モロー反射で泣きまくる新生児に途方に暮れたことがある方必見!
赤ちゃんがすやすや眠っているときころ、ママの至福の時。
24時間体制で乳をやり、隙あらばと家事をやっていた張り詰めた空気が和む、最高のひと時です。
やっと赤ちゃんが寝た~!
読みかけの本でもじっくり読もうかしら~
録画してあるお気に入りのテレビドラマでも見よう~
優雅にハーブティーとかいっちゃう??
とニヤニヤしているのもつかの間。
急に赤ちゃんが「びくっ」と起きてしまうことってありませんか?
起きてもまたすぐに寝てくれることもありますが、起きて大泣きしてしまうと大変です。
この「びくっ」とうのは「モロー反射」といって、新生児頃にしか見られない生理現象。
病気ではありません。
ただ、モロー反射のせいで眠れなくなってしまう場合は対策が必要かもしれません。何か防ぐ方法はあるのでしょうか。
研究してみました。
モロー反射は新生児だけの「原始反射」
モロー反射とは、赤ちゃん特有の原始反射のひとつです。
顔を正面にして寝かせてから頭をささえて少し引き起こし、頭部を支えていた手をサッと緩めてみると、赤ちゃんが手を前に突っ張る仕草をする反応です。
他にも、扉や窓を閉める音にも反応するようです。
赤ちゃんの神経が未発達な為、生後間もなくはモロー反射が出現します。
モロー反射が消失すると、首座りなどの首の動きが発達すると考えられています。
病気ではないので安心してください。
時々、モロー反射のあとで赤ちゃんが大泣きします。
これは母親から離れてしまう不安感もありますし、自分のモロー反射でビックリしてしまっているのでしょう。
ゆっくり優しく抱きしめて安心させてあげたいところです。
モロー反射が激しすぎると…
モロー反射は、赤ちゃんの意思とは関係なく出てしまいます。
例えば、抱っこで泣かしつけたあとベッドに卸すときの振動で出てくるときもあるし、窓を閉める振動や、トラックが走る振動などで反応してしまい、泣き出してしまう赤ちゃんもいます。
モロー反射の回数は成長の良し悪しには関係ありませんが、あまりに激しすぎるとなかなかグッスリ眠ることができません。
もしあまりにも激しい場合、または夜泣きがひどいようであれば、おくるみにくるんであげると赤ちゃんは安心してスヤスヤ寝てくれます。
これは、ママのお腹にいたときのように身体を丸めた姿勢でy差しく抱きしめて安心させてあげたり、ブランケットやおくるみ、バスタオルを使って包んであげると安心するようです。
おくるみを使ってモロー反射防止をしてみよう!
肌触りの良いおくるみを準備して、少しだけきつめに、耳も覆うようにして巻きます。
注意してほしいのは、足はM字に曲げたままにしておくこと。
足をまっすぐにしてしまうと、股関節脱臼の危険が出てきます。
おくるみで巻く、といってもいつでも巻けば泣き止む、というわけではありません。
適切なタイミングというものがあります。
・巻いてから寝かしつけをするタイミング
私の経験上、おくるみで巻いてから寝かしつけをしたほうが楽です。
寝かしつけをしてからおくるみを巻くと、巻いている最中に赤ちゃんが起きてしまう可能性があるからです。
赤ちゃん用のおくるみを買わなくても、代用品はたくさんある!
実はおくるみは「買わなくてもよかったベビーグッズ」の上位にある物の一つです。
でも、おくるみを買ってしまっても大丈夫。
「おくるみ」として使うだけではなく、いろいろな使い方ができる、便利なものなんです。
・お昼寝用のブランケット代わりに使う
・ベビーカー移動の際の足元にかける
・だっこ紐に結んで足元の日よけに使う
他にも用途はたくさんあります。
たしかに「おくるみ」としては使う期間は限られていますが、「大きな布」と考えればいくらでも使い方は思いつきます。
おくるみのかわりはたくさんあります。
普段使用していたもので、肌触りの心地よいものでくるんであげてもOKです。
モロー反射専用のおくるみ「スワドルミー」もある!
モロー反射を防いで、ママのお腹にいるような安心感を赤ちゃんにあたえてくれる「スワドルミー」というおくるみがあります。
amazonにならたくさんのかわいい柄があり、しかもうつぶせ寝によう乳幼児突然死症候群の予防にもなります。
夜泣きやぐずりの対策にもなると、ママたちに人気の高い商品です。
モロー反射はいつまで?
通常は生後4か月から6か月の間になくなってしまうそうですが、私のお友達のお子さんは1歳近くまでビクッビクッとしていました。
でも、特に病気ではなかったそうです。
一般的に1か月検診や3~4か月検診で、正しくモロー販社をするかどうか検査をします。
もし5か月を過ぎてもモロー販社が消えない場合は、神経発達などの異常が疑われるので、かかりつけの病院で診てもらった方がいいかもしれません。
でも、友達のように1歳ころまであっても何も異常なく、スクスク育っている子もいます。
何か心配な点がある場合、迷わず病院の先生に相談してくださいね!
心配だったらかかりつけの病院へ!病気だけでなく、相談にものってくれるよ!
大きな病院は別ですが、普段かかるクリニックや診療所の小児科では、病気だけではなくママの相談に乗ってくれるところがほとんどです。
「微熱でも病院に行っていいのかな…」「へその緒がなんか変」など、ちょっとでも不安に思ったら診てもらってください。
わたしも「このくらいで病院にいっていいのかな?」と思う事が何度もありましたが、行って正解だったと思います。
例えば、赤ちゃんの便秘の時は、解消方法を色々教えてくれました。
鼻水が垂れていたり、目が充血したときも行きました。
全くたいしたことなかったです。
逆に「これ大したことないよね~。でもまあ一応行ってみるか。暇だし。」と思って連れて行ったら喘息&肺炎で即入院、また、川崎病を疑われて血液検査をしたこともありました。
肌荒れが続くな~、とりあえず小児科で診てもらったら保湿剤くれるかな?と軽い気持ちで行ったら、食物アレルギー&アトピー性皮膚炎でした。
やっぱり素人目にはわからないもんです。
モロー反射もそうです。
赤ちゃん特有の原始反射のひとつとはいえ、違った病気の表れであることもあるんです。
例えば「点頭てんかん」という病気は、モロー反射と区別をすることが難しい疾患です。
乳児期におこる悪性のてんかんで、生後3~11ヶ月時に発症することが多く、その背景には重篤な脳障害があります。小児難治てんかんの中では最も多く発症するてんかんであるといわれています。
これは専門家に診てもらわないとわかりません。
少しでも不安を感じたら、かかりつけの小児科に言って胸の内を話してみてください。きっと力になってくれますよ!