育児をする旦那に育てるために!まずは家事の分担から始めましょう
子供ができたら、旦那さんの協力なしでは家は回っていかないと思っていただいても過言ではありません。
特に、周りに協力してくれる方がいないのだとすればなおさら。
ママ一人で家事や子育てをまわしていくには、かなりの精神的負担になります。
しかし、残念ながら私たちの親世代は男性が家事をするようにはしつけられて来なかった方が多いです。
まさか女性が社会進出し、バリバリ働く世の中が来るなんて思ってもみなかったのでしょう。
そんな親に育てられた男の子ももちろん家事をしないのが当たり前、という感じなのでしょうか。いや~!このご時世それでは困ります。
私の周りの男性たち 家事の考え方は?
主人の育った家庭は、お母さんが専業主婦で子供が男ばかりということもあり、家事は一切やらずに育ってきました。
一人暮らしをしていた時期があったのが救いで、その時の家事の経験が私の家事の負担を軽くしてくれています。
ただ、家事をやってくれるのはうちの主人だけで主人の兄は家事や子育てを一切していないようです。
本人にインタビューしてみたところ、家事の仕方がわからない、やりたいのは山々だけど、自分は仕事で疲れているからやらないとのこと。これじゃあ使い物になりませんね。
私の実家はというと、父は家事が趣味のようなもので、掃除と洗濯物をたたむのは「父の仕事」というか「父の趣味だから手を出すな」みたいな環境でした。
趣味の一環やっていますので、世の男性たちもみんなやっているとは思いませんでしたが、私は男性が家事をすることに関して抵抗が全くなく、むしろ男性もやりましょう派です。
家事って考えようによっては良いストレス発散になるはず
洗濯物を干したり畳んだりするのは、ピシッとできたら気持ちいいですし、晴天の時に干せたらスカッとしませんか?
料理をするときは、野菜を刻むことはストレスを刻むのと同じでストレス発散に効果がありますし、無から有を生み出すことは想像力が必要で、それが上手に出来た日には喜びもヒトシオです。
掃除も、掃除機をかけた後のゴミの量がすさまじいと「やってやったぞ!」という気持ちがわいてきます。
しかも家族(ママ)も喜ぶのです。
子供も、夫婦揃って家事をする姿を目にすることになりますから、将来「家事をするのは当たり前」という無言の教育にもなります。
どう考えたって良いことづくめなんですが、この家事の楽しさをどうにかして旦那に伝えたい!さてどうしましょう。
何もしない旦那に怒りの臨界点突破する兼業主婦続出
主婦のストレスの大半は旦那という家庭がなんと多い事か。
最近は女性の社会進出で、結婚や出産で仕事を辞めたくないと思ている女性も多いですし、不況ということも相まって、共働きの夫婦が増えていますよね。
それに伴って、以前とは夫婦間での常識も少しずつ変化してきています。
「うちの旦那さんはどこか家事・育児は女がするものと思っている節がある」というご家庭はありませんか?
「はじめは協力すると言っていた旦那が、現実では私がほとんどの家事・育児をこなしている」という兼業主婦の方は多いんです。
お悩み掲示板などをみると、本気で怒っている方がなんと多いことか。
みんな、同じ悩みを抱えているんですね…。
男性の家事への考え方をガラッと変えさせる方法
男性にも積極的に家事をしてもらうため、まずは今持っている「家事に対する考え方」をガラッと変えさせる必要があります。
マイナス思考になってしまうと、どうしても「家事なんてやる必要ある?」「家事は罰ゲーム」という考え方になってしまいますよね。
まずは、家事はやらないと仮定が回らないんだという事を理解してもらう必要があります。
他にも色々と方法はあります。
相手も立派な大人、社会人です。
話せばわかってくれるはずです。
夫婦の収入は家族の収入と分かってもらう
旦那さんの兼業主婦への理解を得るためには、「妻の収入も家計に入れている」ということを分かってもらう事は大切です。
自分の方が役職が上だから、という理由で家事をしない男性もいるみたいです。
子供の進学や、マイホーム購入資金、病気の治療費など、大きな出費がある時は妻の銀行口座から出すのだということをきちんと理解してもらうことは大切です。
もし兼業主婦の稼いだ収入は兼業主婦の物にするんだったら、家事は分担せずに兼業主婦が全部やるべきです。もし私が男性の立場だったら、人生やってられません。
家事を分担したいのなら、まずお金の面も男性と同等にしなければ、説得力がありませんよね。
兼業主婦がほとんどのお金を生活費に回したり貯金をしているのであれば、堂々と家事分担は宣言するべきです。
それでも旦那さんがダダをこねるようであれば、家計簿を見せてやればいいですよ。
2人の収入、そこからの生活費、貯金額、お互いのお小遣い。
男性は数字に弱いです。
数字は嘘をつきません。
家事リストを作成して旦那さんに見せる
「家事は全部主婦がやれ」という旦那さんは、もしかしたら家事の大変さを知らないのかもしれません。
仕事を持っている主婦だけでなく、専業で主婦をやっている方の旦那さんも家事を当たり前にする時代です。
それだけ、家事をちゃんとやるとなると仕事量が半端ではないという事がわかります。
なので「家事・育児することリスト」を作り、旦那さんに提案してみるのはいかがでしょうか。
毎日やる家事ってこんなにあるんですよ!
