うちの子が便秘!?思った以上にかわいそうだった…
赤ちゃんの成長とともに、うんちにも次第に変化が出てきます。
そしてうんちの出かたも赤ちゃんそれぞれです。
ここで私の体験談をお話しします。
一人目の子ども(大姫様)が新生児の時、緑のうんちが1日に5回ほど。
おならと一緒に実もでる、本当によく出る子でした。
今はもう小学生になったよ!
もう一方の2人目(チビ姫ちゃん)。
1日何回もするもんだと思っている私は、かなり心配になりました。
なぜなら、ぜんぜんしないんです。
ポンポン…いたい…。
1週間出なかったときは、さすがに病院に連れて行った方がいいのではないかと心配になりまして、病院に出かける準備をしていた時にガッツリ大量に出ました。
オムツ1枚で受け止めきれないほどです。
というように、第1子はお尻がかぶれるくらい頻繁に出る子だったのですが、チビ姫ちゃんはお尻かぶれなんて無縁、大体4日に1回のペースで出るという風に、兄弟姉妹でもお腹の調子は違います。
ここではうちの子の経験をもとに、赤ちゃんが便秘になったときの家で出来る対処法を調べ、私が実践した方法をご紹介します。
赤ちゃんの便秘判断基準は?
赤ちゃんはお話しできませんから、便秘かどうかを判断するのはママです。
でも、その判断基準が気になるところですよね。
元気で食欲があり、スムーズにうんちが出るようであれば、1~2日出なくてもそれがその子のペースなので問題ありませんが、以下のような症状が見られる場合は便秘の可能性があります。
赤ちゃんの便秘判断基準
3~5日以上ウンチが出ない。
ミルクやご飯を食べてもすぐもどしてしまう。
ミルクを飲まない。ご飯を食べない。
眠たくもないのに、むずかる。
大きい声で泣き続け、機嫌が悪い。
お腹がパンパンにはっていて、ぽっこりしている。
とにかく、「いつもより元気がない」時は要注意です。
その場合、小児科の病院へ連れていけば、詰まったうんちを出す治療をしてくれます。
ちなみに我が家の娘は4~6日出ないのが普通です。
しかし、出るときはスムーズに出ますし、なによりとっても元気!ミルクも良く飲みます。
念のため病院の先生に診ていただきましたが、やはり特に問題はありませんでした。
やっぱり人それぞれですね。
赤ちゃんの便秘の原因
さて、赤ちゃんが「便秘かな?」と感じたら、原因を探っていくと何か突破口が見えるかもしれません。
それに、原因を知ることで今後の便秘予防対策がたてられます。
赤ちゃんの便秘 原因
排便ペースの変化
母乳不足
排便ペースの変化
第1に考えられるのは、赤ちゃんの排便ペースの変化です。
この時期の赤ちゃんの便秘は、赤ちゃんの腸の発達の影響や授乳回数が減ることによるものが多く、便秘と言うよりは排便ペースの変化と考えることができます。
でもそれじゃあ、結局のところ自分では便秘なのか便秘じゃないかわからないですよね。
自己判断は難しいから、小児科の先生に診てもらうのが一番安心です。
母乳不足・ミルクの消化が悪い
まれに母乳の量が極端に足りなかったり、完全にミルクで育てている赤ちゃんの場合は消化に時間がかかって便秘がちになることがあります。
母乳を主にしている赤ちゃんは、ミルクの赤ちゃんに比べて便の回数が多めです。
なので、母乳の赤ちゃんで生後間もない場合は、母乳不足をまず疑ってみ他方がいいかもしれません。
ミルクの場合は飲んだ量がはっきりしているので、ミルク缶に書いてあるミルクの1日量と比較すれば少ないかどうかはわかります。
