仕事・家事・子育て なんとかなるもんですよ!
「一つの事もろくにできないのに、仕事も家事も子育てもなんてできるの?あなたに?」
これは私が第1子を妊娠中に「子供を保育園に預けて働きに出る」と言った時に実母が言い放った言葉です。
さすが、実母。私の事をよくわかっていらっしゃる。
私の性格はというと、何をやらせても長続きしないダメ女。
自分から習い事をしたいと駄々をこね、渋々やらせりゃすぐ行かなくなるし、毎年意識高めな目標をたてるものの、3日後には何の目標だったかさえも忘れてしまう始末。
こんなわが娘に言いたくなる気持ち、わかりますよ、とっても。
そんな娘がもう6年もこの生活を続けているという実績があります。
しかしこれは私一人でやるとなったら到底無理な話でした。
周りの助けがあったからこそ、ここまでこれたのです。
しかも今、2人の子育て中。
母はよく言います。
「見直したわ、あんたでもできるのね。」
完璧ってわけではないですが、何とかやっています。
正直、ワーキングマザーになるのは私も不安でした
強気で「ワーキングマザーになるっ!」と宣言はしたものの、最初は実母が言った通り、私も正直やっていけるかどうか不安でした。
ただ、私が第1子を妊娠した時というのは仕事がべらぼうに面白くなっていた時期だったんですよね。
運転免許を取るために教習所に行き始めた時でしたしね。
妊娠が分かったとき「今?今できちゃったか…。なぜ今なんだ…。」と思わなかったといったら嘘になります。
当時は結婚もまだでしたし、なによりつわりの具合の悪さにやられてしまい、気持ちがマイナス思考にどっぷりつかっていたんですよね。
ただ「仕事は面白い」という理由だけでワーキングマザーになる決意をしました。
でもよく考えてみると、仕事を続けることを選択するということは、子育て・家事ももれなくついてくるんですよね。
そのことをすっかり忘れ、ただ仕事を続けたいという気持ちだけで実母に宣言をし、ちょっとだけ後悔もありました。
ワーキングマザーを続けてこれた理由
私がワーキングマザーを続けてこられた理由はただ一つ、これはもう、周りの皆さんのおかげです。
自分一人だけで全部をやっていたら、きっとノイローゼになっていたでしょう。
まず私の力となってくれたのは主人です。
期待していなかった主人が戦力になった
まだ交際していた当初は、「俺、子供は嫌いだから」と言い放っていたんですね。
私も、この人が子供に笑いかける姿なんて想像できませんでした。
第1子を出産して1年も子供はやっぱり好きじゃないらしく、お任せして外出している時も「早く帰ってこい、まだ帰ってこないのか」とイライラしていたみたいです。
主人が変わりだしたのは子供が1歳後半になったころ。
私の仕事がとても忙しい時期で、日曜日も出勤しなければならなくなった時、子供と主人は急速に仲良くなりました。
どうやら毎週のように2人でショッピングモールに行っていたらしいのです。
家に籠っているとどうしても悶々としてしまうと気づいた主人の苦肉の策です。
最初は「仕方なく」だったのですが、何度かショッピングモールに足を運ぶにつれて子供の行動パターンや心理が分かってきて、次第に2人は打ち解けていきました。
第2子が産まれた時はもうお手の物。
と言いたいところですが、0歳児は何を考えているか分からないそうでやっぱり苦手のようです。
眠くて泣いているチビ姫ちゃんを見て「眠いなら寝ればいいのに」ってぼそっと言っていました。「お腹すくのは大人が対処してあげなくちゃいけないけどさ、寝るのは自分ひとりでできるじゃん?」
一人で寝てくれたら私だってどんなに楽か。
「寝る方法がまだ分からないんじゃない?それか一人は寂しいのかも」と返事をしておきました。
そんなすったもんだがありましたが、だんだんと主人も成長していき、今じゃ頼りになる存在になりました。
私だってそうだけれども、主人だって慣れない子育ては大変なんですよね。
要は慣れですね。
チビ姫ちゃんが産まれた今、大姫様の世話担当は主人です。若い彼女が出来たみたいで楽しそうですよ。
とっても助かっています。
主人の両親が家の近くに住んでいた
近所に住む主人の両親の存在は大きいです。
上の子は保育園に2月入所で申し込み落とされ、4月の一斉入所でも落ちまして約4か月間待機児童でした。
しかし私は早く仕事に復帰しなければいけなかったのです。
その時に面倒を見てくれたのがお姑さんでした。
ほぼ毎日のように預かってもらうという、自分の親の介護もしているお姑さんにとってはとってもハードな毎日。あの時は本当に助かりました。
今でも土曜日だけは1日面倒を見てもらっていますし、会社で緊急事態が発生した時も私の代わりに保育園にお迎えに行ってもらっています。
もしかしたらお姑さんは、ご自身はずっと専業主婦の方ですから「子供が小さい時は、仕事をするのはやめるべき」と思っていらっしゃるかもしれません。
「正直迷惑」と思っているかもしれません。
しかし、そこはたまに菓子折りを持って行ったり、お礼は欠かさず言ったりするなど、少しですが気を使いつつ、迷惑がっているのを気が付かないふりをして今までずっと続けてきました。
