ため息が思わず出ちゃう!子育ての試練
うちの上の子供、やっと7歳を迎えました。ということは、親になって7年経ったということ。
ここまで来るのに「長かったね…」なんて夫婦で話しつつ、子供の誕生日を迎えました。
初めての子育てというのは、いろいろなことを経験できるものですし、いろいろなことを考えます。
子供が出来るまでずっと「自分中心」で私たちは生きてきました。
それが急に出てきた小さい、しかもいとおしい存在で生活は一変。
パパもママも「自分たちを振り回す存在」に悪戦苦闘します。
まさに試練です。修行です。
しかし、子供のおかげで私たち夫婦はとっても精神的、体力的に成長しました。
そのことは仕事にも生かされています。
ただ、ここまで来るのは楽しいことばかりではなく、苦しいことも多々ありました。
子育ては試練の連続 私の体験談
私の最初の試練は子供の泣き。
新生児は泣くのが仕事ですよね。
この泣きが、時には私を追い詰めるわけです。
特に初めての経験だと、そのうちなんだか私が攻められているように感じたものです。
「こんなにしてあげているのに、どうして泣くんだ!」なんて思っていました。
あの頃の私は、「相手のためにしてあげる」ことに慣れていなかったんだと思います。
そして、何かをしてあげたら必ず見返りを求める傾向が強かったのです。
例えば会社で自分の時間を提供した代わりに給料をもらう、というように分かりやすい見返りが欲しかったのです。
子供に見返りは期待できません。
ここが私の試練です。
この考え方を変えていかない限り、きっと楽しい子育てライフは送れないことでしょう。
離乳食が始まってもこの悩みは落ち着きませんでした。
せっかく時間をかけて作っても、口に入れた途端「ベェ~」っと吐き出してしまう…あれにはがっかりです。
手間をかければかけるほど、逆襲にあってしまうので、「手間をかけたからって食べるとは限らない」というのを学びました。
意外と手抜き料理のほうが、おいしく食べてくれることもあるんですよね。
子供が喘息で入院したときもつらかったし、大きくなればなるにつれて育ってくる親への反抗心。
何が大変勝手、この怒り、イライラ、ストレスをどこに向けて発散するのか、発散場所がないんですよね。いつもグッとこらえるに一苦労でした。
人を一人育てるのは大変です。
イライラが止まらなくなった時 私の気持ちの切替方法
イライラしても子供には絶対に見せない
これが私の子育てのテーマです。
いやぁ…これがなかなか難しいんですよね。
イライラするのを辞めることができたら手っ取り早いんですけど、それができないのが私です。
そんな時、私はどうしたのかをいくつかご紹介します。
相手に「求めない」気持ちを忘れないため、この本を読んだ
ある時から私は、相手に「求めない」ことにしたんです。
ある人生の先輩からいただいた本です。
⇓求めない 加島祥造
現代語訳「老子」がベストセラーになっている詩人・アメリカ文学者の加島祥造氏が書いた詩集です。
詩なのですぐに読めてしまうんですが、1字1句を丁寧に嘗め回すように噛み砕くように読んでいくと、心にしみます。
この本の題の通り、相手に求めないんです。
自分が勝手にやっている、やりたいからやっていると思うようにするのです。
無償でやるからこそ、自分自身が幸せな気分になれるのです。
これをイライラしてしまった日の夜に読んで、心を浄化しています。
これ、子供だけでなく旦那にも「求めない」ようにすると、家庭円満になると思うんですよね。
一人ベビーシッターごっこをする
子育てが「私の仕事・義務」だと思い込んでやる時もあります。
他これも効果的です。
自分は時給1000円のベビーシッター。
主人からお預かりしているお子様をお世話させていただいております…。
というような気持ちで家事や子供の世話をします。
まるでベビーシッターごっこのようですが、「仕事」だと思うとそんなに腹が立たなくなるのは何故でしょうか。
少々の粗相も「あらあら~♡」で済ませることができます。
私事ではありません、なにせ仕事ですから。
根っからの仕事好きな私にとっては、最高の方法です。
その場を一旦離れる
特に子供がずっと泣いてしまっているとき。
あやしても言い聞かせても、どうしたのか聞いてもずっと泣き止まないことがありますよね。
そんな時は少しの時間、その場から離れてみましょう。
泣いている間は呼吸をしているという事ですから、少々離れても大丈夫です。
むしろ泣いていない方が危険なこともあるので、泣き声が聞こえる範囲にいてください。
何をしても子供が泣き止みません。
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イラっとしました。
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その場から一旦離れました。
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「ママ~」と言ってきたらしめたもの。思いっきり抱きしめます。
そうすると一瞬でも「イラっ」とした自分がバカみたいに感じてしまいます。
「そんな些細なことでイラっとして、私はおかしいんじゃないか?子供に怒らなくてよかった…」と思います。
この「一旦離れる」という行動を入れるといれないのとでは、とても違います。
離れるということは全身を動かすということ。そして呼吸を整えるということ。
イライラすると無意識のうちに呼吸が浅くなっているものです。
それをいつもの状態へ戻す効果があるんですね。
子供が5歳になった今でもそうですが、「これはやだ~」「あれはやだ~」と言い張る子供に「!!!」と思うことがあります。
でもこの方法で怒鳴らずに済んでいますね。
その場を離れる…と書いていますが、私は一体どこに行っているのでしょうか。
それは…
トイレです。
トイレでおケツ出してますΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
実は便座のヒンヤリ感で頭も冷える…という…。
まあ、おケツは出さなくてもいいんですが、トイレは密室なので心が落ち着きますね。
※その場を離れるときは、転落防止のため窓は鍵まで閉めること、危険なものがないかを確認してから離れるようにしてください。
呼吸を止める
どのくらい呼吸を止めることができますか?
