妊娠中の風邪には注意!予防は徹底的に!
妊娠中の病気は特に気を付けなければいけません。
本当は自宅に籠って大人しくしているのが一番安全なんですが、そんなことを言っていたら何もできなくなってしまいますよね。
特に兼業主婦の場合、外に出ないわけにはいきません。
そう、仕事があるんですもの。
電車に乗って通勤している妊娠中の方も多いのではないでしょうか。
電車の中は密室みたいなものですから、余計気を付けなければなりません。
すでにお子さんがいらっしゃるのなら、子供は菌の塊みたいなもんですから、子供と一緒に病気対策をしていきましょう。
もうこれは仕方のないことなのですから、これを機に予防策を身に付けちゃうといいですね。
子供たちにも身に着けさせるよう、毎日繰り返し教えると、そのうち言われなくても自分でやるようになりますよ!
妊婦の風邪の予防法はたくさんある!
風邪って簡単に言っても、いろいろな菌の種類があってそれぞれで症状が違うんですよね。
例えば「溶連菌感染症」と「アデノウイルス」は似たような風邪の症状で、恐らく私たちの子供時代ではどちらも「風邪ですね」って言われそうな症状です。
しかし、名前を見てみると分かるように、溶連菌は「菌」なので抗生物質は効きますが、アデノウイルスは「ウイルス」だから抗生物質は効かないというような違いがあります。
風邪になってしまってからでは遅いので、風邪にかからないようにまず予防をしっかりする必要があります。
では、どのような対策方法があるのか、具体的に見ていきましょう。
✅人が多い場所は避ける
✅うがい・手洗いは必須
✅栄養ある食事と、十分な睡眠
✅身体を温める
✅湿度を保つ
人ごみの多い所への外出はさける
妊婦さんの場合、他の人よりも身体の抵抗力が弱っています。
人ごみはいろんなウイルスがあります。
悲しいことに、強い感染症にかかっているのに(例えばはしかやおたふくなど)出歩いている人もいるんです。
なんという不届き者!なんて思うかもしれませんが、強い感染症って潜伏期間が長いものもあり、発症していないのに人にうつしてしまうことがあるんです。
これだともう防ぎようがありません。
ですから人の多い場所には近づかない、通勤の場合は、密着マスクをして予防することが必要です。
例えば年末年始の初詣、本当は安産祈願でもしたいところですが、ここはその気持ちをグッと抑えて、自宅にいた方が無難です。
買い物も気を付けた方がよいかも…
こじんまりとした商店などに買い物に行くのは良いですが、大型ショッピングモールなどの人の多い所は危険です。行きたい気持ちはすごくわかるのですが、それは子供が生まれてからでも遅くはありません。
そこで、家でも買い物ができる方法をご紹介します。
それが食材宅配です。
実は私も長年利用していて、本当は育児休暇が明けて仕事復帰したらやめようと思っていたのですが、あまりに便利だし商品や配送手数料が安いので、もうかれこれ5年以上続けています。
私が利用している食材宅配の体験談をこちらに書いています。
兼業主婦の宅配食材体験談 | 宅配食材のコープデリ歴5年の兼業主婦が体験談を激白!