少ないようでしたら増やす事を考えましょう。
しかし、母乳の場合は、なかなか飲んだ量がわかりません。
母乳が赤ちゃんの必要としている量に足りていないと、便の量も減って、いつも便秘ということになります。
赤ちゃんが母乳をどのくらい飲んだか図る方法
まず、オムツを替えた状態で体重を計って、メモをしておきます。
1g単位で計れる体重計を使うと良いでしょう。
☟飲んだミルクの量が1g単位で分かるタニタ「ベビースケール」
次に授乳をします。
飲み終わったら、また体重を計測。
飲んだ後の体重から、飲む前の体重を引くと、どれくらい母乳を飲んだかが分かります。
飲む前の体重が4000g、飲んだ後が4100gだったら、4100-4000=100。つまり、100g母乳を飲んだということになります。
体重の増加を見てみる
毎日の体重増加を観察してみましょう。
体重の増加が少ないということは母乳が足りていないということですから、その時はミルクを足す事を考えてみましょう。
簡単な母乳不足判断として、体重の増加を調べることと1回の授乳時間が長い(30分以上かかる)ような場合は、母乳不足が疑われます。
赤ちゃんによっては、母乳が十分足りていても便の量や回数が少ないケースもあり、これは吸収力がよいと考えればいいので(うちの子はこれ。)少なくとも、体重が順調に増えていれば心配ありません。
授乳後の行動を観察する
1回の授乳時間が長い(30分以上かかる)ような場合は、母乳不足が疑われます。
ただ、まだ数値からが弱いとすぐに話してしまうし、ただ単にママに甘えているだけかもしれませんので判断がつきづらいです。
そこで、赤ちゃんのその後の行動を観察してみましょう。
☑授乳後も機嫌が悪い・泣く
☑授乳後のミルクをたくさん飲む
☑授乳間隔が短い
☑おしっこの回数が少ない
☑寝ない・寝てもすぐに起きる
このような場合、もしかしたら母乳不足かもしれません。
そのことをはっきりさせるため、ベビースケールで飲む前と飲んだ後の体重を計ってみるのも良いでしょう。
さあ、赤ちゃんの便秘対策は?
赤ちゃんが辛そうだったら、以下の方法をゆっくり、時間をかけて試してみてください。
便秘解消の方法ではありますが、それ以上に赤ちゃんとのスキンシップが出来ますよ!
私がやった赤ちゃんの便秘対策
一番の時短解決策「小児科の病院へ行く」
「の」の字マッサージ
足のストレッチマッサージ
おしりのマッサージ
水分を多めにあげる
一番の時短解決策「小児科の病院へ行く」
これが一番時間短縮で解決する方法です。
「え?病気じゃないのに、小児科に行っていいの?」と思うかもしれませんが、便秘も病気だと思っていいでしょう。
私も恐る恐る「こんなことで連れて行っていいのか…」と心配していましたが、連れて行って正解でした。
赤ちゃんでも飲むことができるお薬を処方して頂いた上、便秘解消法のエクササイズも教えていただきました。
やっぱり病院様様!躊躇しないでどんどん連れて行きましょう!
次の項目からは、私が病院で教えていただいたマッサージ法です。
「の」の字マッサージ
時計周りにゆっくりとお腹をなでてあげます。
赤ちゃんのお腹に「の」の字を描くように、へそを中心に時計回りでゆっくりさすりましょう。
指先を使わずに、3本から4本の指先と手のひら全体でやさしくなでるように、お腹に大きな円をゆっくり描くようにします。
下着の上からだと、滑りがよくてスムーズにできますよ!
