【アトピー奮闘記2】乳児湿疹がひどかった!我が子の治療法

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乳児湿疹からアトピー性皮膚炎に!兼業主婦子とチビ姫(次女)奮闘記の始まりはここからだった

乳児湿疹からアトピー性皮膚炎に!兼業主婦子とチビ姫(次女)奮闘記の始まりはここからだった

前回、脂漏性湿疹と診断された我が子の体験談をお話ししました。
こちらをチェック【アトピー奮闘記1】生後1か月 脂漏性湿疹でした

脂漏性湿疹の回復のめどが立って、ほっと一安心。

ところが…です。

まずはうちの子の画像を見てください。
チビ姫ちゃん(0)生後2か月の写真です。

チビ姫ちゃんの乳児湿疹

見ていただきたいのは顔の赤みです。

これは「乳児湿疹(にゅうじしっしん)」と呼ばれるものです。

写真でもお分かりただけますが、ほっぺが特にひどい状態になっています。

 

乳児湿疹との初対面は生後1か月

乳児湿疹が出始めたのは生後1か月経ってからでした。

おでこを中心にポツポツ出始め、次第にそれがかさぶたのようになり(脂漏性湿疹)それがポロポロ剥がれてきました。

生後3か月には、おでこは少しのポツポツで済んでいますが、一番ひどいのはほっぺ。
ほっぺだと赤ちゃんは手が届いてしまうので、せっかく治りかけても傷をつけてしまいます。

痒いから掻いてしまうんです。

 

乳児湿疹と脂漏性湿疹W診断という打撃

病院に連れて行ったところ、「顔は乳児湿疹で、頭は脂漏性湿疹だわね。」と言われました。

脂漏性湿疹?なんじゃいそりゃ?

先生は涼しげな顔でおっしゃっていたので、おそらく、よくあることなのでしょう。

でも、聞きなれない病名に私の心はざわつきます。

何回も何回も病院に連れていきましたね。

親としては、「なにか私にできることはないだろうか?」と考えてしまいます。

痒がっていればアイスノンで冷やしてみたり、私の変顔でかゆさから気を逸らそうとしてみたり、傷口がジュクジュクしていたら市販の傷薬で消毒してみたり…

自己判断はあまりよくないですね。何も変わらず、むしろ悪化したようにも見えました。

冷やすのはあまりよくなかったみたいですね。必ず病院に行って、正しい対処法を教えてもらってくださいね!

 

チビ姫ちゃん乳児湿疹の症状は?

モロー反射は新生児だけの「原始反射」チビ姫ちゃんの湿疹は、乳児湿疹と脂漏性湿疹です。
湿疹は顔や耳の後ろ、首にも少し出ている状態です。

一番激しく出ているのは顔のほっぺです。

最初に載せた写真の通り、おかめさんみたいになっていますΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

湿疹のようなポツポツもところどころに見られますが、ほぼ真っ赤になっています。

あと、顎のあたりにも密集して出ていますね。

顎に出ているものからは透明な液が出ています。

服にもついていますが、こちらは黄色くなっています。
透明に見えるけれど、じつは黄色い液なのかもしれません。

膿でしょうか…。

この液体が、チビ姫ちゃん周辺の塵やごみをからめとり、寝起きにはそのまま膿が固まってへばりついています。

とても気の毒な状態でした。何とかしてあげたいっ!

 

乳児湿疹とは何?

乳児湿疹とは何?

乳児湿疹は、たいていの赤ちゃんが経験するものです。
うちの子どもたちは、大姫様(4)もチビ姫ちゃん(0)も、どちらとも経験しています。

大姫様
大姫様

私はすぐに治ったみたい。健康優良児です!