多い…多すぎる…。
これだけじゃない、毎日でなくとも、週に何回かはやらなければいけない家事だってあります。
それらを全部書き出し、各家事の所要時間を記入しておくんです。その方が家事をやらない人には分かりやすい。
そして「私はこれを全部やるのは無理です」と伝えます。
会社で立派に仕事をしている旦那さんであれば、このリストを見れば「あれ?意外と家事って時間がかかるもんなんだな」と思うでしょう。
分かってもらえるようだったら、家事の分担を提案するのです。
子供の世話すればするほど、子供から認められることを教えておく
子育てから遠ざかると、家庭内で疎外感が生まれるということを教えていくとよいでしょう。
俺の席がないのは当たり前、子供たちが育ってきたら仕事から帰れば「もう帰ってきちゃったの?」それまで楽しくしていた会話が途切れ、それぞれの部屋に去っていく…
こんな将来は嫌ですよね。
私の主人も、最初は家事を全然やりませんでした。
というか、私が「良い妻であろう」と、家事を全部やっていたんですよね。
しかし、だんだんとほころびが出始めます。
子供が全然主人になつかないんですよね。
家に帰ってきたら主人の顔を見るなり泣き出し、なにかあった時もすべて「ママ~」。そりゃそうです、子供の世話は私が全部しているからです。
主人も子供がだんだんと嫌になっているような、そんな雰囲気を醸し出していました。
そこで私が取った行動は「主人の休日に仕事をいれる」です。
主人の休日の日曜日はほとんどに仕事を入れて、絶対に主人が子供の面倒を見るしかない状況にしました。
すると主人は、毎週のように大型ショッピングモールに子供を連れていくようになり、それは私が自宅で仕事をするようになった今でも変わりません。
おかげで、子供と良好な関係が築けています。
旦那様が子供の世話をするというのは、ママが楽をするためだけのことではありません。
旦那様ご自身の、子供からの信頼を得るためのものなのです。
その気になったら…旦那さんに家事を任せる指導方法
旦那さんが家事に興味を持ったら、今度は指導方法です。
一人暮らしの経験があれば、何となくわかっているとは思いますが、中には「全くやったことがない」なんていう、今の時代超レアな方も少なからずいます。
その時の指導ポイントをいくつか挙げておきます。
たった一つでもいい!少しづつ家事を分担していこう
毎日やるものを1つからでもいいので、少しづつ始めてもらいます。
得意そうな家事をお願いするのもいいですね。
例えば、うちの主人は洗濯を干すのは嫌いじゃない様子なので、休日の時は丸投げします。
毎日のゴミ出しでも構いません。
燃えるゴミの日であれば、ごみをまとめて玄関先に置いておく、段ボールの日なら紐でくくって、資源ごみの日ならカントペットボトルなどを分別した状態で置いておきます。
手慣れてきたら、分別やゴミまとめもお願いします。
本当は自分が苦手な家事をお願いしたいのですが、それは様子を見ながらです。
男性が家事をすることは、その家庭に旦那さんの居場所をつくることと同じです。
よく「家庭に居場所がないから帰りたくない」なんてインタビューで言うサラリーマンをみかけますが、私はそれは家事を積極的にしていないで奥さんに任せっきり、そんな旦那さんに愛想つかされているからじゃないの?自業自得だと思っています。
そのことを分かってもらえるといいんですけどね~。
一緒に家事を楽しむ
料理、洗濯物干しなどを夫婦で一緒に楽しんでみるのはどうでしょうか。
日頃の忙しさでなかなか相手を出来ない旦那さん、実は寂しがっているかもしれません。
そんな時に、一緒に洗濯物を干しながら、ご飯を作りながら日頃の出来事を語り合ってみてはいかがでしょうか?
家事ははかどるし旦那さんの考えていることや日頃のことなどを聞くことができます。
お互いが楽しめることがなによりですね。
あ、相手の作業手順とか方法に口を出さないように。
会話は日常会話をするのがポイント。
お互いが「楽しい」と思う事が大切です。
寛大な心で、旦那の家事を見守る
誰かがやった家事になると、ついついあらが見えてしまうことはありませんか?
