お産の違いは?1人目と2人目でどんな違いがあるか?
1人目の出産、私は分娩時間は14時間かかりました…。
2人目の出産、同じく14時間です。
…あれ???
2回目のほうが分娩時間が比較的短く済む、という話は何だったんでしょうか。
私の場合はこの噂は当てはまらなかったということになりますが、一般的にお産は回を重ねていくにつれて楽になっていくというのは本当の事のようです。
1度出産を経験しているので、子宮口が開きやすい傾向があるからです。
一人目と2人目の違いといえば、お産の時間だけではありません。
最大の違いはお腹の子供の事だけを考えてはいられないということではないでしょうか。
上の子の面倒を見ながらつわりに耐え、体が重くなっても出産直前まで上の子の世話をしなければいけないのは、2人目ならではの経験ですよね。
他にも大変な事ってあるのでしょうか…。
2人目とはつわりが違う?私の体験談
二人目の妊娠では、「つわりが軽い」と言う意見もあるようですが、実際私が経験してみて大した差はない、これも個人差がとても大きいと思いました。
私の2人の子供は2人とも女の子です。
つわりの時期が上の子は真夏(しかも例年以上に暑かった!)下の子は真冬だった、ということを考慮しても、気持ち悪いものは気持ち悪く、スマホで「つわり いつまで」と何回も検索してガッカリしていたのは変わりませんでした。
2人目はつわりが軽いなんて大間違いだ!と心の中で叫んでグッタリする毎日です。
つわりでの食事の変化
食に関して2人とも共通していたのは、牛肉はまったく受け付けなかったことです。
これって性別が関係しているって話もありますよね。
つわりの時期は牛なんて人間が食べるものではないとさえ思っていました。
でも、出産を終えると焼き肉は牛しか食べないんですよね。これがつわりマジック。
他はつわりに共通点はなかったですね。
1人目の時はお菓子(ポテトチップスは特にお気に入り)、塩おにぎり、白菜のお浸し、マックのポテトで生きていました。
そして常に何か食べていないと気持ちが悪くなる状態でした。
2人目はトマト、かけうどん(熱々が好み)、甘いスイーツ(洋菓子も和菓子もOK)、果物を好んで食べていました。
妊婦さんがよく好む「マックのポテト」は、2人目の時は食欲をそそられませんでしたね。
砂糖がたくさん入った甘いものが好きになるのは予想外の展開。
2人目は食べると気持ち悪くなり、食べないでいる方が楽でした。
このようにつわりは個人差が多く、一概に2人目だからと言ってつわりが軽いと言えるものではないようです。
人によって、「1人目はつわりが全くなかったが、2人目はつわりが酷かった」と言う方もいれば、「1人目は吐きづわりだったけど、2人目は食べつわり」だったと同じつわりでも症状が異なることもあります。
はたまた噂通りに「2人目のつわりは楽だった」という人もいれば、2人ともつわりはなかったという人もいます。
つわりは医学的にも解明されていない部分も多く、一人目だから、二人目だからと言って、こうと決めつけることは難しいようです。
ですが、一度経験済みという経験値が高いのは確実に2人目のほうです。
知識があるので対処法も色々思いつくし、なにしろ上の子の世話もあり、正直「つわりで寝込んでいる暇はない」というのが本音ではないでしょうか。
その忙しさから、本当はつわりはきついのだけど気が紛れていた、または気が付かなかったということもあるみたいです。
私の母は、忙しさのあまりつわりに気が付かなかったんです。
陣痛から出産まで 私の違い
1人目より2人目の方が子宮口や産道の開きが早く、一般的には経産婦の方がお産のスピードが速いと言われています。
分娩の時間に関しても初産の時と比べ、半分ぐらいの時間で出産を迎える方が多いようです。
そのことを真に受けて明るい未来を想像していた私ですが、現実は違っていました。
私の場合、1人目の出産の時と苦しむ時間はさほど変わることなく、むしろ「経産婦だから早いよ!もう少しだ!」「子宮口が3センチ開いた!あとは経産婦だから早い!」という看護師さんの言葉を信じれば信じるほど、裏切らましたね。
痛みはついているのに、先に進まないんですよ、これが。
結局のところ、子宮口が全開にならなければ産まれないわけで、なかなか全開にならない私に先生が「経産婦なのにおかしいなあ…」そして「ママのやる気が足りないんじゃないか」と言う始末。
経産婦らしい出産といえば分娩台に乗ってから早かったことくらいです。
10分もいきんでないんじゃないかな?
