子どもが溶連菌に!会社どうしよう!働くママの苦悩…
溶連菌感染症
大姫様(長女)が保育園に行き始めてから初めて聞いた病名でした。
今はもう小学生になったよ!
病院の先生が「あ、これは溶連菌ですね…」とおっしゃった時、「よ、よう?」と聞き返しちゃうほど無知だった私。
もしや生きるか死ぬかの重篤な病気なのではないかと冷や汗をかきました。
そんなわけで、溶連菌感染症について詳しく調べてみることにしました。
本記事では、溶連菌に感染したときに私が娘にしてあげたことを記録しています。
溶連菌感染症とはどんな病気?
溶連菌感染症とは、その名の通り、溶連菌に感染して起こる病気です。
A群β溶血性連鎖球菌という細菌の感染によって起こる病気の総称です。
高熱と喉の痛みで始まり、赤い発疹が全身に広がります。
初期症状はかぜに似ていますが、抗生物質での治療が必要になります。
溶連菌という名前はあまり聞きませんが、菌そのものはよくいるありふれた細菌のひとつなんですって。その辺にウヨウヨいます。
溶連菌の症状
溶連菌は赤ちゃんが感染することは比較的少なく、幼児や学童が中心です。
最初は39度前後の急な発熱で始まります。
のどを見ると赤く腫れているのが素人目にもわかります。
喉の痛みも強く、吐きけや嘔吐、頭痛、腹痛、ときには筋肉痛や関節痛が出ることもあります。
その後、赤く細かい発疹が現れ始めるのですが出方や程度は様々で、発疹はかゆみを伴います。
発病直後は舌が白いコケにおおわれたようになりますが、3~4日するといちごのように赤くなってプツプツになります。
これは「いちご舌」と呼ばれ、やはり溶連菌感染症に特徴的な症状です。
溶連菌感染症の治療法は抗生物質の服用
溶連菌感染症の治療は、菌に有効な抗生物質の服用です。
これで熱は1~2日で下がり、発疹の出も軽くなりますし、辛かったのどの痛みも1週間以内でおさまります。
その後、指先の皮膚が新じゃがいもの皮のようにべロベロとむけてきますが、これもほとんどは3週間程度でおさまります。
しかし、これらは幼児から学童期の子どもに典型的な経過です。
3才以下の子どもが溶連菌に感染した場合、熱や発疹は出なくて、単なるのどかぜ症状になることも少なくありません。
ウイルスによる咽頭炎や扁桃炎とも見分けにくいものです。
ただ、ウイルス性のかぜと違って細菌性の病気なので、自然に治ることはありません。2日以上のどがはれて痛むときや高熱や発疹が出たときは、必ず小児科を受診するようにしてください。
溶連菌感染症の場合に特に重要なのは、処方された抗生物質の量や回数を守って服用することが大切です。
発熱や発疹がおさまっても、それで細菌が完全に体から消えたわけではありません。
処方された抗生物質を最後まできちんと指示どおりに飲むことが大切です。
症状が消えたからといって、自己判断で薬の飲み方を変えたり、薬をやめたりしないようにしてください。
また、細菌がいなくなっても、急性腎炎や、高熱と関節の痛みといった症状が出るリウマチ熱、アレルギー性紫斑病などの合併症を起こしてくることもあり、そうなると治療が大変長引きます。
それを防ぐためにも、医師の許可が出るまで抗生物質を10日~2週間ほど飲み続ける必要があります。
治ってから血尿が出ていないかを調べるために、一度検尿をしたほうがいいでしょう。
再診させる病院もあります。
溶連菌感染症 うちの子はおたふくとWでかかっていた!