チビ姫ちゃん
チビ姫ちゃん

バブバブ~(まだ良くならない)

中には乳児湿疹がない子もいるようですが、私の周りでは稀ですね。

どんなに顔が赤くても「あ、乳児湿疹かあ~!早く治るといいね!ははは~!」とまあこんな感じです。みなさん慣れているくらいメジャーなものなのかもしれませんね。

赤ちゃんの顔や体にできる湿疹はすべて乳児湿疹と呼びます。

カサカサするものも、ベタベタするものも、ジュクジュクするものもぜ~んぶ乳児湿疹なんですね。

長男 猿一
乳児湿疹というのは、文字どおり「赤ちゃんにできる湿疹」のことだよ!

特に多い症状は皮脂分泌の多い、生後間もなくから3カ月ごろまで多く見られるニキビです。

赤いブツブツや化膿したもの、中に白いシンのあるものもありまして、ほっぺやおでこのあたりに多くみられます。

見た目はとってもかゆそうですし、痛そうな気がしますが、実はかゆみや痛みなどはなく、肌を清潔に洗っていればそのうち自然に治っていくものです。

 

細菌に感染すると大変なことになる乳児湿疹

乳児湿疹だけならまだ良いのですが、細菌に感染すると話は違ってきます。

湿疹をかき壊すなどして症状が悪化すると、アトピー性皮膚炎を引き起こす可能性もゼロではありませんから、気を留めておきましょう。

新生児ニキビが原因であれば1ヶ月程度で自然と治りますし、それ以外の湿疹でも1~2歳ぐらいまでに落ち着く場合がほとんどです。

湿疹があらわれた直後は不安になりますが、きちんとケアをしていれば治るので落ち着いて対処できるといいですね。

 

乳児湿疹対策 私たちは何をしてあげられる?

私が病院で教えてもらったポイントをまとめると、このようになります。

猿の親子乳児湿疹対策 病院から教えてもらった方法

チェックボックスお風呂に毎日入る
チェックボックス保湿剤を上手に使って乾燥から身を守ること
チェックボックス母乳やミルクを飲んだ後の口元も濡れたままにせずふき取ってあげる
チェックボックス弱酸性の石鹸をしっかり泡立てて、泡でやさしく体を洗う
チェックボックス低刺激のベビー用ローションや保湿クリームを塗る
チェックボックスつめを切ってかきこわしを防止

お風呂に毎日入り、保湿を徹底する

おたふく お風呂に入れなくても、身体を拭くだけで気持ちい乳児湿疹ケアの基本は「清潔」と「保湿」です。

お風呂に毎日入る、保湿剤を上手に使って乾燥から身を守る、これにつきます。

皮脂の分泌が多いときは、肌の表面に雑菌がつきやすいので、汗をかいたらガーゼでやさしく拭いてあげた後に着替えさせることだけでも、細菌予防につながります。

細菌に感染すると、今以上に症状が悪化して、見るに堪えないほどかわいそうな状態になります。
今の我が家のチビ姫ちゃんは、細菌が入って黄色い汁が出ています。

今のチビ姫ちゃんの状態は、細菌による感染。本当にかわいそうな状態です。特に保湿は大事だなと思いました。

 

母乳やミルクを飲んだ後のケア

ネットで購入なら外に出なくてもいい!赤ちゃんを産んだ後ならネット通販が便利!赤ちゃん母乳やミルクを飲んだ後の口元も、濡れたままにせずふき取ってあげます。

母乳やミルクの残りが顔についていると、そこから顔がただれてしまう可能性もあるんです。

私は濡れたタオルで押さえるように拭き取っていました。

自分の顔にコットンで化粧水を付けるときのように優しくです。

 

無添加&弱酸性の石けんで洗う

お風呂では弱酸性の石鹸をしっかり泡立てて、泡でやさしく体を洗うようにします。

石鹸のすすぎ残しがないようシャワーなどでしっかりと流してあげてください。
「洗うことより、すすぎの方が重要よ」と病院の先生に言われたことがあります。

石鹸の原材料が気になる方は、無添加であり、なおかつ石けんと水だけで作られたボディーソープがいいと看護師さんがおっしゃっていました。

例えばこのようなものです。

☟無添加 泡で出てくるベビーせっけん

やっぱり無添加が一番!
香料が入っていないからあまり良いにおいはしないし、新井上りがゴアゴアします。
けれども泡切れが良く、洗い上がりがさっぱりします。

 

保湿が大事!

