痛みを感じるほどむくんでしまった!妊娠後期のむくみ
妊婦健診の時、必ずといっていいほど看護師さんから受ける「むくみチェック」。
それだけ妊婦さんはむくみがあるということです。
足首辺りをさわって「あら、むくみがすごいですねぇ~」と言われることもしばしば。
もしむくみが激しいと感じたら、何かしらの体からの警告と思ってください。
それくらい悪化には気をつけたい「むくみ」なんです。
むくみは、放っておくと血管が青く浮き出たり、静脈瘤(こぶ)になったりすることもあります。あまりむくみ過ぎると痛みを伴いますし、体重の増加も加わります。
私は、痛みを感じるほどふくらはぎがむくみました。
靴も入らないときもあったんですよ!
動きづらく、生活に支障が出てきてしまいました。
妊婦のむくみはどうしておこるの?
むくみが起こるということは、体になにか異変が起きているというサインです。
ではむくみとはどういった時にでるものなのでしょうか。
むくみとは、血液やリンパの流れが悪くなり、余分な水分がたまってしまっている状態です。
妊婦さんがむくみやすくなる原因は様々なのですが、中には一般の人にもあてはまる原因もあれば、妊婦さん特有の原因もあります。
そこで、妊婦さんに起こりやすいとされる、むくみの原因を探ってみましょう。
妊婦さんのむくみの原因
妊婦のむくみの原因は、一つだけではありません。
・体の冷え
・骨盤の内部の血流が多くなり、血液の戻りが悪くなる
・運動不足
・ホルモンの影響で体内に水が溜まりやすくなる
・栄養バランスが崩れる
・衣服などによる身体の締め付け
思い当たる事はありませんか?
例えば私の場合「子宮が大きくなることにより下腹部の静脈が圧迫され、足に血液が溜まる」ことと「運動不足」「栄養バランスが崩れている」の3つに心当たりがありました。
子宮が大きくなることにより、下腹部の静脈が圧迫され、足に血液が溜まるというのは妊婦ですから仕方がありません。
「運動不足」は、私の仕事柄1日中パソコンに向かっていることが多く、座ったら動かないということで運動不足に拍車がかかっているんですね。これは改善の余地あり。
そして栄養バランスが崩れているというのは、つわり明けは特にそうですが、なんでも食べ物がおいしくなってくると、ついつい自分の好きなものばかり食べてしまうんですよね。
というように、原因が分かればそれに合った対策を立てることができますよね。
妊婦のむくみを解消する私がやった4つの方法
私が実際にやってみて効果があったと思っているむくみの解決法はこれです。
✅塩分を控える
✅適度な運動
✅冷え性改善
✅自分に合った洋服を身に着ける
塩分を控えればむくみ解消!
塩分を多く摂取すると、体内にナトリウムが増えます。
人の身体には体内のナトリウム濃度を一定に保つ作用があるのですが、体内にナトリウムが増えると、これを薄めるために水分を多く取り込んでしまいます。
これがむくみにつながるんですね。
しょっぱいものを沢山食べると、のどが渇きませんか?
水が欲しくなるという事は、体が「水分が足りないわよ~」と言っている証拠です。
また自分で料理をする際には、だしでうまく味をつけ調味料を控え目にすると塩分の摂取を抑えることができます。
まずは1日の塩分摂取量はどのくらいなのかを、目で見てみることが大切です。
ちなみに妊婦の1日の塩分摂取量の理想は8g以下。
小さじ2杯程度です。
我が家にカップラーメン(ど○べえ)があったので塩分をみてみると、6gもありました。
気を抜いて好きなものを食べていると、すぐ塩分オーバーしてしまいますね。
妊婦の間は大好きなカップラーメンは控えたほうがよさそうです。
むくみ解消の為に適度な運動をしよう
妊婦さんは、おなかが大きくなると体重も増えますので動くのが大変になりますし、つわりなどで動けなくなることもあります。
出来るだけ動かないのが楽でいいのですが、しかしここぞとばかりにに全く動かないままでいると恐怖の、むくみがあらわれてしまいます。
なぜなら、筋肉の動きは血液が流れるためのポンプの役割も果たしているので、適度に刺激をしてあげないと宝の持ち腐れになってしまうからなんですね。
下半身の血液の流れを循環させる方法を考えてみてください。
重力に逆らって心臓へ血液を送り返さなければならないため、ふくらはぎなどの足の筋肉のポンプの働きがとても重要になってくるのが想像つきますよね。
買い物や検診のときなど、無理のない範囲でゆっくり歩くだけでもよい運動になります。
普段より体重が重くなっているわけですから、足枷を付けられて歩いているようなものなので、妊娠前の倍くらいの運動量になります。
つわりなどで外に出られないときなどには、時々姿勢をかえるだけでも血流をよくすることにつながります。
寝ているときに、足の下に高い枕を敷いて少し足を高く上げるのもむくみ解消には効果的です。
冷えは妊婦に大敵!
妊婦さんに限らず、身体が冷えると血流が悪くなりむくみにつながることはご承知の通りです。
3つの首(首、手首、足首)を温めると、身体全体がとても温まりますよ。
冬の時は外出時にはマフラーや手袋などで冷えの対策、夏場は会社でのクーラー対策ををしましょう。
就寝時にも首にタオルを巻いたり、足を温めるなどすると暖かくグッスリと眠れます。
身体を温める方法としては足湯もおすすめですね。
深めの洗面器などにぬるめ(37℃くらい)のお湯を張り、足をゆっくりとつけましょう。
即効性がありますから、すぐ体が温まりますよ!
冬場でしたら、私はこたつで足を十分に温めてからベッドに入っています。
他にもマッサージで足の血液の循環をよくすると、むくみの解消につながります。
自分の足をまざまざと観察できる良い機会になりますし「ベルタマザークリーム 」を使ってマッサージすると気持ちいいです。
むくめばむくむほど、私は気持ちよく感じています。
自分に合った洋服を身に着ける
妊婦さんはだんだんとおなかが大きくなってくるため、知らず知らずのうちに衣服で身体を締め付けている場合があります。
身体を締め付けていると血流が悪くなり、むくみがあらわれることがあります。
どのタイミングで洋服を「妊婦用」にするか、悩みどころですよね。
忙しい兼業主婦の方が洋服を見直すタイミングは、妊娠がわかり、つわりが始まった時は下着を(特にブラジャーはさっさと妊婦用にしたほうが、つわりの緩和になる)、つわりがおさまったらズボンを妊婦用にするといいでしょう。
あとは徐々に買い足していけばいいのです。
他にもたくさんある!妊婦のむくみ解消法
このほかにもたくさんの解消法があります。
まずは「足を高い位置に上げる」こと。
ベッドに横になった時、高く積んだクッションや掛布団の上に足を乗せます。
20センチくらい高くするのがコツです。
他に「カリウム」を摂取すること。
食事に関しては、塩分を控えることをお勧めしましたが、それと同時にカリウムをとると、余分なナトリウム(塩分)を身体の外に出してくれるんです。
とうもろこしたバナナ、メロン、納豆などに多く含まれています。
色々なことを試してみて、特に妊娠後期はむくみの悩みがバッチリ解消!という満足感はなかったです。
ただ、出産を終えると嘘のようにむくみが取れていました。
最後の出産から何年か経っていますが、あんなにむくみが強かったのはこのときだけです。
このむくみは、妊娠している人ならではの症状なのでしょう。
そう考えると、妊娠の威力ってすごいなあと思いますね。