コープデリ歴5年、兼業主婦の兼業主婦子と申します。兼業主婦を始めて、かれこれ6年が経ちました。正直「色々な出来事があったなあ」なんてハンカ…
私は買い物はすべてコープデリ(地域によってはおうちコープという名称)で注文、宅配をしてもらっていました。すべて玄関先に届けてくれるので、外出する必要がありません。
コープでは買えない物はすべてアマゾンで買います。
私はプライム会員なので送料・お急ぎ便無料なのですごく便利なんです。
注文した次の日には届くんですよ。
コープの他にも、夕食宅配に特化している「ヨシケイ」、こだわりの原材料だけを使用している「パルシステム」の体験談も書いています。是非参考になさってみてください。
うがい、手洗いなどをしっかりとする
うがいは、のどに入ったほこりやウイルスを洗い流してくれますし、手洗いは手のばい菌を洗い流してくれます。
私はこの手洗いうがい効果は絶大だと思っていて、うちの大姫様(6)が溶連菌・アデノウイルス・おたふく風邪にかかったときも、手洗い・うがいを徹底したからこそ私には感染しなかったんだと思い込んでいます。
病気の子供の部屋に入った後は、うがい、手洗いを必ずするようにしました。
普段もそうです。
家に帰ったらまずはうがい手洗い。
すぐに洗面台へ直行です。これは子供たちも同じで、もし手洗いをしたくないのであれば風呂にはいること、じゃないとご飯は食べられないんだぞ、という事を毎日繰り返し教えました。
そうすることで、風邪で熱を出す回数はかなり減らすことができたのではなかと感じています。
栄養のある食事と十分な睡眠をとる
栄養が偏った食事・睡眠がとれていないなど、生活習慣が乱れると疲れやすくなったり、身体の抵抗力が弱ってきます。
規則正しく過ごすことが、免疫力を低下させない秘訣です。
それに、規則正しく生活することになれると、身体の不調がすぐに分かるようになります。
毎日同じことを繰り返すからこそ気がつけるのです。
身体を冷やさない
妊婦の方は特に体を冷やす事によって胎児にもよくない影響があります。
普通の状態でも身体を冷やすと血行が悪くなる、身体の抵抗力が落ちるということがあるので身体をひやす事は風邪をひきやすくするということになります。
外気の温度の状態を見ながら、温度調節をこまめにしてみましょう。
少しでも寒いと感じたら身体を温めるようにしていきましょう。
湿度を保つ
喉を乾燥させないために鼻で呼吸をするようにしたり、部屋を50~60%の湿度に保つようにしておきます。
湿度を上げるために加湿器を使うのもいいのですが、実は濡れた布を干しておくだけでも湿度は上がります。
ただし、湿度が70%以上になると結露が発生し、それからカビの原因になりますので注意が必要です。
妊娠中に風邪をひいてしまった!私がやった対処方法
妊娠中の大切な時期に、関節が痛い…寒気がする…熱が出てきた…計ってみたら38度超え。
そうです。風邪です。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
妊娠中ですから薬を飲むことができないですよね。
しかし家事をしなければいけないし仕事もあります。
これは困ったものです…。さてどうしましょう…。
必死にネットで風邪の症状緩和するにはどうしたらいいかを調べまくったものです。
ここでは私が熱で苦しみながら調べた結果を記録しておきます。
妊娠中の風邪薬 市販のものはやめておいたほうがいい
風邪の症状を和らげるために、つい飲みたくなってしまうのが市販の薬です。
しかし、今は妊娠中です。
妊娠中に何らかの薬を飲むと、それが血液中を巡って胎盤を通過し、赤ちゃんの血液となります。
赤ちゃんは体が作られている真っ最中。
薬の強烈な成分を分解したり、体外に排出する仕組みは整っておらず、逆に正しい成長を妨げる可能性もあります。
もっとも重要なのが妊娠初期の段階です。
この時期は脳やら内臓やら、体の主要となる部分が成長しています。
ということは、まだ未完成なのに薬の強い作用を分解する能力がなく、最悪の場合それが赤ちゃんの正しい成長を止めたり間違った方向に行ってしまう可能性があるんです。
妊娠初期だけじゃない!妊娠中全般は市販の薬はやめて病院へ!
妊娠が判明しているなら市販の薬を飲むのはやめましょう。
もし妊娠を知らずに飲んでしまったとしても、病院の先生は「それは仕方がないし、もし飲んでしまっても、その後飲まなければ大丈夫」と言ってくださいます。
ただ、妊娠初期だけ注意すればいいってもんでもないんです。
実は妊娠32週目からバファリンやロキソニンなどの風邪薬や、熱さまし・頭痛の薬を服用すると、赤ちゃんの心臓に影響する危険性があると言われています。
自己判断は危険ですので、とにかく妊娠中は産婦人科で処方してくれる薬だけ飲み、市販のものは一切やめた方がいいでしょう。
私は妊娠したって頭痛はするので、よくカロナールを処方してもらっていましたね。
やっぱり産婦人科も色々な症状に対応して薬を出してくれます。
ダメもとで言ってみたスギ花粉の薬も、私の行っていた産婦人科にはありました。
⇩妊娠中にのむ市販の薬胎児への影響はこちらにまとめました!