肌が乾燥していると感じたら、低刺激のベビー用ローションや保湿クリームを塗ってあげましょう。

お風呂あがりは汗をかいていて乾燥しやすくなるので、きちんと保湿剤をつけてあげます。

空気が乾燥しないように室内の湿度を調節するのも忘れずにするとよいですね。
特に冬場は加湿器は欠かせません。

もし乳児湿疹の症状が出ていれば、病院でお薬を処方してもらえます。
我が家では「プロペト」という保湿剤をいただきました。

 

つめを切ってかきこわしを防止

つめはこまめに切って、かきこわしを防止しましょう。

湿疹にかゆみがあると、赤ちゃんが自分でひっかいて肌を傷つけてしまいます。
しかも遠慮なく。

そこに菌が感染して、化膿したりすると本当に見ているだけで辛くなります。

つめは短く、そしてまるく切って整えるといいですよ!
またかわいいミトンをさせるのもいいですね。

他にも、服の大きさに余裕があるなら、服の袖口をゴムで縛っておくという応急処置もあります。

うちの子はミトンをさせてもすぐに外れてしまっていたので、洋服の先を輪ゴムで縛っていました。

 

乳児湿疹 病院で処方された薬

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ほっぺが「ジュクジュクしている」「患部をかきむしる」「赤みがひどくなった」ということで何回も病院に行きました。

これは3回目の病院に行ったときのお話です。

 

前回の診察のときは「赤みが激しい」ということで行きましたが、今回はそれプラス「ジュクジュク」「かゆみ」の症状です。

その結果、診察は培養検査と薬の処方でした。

培養検査は、綿棒で患部のジュクジュクを取って、菌がついているかついていないかを調べてもらいます。

検査結果は1週間後にわかるそうで、もう一度診察がてら検査結果を聞きに行くことになります。

もし菌が検出された場合は、「感受性検査」といって、どの抗生物質がこの菌に効くかをテストすることになります。

 

今回処方された薬はいつもの「プロペト」と「ゲンタマイシン軟膏」です。

 

プロペトは一般名がワセリンで、皮膚を保護する薬、つまり保湿剤です。

プロペト

口に入っても大丈夫なお薬で、うちの大姫様の唇が荒れた時に唇に塗るようにと処方されたこともあります。

市販のリップクリームの原材料になているんだそうですよ。そのくらい安全なものです。身体全体に使えます。

保湿力は最強ですが、かなりベタベタしているので、手につくとハンドソープでもなかなか落ちないません。

でも布で拭きとるとキレイになることを最近発見しました。

洋服についても洗濯すればすぐに落ちる、とのことでした。

洗濯すればすぐ落ちるとのことですが、私の体感では落ちていない気がします…。

 

ゲンタマイシンは抗生物質の薬で、最近による感染症を治療するための塗り薬です。
細菌が増えるのに必要なたんぱく質合成を阻害してくれるので、細菌の増殖を防ぐことができます。

 

お風呂上りに「ゲンタマイシン→プロペト」の順で顔にたっぷり塗るように指導されました。

付けた後じっくり観察してみたところ、左のほっぺの赤みが、MAXの時の半分くらいに落ち着いたように感じます。

すごい威力だ…。

 

まとめ

乳児湿疹って、見た目は気の毒に思いますが、実は痒くないし痛くもないものなんですね。

おそらくうちのチビ姫ちゃんは細菌に感染しているので痒がっているんだと思います。
血が出るほど掻きむしりますから。

朝の寝起きに血がベッタリついている姿はもう見たくない!という思いです。

 

ほとんどの赤ちゃんはこれで落ち着いていくのですが、うちの子はここからさらに進化していきます。

その話は次回。

こちらをチェック【アトピー奮闘記3】乳児湿疹が悪化!ステロイドを処方される

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