掃除を頼んだのにリビングの隅にはまだ綿ぼこりが……。
お皿洗いをやってくれたのはいいけれど、お皿の裏にまだ汚れが……
など、ついつい一言文句や嫌味を言いたくなることもあります。
また、洗濯物の干し方一つをとっても、人それぞれのやり方があるものです。
旦那様と自分との流儀が違う場合、つい「そうじゃなくて……」と口を挟んだり、自分のやり方を教え込もうとしたりするべきではないと私は考えます。
そのかわり、私のやり方に口は出さないでほしいです。
育った環境が違った2人なんですから、考え方だって家事の仕方だって違うのは当たり前です。
結果が良ければ、その中途過程はどうだっていいわけです。
洗濯は綺麗になればよいわけだし、ご飯は食べられればよし。そのくらいの寛大さをもって接するとこちらも気持ちが楽になります。
むしろ、旦那さんの家事の仕方を見て、こちらが勉強になることもありますよ。
社会人は褒められることが少なくなるから嬉しい
実は私、本業は講師の仕事をしています。
生徒さんはほとんどが大人の方。
そこで感じているのは、大人は褒められることがまずなくなるということです。
それって旦那さんも同じです。
私はよい所があったら、どんなに歳が上の方であろうと口に出します。
「〇○さん、これ、素敵!」「さすがですね~!」
喜んでくださいますね。やっぱり歳がいくつになっても、褒められるって嬉しい事なんです。
いや、歳を取った方のほうが嬉しさは倍増なのかもしれません。
それは普段褒められることがないからです。
いまは「褒めて伸ばす」という教育法が主流だから、褒められ慣れた子供よりも大人の方が効果は高いかもしれません。
これって旦那さんもそうですよね。
会社で褒められるなんてほぼないでしょうから、きっと家事の事で褒められると嬉しいんじゃないかしら?と、うちの旦那にも要所要所で褒め攻撃しています。
「いつ見ても洗濯物を干すのが美しいわぁ。アイロンいらずだよ」
「さすが、男だね(力仕事後)」
本当にそう思ってますよ、社交辞令じゃありません。
相手の仕事には手をださない
1度お願いすると決めたのであれば、その家事はもう旦那さんの仕事。
たとえ中途半端になっていたとしても、妻が手を出さないようにします。
それじゃあかわいそう、たすけあいの精神で…
と、私は主人がいつまでたってもやらない家事に手を付けてしまったことがありますが、それ以来、主人はその家事をやらなくなってしまいました。
下手に手を出すと「どうせ妻がやってくれるから」と思ってしまうようです。
それではいつまでたっても家事をやってくれません。
それ以来、私は徹底的に放置することにしました。
時間はかかりましたが、今では朝一番にその家事をやってくれるようになりました。
平日と休日で分担の割合を変えても良し
急に「家事の負担を半々で」と言っても100%無理です。
しかも平日は、今まで仕事のことだけ考えていればよかった生活が一変します。
自分がもしそうなったら、ますます家事が嫌いになってしまいませんか?
まずは休日の家事からお願いしていくとスムーズにいくかもしれません。
最初は休日に何か1つだけ家事を分担し、それに慣れてきたらだんだん増やしていきます。
さらに慣れて生きたら、平日にも一つ何か分担し…と徐々に増やしていくのです。
例)
休日の洗濯物干し
⇩慣れてきたら追加
休日の洗濯物取り込み&片付け
⇩慣れてきたら追加
休日の掃除
⇩慣れてきたら追加
平日のゴミ出し
⇩慣れてきたら追加
平日の食器洗い
こうやって徐々に増やしていき、休日は分担が半々、もしくは旦那さんの方が多くなるようにしていくと良いでしょう。
子供が生まれる前に!まずは家事の分担から始めよう!