「出~ろ~出~ろ~」とおまじないのように声をかけながらやるのがポイント。この方法は、チビ姫が3歳になった今でも通用する方法です。
0歳のチビ姫ちゃんは腸の動きが活発になったのか、おならがプッププップとリズミカルに出ました。
ぷっ ぷぷぷ~ ブリっ
とっても臭いので換気しないとママが倒れそうなくらいでした(笑)。
足のストレッチマッサージ
赤ちゃんの太ももで、赤ちゃんのお腹を押すようにマッサージします。
赤ちゃんをあおむけに寝かせて、両足首を優しく持ち「右、左、右、左」と両足を交互に動かします。
赤ちゃんの太ももでお腹を押すことで腸を刺激し、便秘解消を促します。
リズムに合わせて、歌を歌いながらだとママも楽しいですよ。
私の選曲は「365歩のマーチ」です。♪幸せは~歩いてこない だ~から歩いてゆくんだね~♪
音程は赤ちゃんには関係ないようですから、ここは恥ずかしさを抑えて楽しくいきましょう。
チビ姫ちゃんはニコニコしてました。
ママにとっては、歌を歌うことも、赤ちゃんのムッチリとしたおみ足を存分に触ることもでき、良いストレス発散です。
おしりのマッサージ
赤ちゃんの肛門のすぐ上あたりを指で押してマッサージをします。
この時、指の腹で優しく押さえるのがコツです。
また、ベビーオイルやオリーブオイルをたっぷり含ませた綿棒を、先の丸い部分が隠れる程度、肛門に挿れて刺激するのも便秘解消に効果があります。
この場合、綿棒は赤ちゃん用の小さいものよりも、大人用の太めのものが良かったですよ。
赤ちゃん用は細いのですが固いので、ちょっと赤ちゃんには痛いかもしれません。
ゆっくり優しく、円を書くように刺激します。
私は怖いので1㎝ぐらいの挿入でやりましたが、中には3㎝くらい突っこむママもいました。
たっぷりとオイルを浸してあるなら、腸に傷がつくことはまずないので、赤ちゃんの様子を見ながら入れていきましょう。
赤ちゃんが踏ん張りだしたら良い兆候です。
水分を多めにあげる
大人の便秘の原因でも多い水分不足。
その場合は、お風呂上りに授乳に影響のない時間に白湯を飲ませたり、麦茶や砂糖水(小さじ1杯(約5g)の砂糖かグラニュー糖を哺乳瓶に入れて100ccになるまで湯冷ましを加える)を少しずつあげてみましょう。
まとめ
赤ちゃんの便秘を解消させるためには結構大仕事です。
特に綿棒での浣腸はハラハラドキドキ感に加え、意外と重労働。
じんわり汗をかきますよ。
でもこれもそれも赤ちゃんの為!
辛そうな顔は見たくないですもんね。
病院の先生に伺ったところ、便秘で病院を受診することは珍しいことではなく、もし1週間近く出ないのであれば病院で便を出し、その後便秘対策の指導もするとのことでした。
便秘で病院に行ってもいいんです。
追伸 離乳食が始まったら毎日出るようになった!
1週間便がでなくても、食欲もあるし機嫌も良いから特に問題ないだろうと思って受けた先日の3か月検診で、「1週間は長すぎるから、毎日出るように肛門を刺激してあげてください。」と先生の助言をいただきました。
やっぱり毎日出た方が良いみたいです。
そりゃそうですよね…。
それから離乳食が始まった半年後、毎日素晴らしいうんちが出るようになりました。
どうやら離乳食が始まると、腸の調子も変わってくるみたいです。
追伸の追伸 ~あれから2年後 1回だけすごい便秘~
この記事を初めて書いてから、2年以上の月日が流れました。
0歳後半から保育園に入った我が家の便秘っ子は、運動量が増えたおかげもあって毎日快便です。
便秘だったことが嘘のようです。
保育園に行っているんだよ~!きゃっきゃっ!
ただ、1回だけうんちが固くて、踏ん張っても出なくなったことがありました。
顔を真っ赤にして机にうつぶせになりながら「う~ん、う~ん」とうなって、泣き叫んで、それはそれはかわいそうでした。
あまりに辛そうで、パパが救急車を呼ぼうとしたほどです。
ちょうどお風呂に入る時間だったので、お風呂に入ってどうするか考えようと服をぬがせ、おしりにシャワーを当てていたら、大量のコロコロうんちが…。
シャワーの刺激を肛門に与えたことが良かったみたいです。
便秘になったのはこのときくらいです。
トータルで見ると、赤ちゃんの頃の便秘は解消されたと言って良いでしょう。
赤ちゃんの頃の便秘は必ず治ります。
今だけのことなので、お気を確かに!ファイトです!