妊娠中に風邪をひいてしまった私の対処法
さっさと病院に行けば良かったのですが、色々なことを考えてしまいます。
産婦人科に行くのは、待合室の他の妊婦さんにうつってしまうかもしれない。
近所のクリニックに行ってもいいけど、そこで違う病気をもらってきてしまったら…
っていうか身体がだるくて動きたくない…
なので、病院に行かないでなんとか治したいと思ったんですよね。
そこで私が試した風邪の症状を和らげる方法の数々です。
基本、やることは普通の風邪をひいたときの対処法と同じです。
🌸風邪をひいたときに私がやった対処法
✅のど飴をなめる
✅葛根湯を飲む
✅水を飲む
✅ビタミンを摂る
✅しょうが湯を飲む
のど飴をなめて喉の乾燥を防ぐ
喉の粘膜を守るのど飴は、医薬品タイプと市販品の両方がありますが、どちらでも赤ちゃんにほとんど影響はありません。
私は市販の「はちみつきんかんのど飴」をただひたすら舐めていました。
⇩はちみつきんかんのど飴
口の中がスッキリするし、咳も多少落ち着きます。
はちみつの中でも最も高級な「ローヤルゼリー」が配合されています。
砂糖、水飴、マルトース、でん粉分解物、キンカンペースト、果糖ブドウ糖液糖、果糖、はちみつ、ハーブエキス、ローヤルゼリー、ソルビトール、酸味料、香料、着色料(カロチノイド)、増粘剤(増粘多糖類)、乳化剤
病み上がりの職場でも一生懸命舐めてました。
食べなれるととてもおいしいし、
りんご味と白桃味もあります。
妊婦も飲める漢方薬「葛根湯」
妊娠中、風邪予防もしくは風邪ひき中でも飲める漢方薬が葛根湯です。
自己判断で市販薬を飲むことは良くありませんが、葛根湯だけは自宅でも飲んでもよしとしている病院も多く、産院自ら葛根湯を処方してくれる病院もあります。
漢方薬は普通の風邪薬よりもやさしく、自己治癒力を高める働きなどもあるので、妊婦さんにも安心して飲むことができます。
私の産婦人科は市販の葛根湯OKだったのですが、私が産婦人科の待合室にいた時にこんな患者さんがいました。
「風邪をひいたんだけど今から病院に行っていいか」という電話だったみたいなんですが、結果、その患者さんは症状を先生に電話で話をして、ご家族が漢方を病院に取りに来るという方法をとっていました。
これ便利ですね。
今度風邪をひいたらこの手を使って、主人に薬をとってきてもらおうともくろんでいましたが、そのまま風邪をひかずに出産を迎えました…。
水を飲んで汗を出す
たくさん水を飲んで代謝を良くし、身体をあたためて汗をかく!
古典的な方法ですが、妊娠中に関わらずこの方法は基本中の基本です。
熱を出すことで菌をやっつけ、風邪を治すものですが、熱が出ると汗も出ます。
汗が出ると脱水症状になりやすくなるので、こまめに飲むようにしましょう。
ビタミン摂取
ビタミン豊富なミカン、レモン、グレープフルーツ、きんかんなどのかんきつ類、風邪の時に摂取するとすごくおいしく感じるのは何故なんでしょう。
それは体が欲しているからなんですよね。
子供の場合を考えてみると分かりやすいんですが、子供って本当に体が必要としている食べ物しか食べないんですよね。
特に熱で弱っている時なんかはそうで、どれだけグッタリしていても食べられるものはあるんですよ。
うちの大姫様(6)、オレンジジュースだけは、食欲の出ない「おたふく風邪」の時も「溶連菌感染症」の時も「アデノウイルス」の時も欲しがりました。果汁100%のオレンジジュースです。
普段は飲み物と言ったら牛乳なんですが、その時はとにもかくにもオレンジジュースです。
私も娘と同じく100%のオレンジジュースを飲んでいました。
しょうがで体を温める
新陳代謝を上げてくれて発汗作用があり、疲労回復にも役立つしょうがは是非摂取したいところ。
しょうがを食べるのと食べないのとでは、汗の出方が違います。
風邪の時だけでなく、冬の寒い時期にも使う事ができます。
私が愛飲していたのがこれ。
⇩国産100% しょうが本くず湯
熱湯を入れてかき混ぜるだけです。
甘めに仕上がっています。
熱は1日で下がった!自力で治すのも悪くない
1日で熱は下がりましたね。
やれることは全部やった、という気がしています。
このころはちょうど仕事が忙しい時期で、休めるのは1日が限度でしたので必死でした。
何が一番効いたのか考えてみたんですが、やっぱり「暖かくしてグッスリ寝る」というのが一番良かったんじゃないかなと思います。
2番目はオレンジジュース100%ですかね。
風邪に直接効いたという根拠はないんですが「飲みたいと思ったものが、その時の身体がひつようとしているもの」だと思うんです。
ただ、今回はたまたま1日で治っただけなのかもしれません。
つらいようであれば、必ず病院に行きましょう。