ぶのが大変です。
通信講座だと、今はペーパーレスの授業が多く、すべてスマホで完結できます。
私が資格初心者の方におすすめしているフォーミーは、参考書はすべてオンラインなのでスマホで読むのが楽でいいですよね。
5分間に1ページを熟読してもいいし、ページ数を決めて速読するのもいいでしょう。
他に、通信教育をやると「講義の録音」が効ける講座があります。
スマホにダウンロードして、通勤中や家事の最中に聞くのも、勉強の時間短縮になります。
講義を聞くメリットは、両手が開くので何かをしながら聴けることです。
細切れ時間を有効活用するポイント
時間がぽっかり空いた!でも何をしよう…
そう考えている時間がもったいないですよね。
そこで、隙間時間ができた時のために、事前に抑えて置くポイントがいくつかあります。
細切れ時間
活用ポイント
細切れ時間にすることを決めておく
優先順位を決めておく
繰り返すことが大切なのを忘れない
家族のことは最優先に!
細切れ時間にすることを決めておく
少しの時間だからできる勉強は、いくつかあります。
上記したような、単語カードなどです。
どのような勉強ができるかをリストアップしておくことで、何をしようか迷う時間がなくなります。
優先順位を決めておく
細切れ時間でやることをリストアップしたら、重要度が高い順に並べ替えましょう。
今、自分がやらなければならない勉強の優先順位は何なのか。
苦手な科目を最優先順位にすることをおすすめします。
【資格勉強法】忙しい主婦ほどやっておきたい「作業計画表」の作り方
繰り返すことが大切なのを忘れない
勉強は「繰り返す」ことが大事です。
1回やった問題や単語はもうやらない!というのはNG。
同じ問題を、何度も何度も繰り返すのです。
その時間に最適なのが隙間時間なのです。
家族のことは最優先に!
隙間時間で勉強をする時も、家族のことは最優先に考えるようにしましょう。
お子さまがまだ小さいなら、一緒に過ごしているときは極力勉強は避けたほうがいいでしょう。
この時期にママの存在と影響力は絶大だからです。
それに、つい勉強に集中してしまうと、「ママ~だっこ~」に「後にして( ✧Д✧) カッ!!」と言ってしまいたくなりますよね。これじゃあ子どもは傷つきます。
そんな時は勉強は後。
先に子どものこと、家庭のことを優先してやるようにしましょう。
記憶力の低下?そんなの迷信!自信を持って勉強しよう!
主婦の資格勉強不安材料の一つに、「記憶力の低下」がありますよね。
確かに私も、子どもが増えるたびに物事が覚えられなくなっている気がしています。
昨日食べたご飯も忘れてしまいました。やっぱり歳のせいなんでしょうか…。
いや、違います。
実は「大人になってから記憶力が落ちた」というのは迷信です。
認知症やアルツハイマーなどの病気でない限り、記憶力自体は10代のころと変わっていないのです。
博士らは18~22歳の若者と、60~74歳の年配者を各64人集め、テストを行った。
単語リストを覚えた後に、別の単語リストを見て、どの単語が記憶した元のリストにあったかを言い当てる試験だ。「これはただの心理学の試験である」とだけ説明して試験を行ったところ、若者・年配者ともに約50%で差がなかった。
つまり、年齢によって脳は衰えていないというわけだ。ところが、試験前に「この記憶試験では、通常、高齢者のほうが成績は悪い」と説明したところ、同じ試験にもかかわらず、年配者で約30%に低下した。
(一方、若者の正解率は約50%で変わらない)引用元:池谷祐二「エコノミスト」2011年12月20日号
最近の研究では、年齢を重ねてからでも脳細胞が増える可能性もあるとのこと。
もしかしたら「年齢を重ねると記憶力が悪くなる」と思い込んでいるのが、記憶力を悪くしている原因なのかもしれません。
「記憶力が落ちた」と感じる要因の一つに、しなければいけないことが多すぎて覚えきれないという事が挙げられます。
自分のことさえしていればよかった独身時代とは違い、私たちは家族のことや家のこと、仕事のことと、やらなければならないことがたくさんありますよね。
これを全部覚えきるのは、学生でも無理です。
主婦の記憶力を上げるためには、いらない情報は頭の中に残しておかないよう、インプットする情報を選ばなければいけません。
家族の行事は手帳に書いてすぐに忘れる、買い物リストはスマホに目もしておいてすぐに忘れる、仕事はPCにTO DOリストを作って頭の中に置いておかないなど、すぐに忘れる努力をして脳に空きをつくっておきます。
家事のTODOリストをつくるのが家事時短のコツ!実際にやってみた
そのかわり、やることを都度確認する手間は必要ですが、こうでもしない限りいらない情報ばかりが脳を占領してしまうのです。
勉強以外のことはメモを取って「覚えない」ことも大事なんです。
【主婦必見】復習回数を多く!子どもから学ぶ合格率が上がる時短資格勉強法
まとまった時間がなくたって、隙間時間だけで合格はできる!
資格勉強に不安を感じることは、実はとっても良いこと。
何事にも事前準備は大切で、準備さえしっかりしていれば本番、失敗することは少なくなるのをよく知っているのは社会人の私たちです。
毎日コツコツやること、それが「努力」なんですよね。
不安な気持ちがないと、本気になって勉強する気がなくなりませんか?
不安は勉強のモチベーションアップには欠かせないスパイスの一つなんです。
さぁ、今日から隙間時間を有効活用して勉強を頑張りましょう!