私は「男性の方が、実は家事が得意なのではないか」って思うんですよ。
男性みんながみんなそうではないですが、こだわるととことんこだわる性格の方が多いように思うんです。
女性はどちらかというと色々な事をそつなくこなす感じです。広く浅く、といった感じです。
だから男性にも家事の中でなにか楽しみを見つけさせれば、とことんやってくれるのではないでしょうか。
冒頭で話した通り、私の父は洗濯物をたたむのが趣味です。
洗ったり干すのはしないけれど、彼に洗濯物をたたませたらすごいですよ。
手アイロンして、コロコロまでかけますからね。
うちの主人はというと洗濯物を干すのが得意。これは結婚当初からです。
そこから広げていって、今は布団に手を出しています。
布団の乾燥とレイコップは彼の担当です。
当てにしているので布団には私は一切手を出しませんし、口も出しません。
このように得意分野が一つでもあると、そこから広げていくこともできるんですよね。
いきなり「これ全部やれ」は酷な話ですが、長期計画で出来る事をどんどん増やしていくといいのではないでしょうか。
これからの子育ては小さいころから「家事をするのは人間なら当たり前。働かざる者食うべからず」精神を教え込みたいものです。大人になって大変だからです。
家事をする大人の背中を見せれば、自然に身についてくれるのではないでしょうかね。
期待してます。
子供が生まれると、ママは小さい赤ちゃんに付きっ切りになります。
特に初めてのお子さんの場合、ご主人様は何をどうしたらいいか全然わからないですよね。
ママも同じですが。
そんな時は家事をやってもらうのが一番です。
子育ては、子供に慣れてきたらでいいのです。先にママが試行錯誤して、効率の良い方法を後で旦那様に教えてあげます。
家事なら今までと変わらない仕事。
だから、旦那様に出産前に家事を仕込んでおきます。
「子育てだけに専念できる」というのは、かなり楽ですよ。
番外編:なぜ家事は女性がやるの?
わたしは「協力」という言葉も、どこか「女性が家事をするのを手助けする」みたいな印象で好きではなく「分担する」という言い方の方がしっくりくるんですがいかがですか?
男は仕事、女は家のことをするものだという風潮は、男性のみならず今でも強く賛同する女性がいることもあり、これだけ働く女性が増えてきたと言っても根強く残っていますよね。
ただこれは、自分の稼ぎだけでしっかり家族を養える男性が言うから成り立つ言葉です。
つまり兼業主婦には当てはまらないのです。
男性が仕事をして稼いでくるから、女性は家事・育児をしてくれないかと頼み、それを女性が承認するから成り立つことであり、家計の問題で共働きしなければならない女性に押し付けるようなことではありません。
「旦那の稼ぎだけでも成り立つが、女性の希望で仕事している」という場合、旦那さんは「自分のわがままで仕事してるんだから家事は全部やれ」なんて冷たいこと言われる家庭もあるようです。そんなこと言われたら悲しいですけど…。
しかし少なからず奥様の稼ぎの経済面での恩恵は旦那さんもうけているはずです。
それに男性だって主夫になってもおかしくない時代なんですから、そもそもの「女=家事 男=仕事」が、女性が仕事をしている時点で成立していないのです。
女性だけが家事・育児をしなければならないというのはそもそも道理に合っていません。
二人で話し合って、納得できるなら女性側の家事分担が多くても良いでしょう。
しかし、妻が納得していないのに男性が負担を強いてくるのはおかしいことです。
納得していないから、家事をしない旦那に腹が立つ、ということなんですよね。
外で稼ぐから家事をしなくてもいいという理論なら、少なからず女性が稼いでお金を家計にいれる場合男性も家事負担をしなくてはいけないということなります。
共働きの家庭で家事のことで理屈をウダウダこねている旦那さんの話を聞くと、はらわた煮えくり返ります。
もし旦那さんへの愛が冷めていたら「収入を超えて給与明細書と共に離婚を突き付けてやる」なんて考えてしまいます。
収入が多いから家事をしない?それは嘘
「俺の方が稼ぎが多いから、妻が家事をするのは当然」
友人Aの旦那さんはそう言っていました。
頭にきたんでしょうね。
友人Aは仕事を頑張り、旦那さんの収入を優に超えました。
「私の方が収入を超えているよ。だからあなたが言っていたように、家事は収入の少ないあなたがやってください」
その後どうなったか。
最初は渋々家事をしていた旦那さんですが、だんだんとやらなくなり「拘束時間は俺の方が長いから」「役職は俺の方が上だから」などと理由をつけ、結局友人Aが家事をすべてやっています。
結局、ただ家事をやりたくない、家事のやり方が分からない、それが根本的にあるんですよね。
やっぱり家事を楽しく思えるような指導をしたほうがいい
なんで家事はこんなにも「やりたくない仕事」になってしまっているんでしょう。
もしこれが「取り合いになるくらい楽しい仕事」だったらこんな問題は起こらないですよね。
家事を楽しむ方法はたくさんあります。
✅家事をしているときだけは音楽を聴いていいことにする
✅タイマーを使って時間制限を設ける
✅家事をやった分だけ、ビールを飲んでいいことにする
(1時間やったら1本、2時間やったら2本okなど)
✅家事グッズならお金を惜しまず使ってよい
などなど…。
やっぱり「つまらない」「やりがいがない」というのが家事を嫌がる原因にあるような気がします。
家事の指導は妻の腕の見せ所。
「楽しいものなのだ」というのを分かってもらえるようにしたいですよね!