いきむコツを覚えていたのでツルンと産まれました。
経産婦としての感想…。
初産並みの苦しみでしたね。
ということで、2人目は比較的お産の進みは早いとされていますが、これはつわりと同様に人それぞれです。
確実に1人目と違うのは、2人目の出産となると、出産の準備やお産の流れも把握しているので準備は万端ですし、これから自分の身に起こることは1度経験済みですので心の余裕もあります。
しかし経験しているからこそ、考えてしまう、想像してしまう、思い出してしまう時間が多く、出産の痛みに真っ向から向き合おうとしてしまうのです。
それで恐ろしくなったりすることもあるでしょう。
でも考えてみてください。
つわりは2・3か月以上もの長い期間辛かったですが、陣痛や産みの苦しみはたった1日で終わってしまいます。
つわりで長期間苦しむよりは、期限が短いし、終わりがすぐそこにあるので全然マシだと私は前向きに立ち向かいました。
後陣痛の違い
出産後、子宮が元の状態に戻る時に感じる痛みが「後陣痛」と呼ばれるものです。
初産では感じない方も多いのですが、経産婦になるとこの痛みを強く感じる方が増えると言われています。
私の場合、初産のときは後陣痛を感じませんでした。
人生で初めて後陣痛を感じたのは2人目を出産して初めての母乳をあげた時。
子宮がギュ~っとゆっくり締め上げられるような痛みを感じました。
でも安心してください。つい先日の陣痛に比べたら超かわいいものです。
あの痛みに耐えられたのだから、後陣痛なんか怖くありません。
そして、後陣痛は痛み止めがあります。
耐えられないようだったら看護師さんに言えば痛み止めをくれますよ。
後陣痛のは子宮の回復を促すための大切なものです。
特に母乳をあげている最中に痛みを感じることが多かったのですが、かわいい我が子が自分の胸に一所懸命吸い付いている顔のかわいさで帳消しです。
体重変化の違い
2人目を出産の後は体重が戻りにくいので、早めにダイエットを始めましょう…そんなことを聞いたことはありませんか?
これは本当のことです。
ではなぜ2人目の産後はなぜ体型が戻りにくかったり、体重が増えてしまうのでしょう。
それは、1人目を産んだ時より自分が歳をとっていて、基礎代謝が衰えてしまっているということが考えられます。
そう、いつまでも若くない、ということですΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン。
そのため、同じ運動量、同じ食生活を送っても、一人目は痩せたのに二人目はなかなか痩せないということになるのです。
それだけではありません。
一人目の時は子育てが初めての経験ですので右往左往してしまいます。
無駄な動きが多いのです。
しかし2人目となるといい具合に手抜きをします。雑になるといってもいいでしょう。
無駄な動きがなくなります。
そこで消費カロリーの差が出てきます。
例えば、私の初産の時にやっていた無駄なこと、それはお風呂。
お湯を張ったベビーバスをテーブルの上に置いてお風呂にいれていましたが、2人目はシンクの中でやってしまっています。
衛生面のことを考えてだったんですが、シンクで洗っていても今のところ問題はないですし、新生児のお風呂の入れ方を紹介するYouTubeの動画でも、思いっきりシンクでやっているものが多いです。
夜中のミルクも、その都度立ち上がって台所で作って…とやっていましたが、ミルク作成グッズ一式を寝床へスタンバイさせておけばよかったのです。
ミルクを冷ますのも、いちいち水で冷ますのではなく、ミルクを溶かすお湯は少しにして、あとは冷まし湯で薄めればすぐに飲ませることができます。
このように、手の抜きどころや楽な方法を知っているので「2人目の子育ては楽だ」と感じることが出来るんですよね。その分消費カロリーは減りますが…。
逆に消費カロリーの減りを増やすことができる、期待できることがあります。
それは1人目の子の世話も積極的にやるということです。
これは1人目の時にはできなかった運動です。
2人の同時子育ては大変なものがあります。
歳が近ければ近いほど、ママは家中を動き回ることになります。
洗濯物も増えますし、下の子の事を考えると掃除もこまめにしたいところです。
子供の世話だけではなく、必然的に家事も増えていきます。
それがダイエットになるわけですね。
そもそも、2人目のほうが体重管理がしやすいという事もあります。
私の場合、一人目はプラス12キロ増え、二人目はプラス9キロといったところでした。
妊娠中は「一人目の時より体重を増やさない」事を目標にし、検診に行って体重を計るたびに上の子の母子手帳とにらめっこをして体重を比べていました。
出産してからは二人目は完全母乳を目指し、暇さえあれば乳を吸わせていたので乳の出もよく、上の子の保育園の送り迎え(徒歩)の相乗効果もあり、産後2か月で元の体重に戻りました。
食事制限はしていませんが、食べたものの総カロリーはチェックしています。
もしかしたらそのことも、体重の戻りが早かった原因かもしれません。
子供が増えるたびに、自分が成長できる
先に言っておきましょう。
2人子育てをしながら職場に復帰するって、ハンパな覚悟じゃ勤まりません。
キツイです。
しかし、クソが付くほど忙しい分、子供の笑顔は最高の癒しに感じます。
多少のわがまま、許せちゃいます。
それに、兄弟姉妹で遊んでいるのを見ると「2人目を産んでよかったな」って思えます、絶対に。
私自身にも変化があって、仕事でつまずいてもすぐに立ち直れるようになりました。
(落ち込んでいる暇はないほど忙しいし、子供達の笑顔に癒されるから)
むかつく後輩がいても、腹が立たなくなりました。
(受け流し方を子供たちに教わった)
子供を持つこと=修行 なんてよく言われますが、ほんとそうですよ。
親の方が子供に鍛えられている感じです。