私は1分ちょっといけます。
実は呼吸を止めると、その後沢山の息を吸う事になります。
これが良いリフレッシュになるんですよ。
よりリフレッシュするためのコツは、限界まで息を止める事です。
そしてゆっくり息を吸い込んでください。
全身に酸素がいきわたり、浅くなっていた呼吸も元通りになりますよ。
イライラしてるとき、緊張しているときって呼吸が浅くなっているんですよ。
思いっきり空気を吸い込むと。体中に酸素が行きわたって少し気持ちが落ち着きます。
ため息もストレス発散に少し役に立ちます。
思いっきり息を吐き出すため息の後は、空気をたくさん吸い込みますよね。
これを思いっきりやってみるのも効果的です。
アンガーマネジメント 6秒のルール
怒りのピークって6秒も続かないんですよ。
この6秒さえ我慢すれば、怒りはだんだん落ち着いてくるんです。
なので、この6秒を黙って乗り切るために、6・5・4・3…とカウントダウンをしてみたり、深呼吸を繰り返してみたり…。
不思議と心が落ち着いてくるものですよ。
自分が忙しくてイライラするのでは?そんな時は完璧主義をやめる
仕事ができる女性というのは、作業時間を気にしています。
もし子育てや家事にも作業時間を意識しているのであれば、それは直ちにやめた方がいいです。
確かに、早く家事を終わらせたい、早く子供を寝かせたい、早く…早く…を意識してしまいがちですが、そんなの一切やめてしまいましょう。
例えば、家事のTO DOリストを作っている人もいますが、リストをこなす時間がないのが原因で子供にイライラするのなら、そんなもの捨ててしまってください。
予定も入れなくていいので、手帳も燃やしてしまいましょう。
スマホの電源も切っていいでしょう。
すると、たちまち何もすることがなくなります。
でもそれでいいんです。
私の場合、一番の障害がスマホだと気が付きました。
ゲームもTwitterも楽しくて、暇さえあればスマホをいじっているのが子供にイライラする原因の一つだったんです。
私の邪魔をするなって気持ちが強く出ちゃうんですよね。
なので、やりだしたら止まらなくなってしまうアプリはすべて削除。
昼間は絶対に触らないようにし、見ていいのは夜9時以降にしました。
これが、子供にイライラしなくなった解決法で一番効果があったものかもしれません。
家にいるから家事は完璧にって思ってしまうかもしれませんが、家事よりも大事なのは子供の命を守ることです。
子どもを1日無事に過ごさせるだけでもすごいことなので、立派に仕事をこなしています。
家事は必要最小限で充分。
掃除や洗濯は3日に1回でいいし、食事は食材宅配を使っても良し。
1年後には職場復帰して猫の手も借りたくなるんですから、会社に言っているであろう時間は子供の為だけに使ってあげてください。
きっと心の余裕がうまれてくるはずです。
気持ちを切り替える訓練をしよう
特に辛いのは育児休暇中です。
育児休暇中は子供とベッタリ過ごしますよね。
2人きりの生活の中では、どうしても「イラっ」とすることはありますよね。ママの逃げ場もないですし。それはみんな同じです。
問題はイラッとしてからどうするかなんです。
一度子供に八つ当たりをしてしまうと、常習化してしまう可能性があるのが怖いところです。
歯止めが効かなくなるんです。
エスカレートしていくと虐待という悲しい事態になる可能性だってあります。
絶対に赤ちゃんに対してイライラをぶつけるのは堪えなければなりません。
これを乗り越えられれば、仕事でもおおいに役に立ちます。
うちの主人は、子供ができる前までは職場でよくキレる人でした。
でも子供が生まれて何年か経つと、職場でムカつく人にもキレなくなったと言っています。
我慢強くなったんですよね。
色々な人がいる会社、我慢強さは大きな武器です。
あとはそのストレスの発散方法を訓練すれば、人間関係は良くなっていくに違いありません。
そのためには、気持ちを切り替える訓練が必要です。
私は、嫌なことや印象に残ったことはずっと引きずるタイプで、それが自分自身の嫌いなところの一つでした。
つまり気持ちの切り替えがスムーズに出来ないということです。
これは、そのあとの作業にも支障がでるくらい(嫌なことがあったら、仕事中でもフッと頭の中に出てきてしまい、作業が止まるくらい)なので、何とかしたいと思っていました。
子供と一緒にいると、予想以上に自分の思い通りにならないものです。
そのたびにイライラしていたら子供に悪影響ですし、私の精神も疲れてしまいます。
イライラって結構体力を消耗するんですよ。
イライラしている時は時間が長く感じますし、どっと疲れませんか?
なので、社会復帰した時の練習として気持ちの切り替えの練習(例えば会社員から主婦への切り替え、仕事からママへの切り替えの練習)にしようと思いました。
いつまでも気持ちを引きづらず、すぐに気持ちを切り替えて次の行動へ移る、という訓練です。
これがスムーズにできるようになれば、人間としてレベルアップできますよ。
自分に合った、うまい気持ちの切替方法をみつけてみましょう。