だって、私一人で育てたら子供たちは良い子には育たないと思っているからです。
私のようなへんちくりんな性格に付きっ切りで育てられるよりも、絶対に素敵なおじいちゃん、おばあちゃんに触れ合わせ、育ててもらうことのほうが健全です。
って思うようにしています。
保育園は偉大な存在
最後に保育園の存在はとても大きいですね。
保育園では小さいうちから集団生活です。
これって協調性のある子に育てるにはとても大切な気がしています。
なぜかというと、私が協調性に欠けるからなんですよね。
これは持って生まれた性格なのかもしれませんが、私は集団生活は4歳から幼稚園で始めました。
それまで多数の子供がいる中で生活する習慣がなく、親や祖父母にチヤホヤされてきた私は、集団生活が全然楽しくなかったことを覚えています。
しかもそれは30代半ばになった今でも続いています。
集団生活は苦手です。みんなで戯れるのとか嫌いです。
このことで苦労した経験があるので、子供たちには小さいころから集団の中で育ててみたいと思っていました。
あと、周りの子供たちを見て自分も成長していくんですね。
保育園の先生のご指導もあるんですが、周りの子供を真似ていろいろなことができるようになっていきます。
心配していた言葉の問題も(上の子は言葉が出るのが遅かった)、トイレトレーニング、食事の作法などは、保育園の先生方や、他の子供たちのおかげであっさりクリアができました。
上の子はもう小学生になりましたが、担任の先生から「新しいお友達を作るのが上手」と言われています。
ワーキングマザーはやってみなけりゃ分からない
昔から何一つ最後までやり通せない、自分のことしか考えていない私がこうやってやってこられているのは周りの皆さんのおかげですが、第一子を妊娠中の時は、やっていけるかどうか不安で不安で仕方がありませんでした。
そして第2子を妊娠中の時も、2人も子育てしながら仕事なんてできるのかと、それはそれは悶々としていたものです。
結果的に、やり始めると何でもやるんですよね。
「私がやらねば誰がやるんだ!!!」という気持ちが強くなると、人ってなんでもできるんです。
悩んでったって仕方がないんです。
やってみると案外あっさり事が済んだりします。
例えば、私で言うと2人目の出産のときのこと。
結構なマイナス思考っぷりで、妊娠後期は笑顔がなかったように思います。
いつも不安をかかえていました。
大姫様と二人っきりの時に陣痛が始まったらどうしよう。
結果:結局、主人がいるときに陣痛が来た
2人目が産まれた後、大姫様は精神的に不安定になるんじゃないか。
結果:じいじ・ばあばとの生活を超満喫
産後1か月の大姫様の保育園の送り迎えはできないのではないか。
結果:一応別の人に頼んではいたが、自分でやることも出来たと思う
また寝不足の日々が続くのか。うんざり。
結果:2回目ということもあり、添い乳の技もマスターしていたので寝不足の辛さを感じることは少なく、楽だった
また保活しなきゃならんのか…。
結果:お姉ちゃんがまだ保育園に入っていたので他の方より点数が高く、あっさり入ることができた
育児休暇明けはまた部署異動でイチからやるのか…。最初のうちは保育園の呼び出しがすごいんだろうな…。
結果:下の子がアトピー、喘息、アレルギー持ちだったこともあり、これを機会に念願の個人事業主になり、事務所を自宅にした
という感じで、心配は全く意味がなく時間の無駄で、なるようになったという感じでした。
初めての出産・育児の時は色々と心配するものですよね。
わたしもマタニティーブルーになったくらいですから。
でも世の中なるようにしかならないものです。
やってみると何とかなるもの。
だってワーキングマザーの先輩たちだってやってきたんですから。
まとめ
按ずるより産むがやすし
ほんと、その通りです。
妊娠中や出産直後というのは、ホルモンバランスの乱れから、マイナス思考になるものです。
私も初めての出産のときは、今思えばマタニティーブルーってやつでした。
何を考えてもマイナス思考で、考えれば考えるほど将来を悲観し、涙がでてくる毎日でした。
もうこればっかりはホルモンのせいだからどうしようもありません。
今思えば、本当にバカバカしかったですよ。
でも、それは実際に育児を何年かやってきたから思えることで、あの時の私は「なんで私ばっかりこんな辛い思いをしなくちゃいけないの!もう死んだ方がましっ!」と、なんでそこまで思いつめているのか意味不明なくらいマイナス思考でした。
そんな人に「悩むのは時間の無駄」って言ったって伝わるもんじゃありません。
悩んだって仕方なかったなあと思ったのは今だからなんですよね。
悩むな、とは言いません。大いに悩んで心配して結構。
ただ、なんとかなるんです、現実は。
慣れるまでは大変かもしれないけど、それは最初だけです。
3か月もすれば体力もつくし、贅肉もスッキリして身軽になります。
子供の成長を色々な人と共有できるし、1日で色々なことができる達成感を感じることもできますよ!
私もまだまだバタバタした生活が続きそうですが、一緒に頑張っていきましょう!