うちの子は最初、全身の発疹で「何かおかしいかも」と気が付きました。
そうなんです、「発疹」というのが風邪との違いの見極め方法ですね。
実はその時おたふく風邪にかかっていて、症状が落ち着いてきたところだったんです。
「さあ、おたふくかぜも良くなってきたし、明日登園許可書をもらいに病院に行こうか」と言っていた時でした。
首に少しとヒザの裏に痒みを伴う発疹が出ていました。
おたふく風邪との闘いで体力が衰えたからかな?と思い、あまり気にも留めていませんでした。
次の日、登園許可書を頂きに病院の先生に見ていただいた際、「発疹が出ていますが、別に問題ないですよね?」と、軽いノリで聞いてみました。
「念のため検査してみましょうか」
ということで調べていただいた結果「あ、これは溶連菌ですね」という冒頭のくだりになるわけです。
ちなみに「おたふく風邪はもう大丈夫なんだけど、溶連菌の感染が分かっちゃうとね…。登園許可書は今日から2日後ね」ということで、登園許可書はお預けです。
あと2日有給休暇消化です。まだ残っていてよかった…。
病院の先生に「おたふく風邪と溶連菌にWでかかるなんて、めずらしいねえ」と言われましたよ。
子どもの溶連菌感染症 私がやった対処方法
溶連菌 私が子どもにしてあげた方法
- 処方された薬は必ず飲み切ること
- 発疹をかきむしらないように注意する
- お風呂は熱が下がってから
- とにかく水分補給
- 食事は柔らかいものを
処方された薬は必ず飲み切ること
病院で溶連菌感染症と診断されると、抗生物質を処方されます。
普段は、何か飲み薬を処方されると症状が落ち着いたら飲ませるのをやめさせるのですが、今回は普通とは違います。
溶連菌感染症の場合は、頂いたお薬をすべて飲みきるまで続けてください。
症状が落ち着いて、傍目からは元気に見える場合でもです。
そこがポイントです。
症状が消えても約2週間ほどは抗生物質を飲み続けます。
発疹をかきむしらないように注意する
かゆがる発疹ですが、掻き壊さないように注意しないといけません。
まずは、爪を短く切ってあげることです。
赤ちゃんの場合は手にミトンをつけてあげるといいでしょう。
汗をかくと痒みが強くなるので、室温の調整をします。
お風呂は熱が下がってから
発熱やせきの症状がなければ、お風呂に入っても大丈夫です。
気分もスッキリしますので、是非入れてあげてください。
発疹が残っている場合は、泡立てた石鹸を手で撫でるように洗ってあげると刺激が強くないですよ。
もし入れない場合は、温かいタオルで体を拭いてあげると気持ちが良いようです。
とにかく水分補給
どの病気でもそうですが、あとは水分補給が大切です。
トイレでおしっこをした時に色を見てあげてください。
黄色が強ければ強いほど、水分が足りていません。
飲めそうなものを飲ませてあげてください。
喉が痛い場合は、酸味のあるものは避けた方が良さそうです。
食事は柔らかいものを
硬いものや、酸味のあるものは痛いので恐らく食べる事はできないでしょう。
刺激がありそうなものは控えた方がよさそうです。
子どもが食べられるもの、消化の良さそうなものを作ってあげてください。
大姫様はたまご豆腐を一口二口食べる程度でした。
玉子どうふ、大好物です。
舌で転がして砕いて呑み込むことは出来ましたが、症状のピークの時はそれすらできなかったので、カロリーのある水分、ジュースを飲むように促していました。
他には、スープ(具なし)、プリンやヨーグルト、果汁などを口にできる子が多いようです。
酸味のあるものは喉にしみるとのことですが、うちの子はオレンジジュースばかりを飲んでいました。
まとめ
溶連菌って、もしかしたら私が幼いころもバンバン感染していたんでしょうが、そう診断されずに「風邪」ということで丸く収まっていた可能性があるなあ…なんて思います。
そのくらい普段の風邪と見分けがつきにくいのです。
判断のポイントは発疹。
みんながみんな出るわけではないので、そこは病院で検査してみないとわかりません。
私の友人の病院では、薬の服用が終わった後、また病院に行って尿検査をしたらしいです。
菌が体内に残っていないか調べているんですね。
うちはやらなかったので、病院次第のようですね。
うちの子はおたふく風邪と溶連菌感染症のダブル感染ということで、周りに驚かれた出来事でした。
よく無事生還出来たな…
溶連菌感染症はワクチンがありません。
手洗い、うがい、マスクで普段からしっかり予防するようにしましょう。