妊娠中には思ってもいなかったことが次々起こるもの
妊娠中には様々なトラブルがあるものです。
思いもよらないことが次々とです。
それまで健康優良児で、ケガ以外は入院なんてしたことがなかった私が入院するハメになってしまったり、貧血とは無縁で学校の全校集会で貧血で倒れる人を見て「私も倒れてみたい」と思っていた私が、絶対に倒れたくない満員電車の中でぶっ倒れてみたり…。
妊娠中にはホルモンの作用などで今までなったことない症状がでてきます。
生理的なもの・一過性のものがほとんどですが、ひどければ遠慮なく受診しましょう。対処法が何かしらあるはずです。病院なら適切な対処法を教えてくれますよ。
それに不安をその道のプロの人に聞いてもらうだけでも、安心できたりするものです。
無理せず、家族をはじめ周りの人たちに協力していただきましょう。
では、これから私の数々の名場面を書き残します。
私の数々の妊娠伝説
今まで2回の妊娠で、普段だったら絶対経験しないようなトラブルを、散々経験しました。
自分でも「まさか私が!?」ということが次々と起きています。
同じ妊娠でも、一回目と二回目は全然違いました。
そんな私が経験した事を書いていきます。
☑電車で倒れる
☑蕁麻疹が出る
☑花粉症
☑高熱
☑管理入院する
☑うつぶせ寝
妊娠中 電車で倒れる
ある日の通勤途中、いつものように満員電車の中つり革につかまり音楽を聴きながら外を眺めていました。
自宅の最寄り駅から5つほど進んだところに職場があります。
すると、いつも見ている外の景色がだんだんと白くなっていきました。
「?」とは思ったのですが、私が降りる駅まであと2つ。
もう少しだから頑張ろうと思い、両足に力を入れて気合をいれていました。
すると私の体に異変が…
背中や額をつたう汗、そして胃からなにかがこみ上げてきます。
目の前はもう真っ白になっていて、自分が今どこに立っているかも分からなくなってしまいました。
気が付くと座席に座っている方に倒れこんでいました。
「すみません…」と言ったか言わないか…我に返ったときは駅のホームでしゃがみこんでいました。
正気に戻れたのは10分後。
まだフラフラする身体を柱で支えながら、ゆっくりと立ち上がりました。
自分でもびっくりしましたよ。初めての経験です。
電車で倒れた原因と対策
どうやらこの症状、私は貧血だと思ったんですが違かったんです。
「脱水症状」でした。
産婦人科の先生のお話ですと、妊娠中は大量の水分補給が必要なんだそうです。
1日2リットルを飲むようにといわれました。
今まで起きていた時間より1時間早く起きて水をたくさん飲み、尿の色が薄くなったら出社していいよ、という話をしていただきました。
さすが先生、先生のおっしゃるとおりにしたらあら不思議、すべてがうまくいくようになりました。
もし貧血だった場合、病院で必ず行われる貧血検査に必ずひっかかります。
その場合はそれ用の治療を受けることになるのですが、私の血液検査は全く問題なし。
その場合は脱水症状が原因のことがおおいのです。
妊娠中 じんましんが出る
妊娠5か月の時だったでしょうか。
上の子供とお風呂に入っているとき急にお腹周りと顔に湿疹がでました。
急に体が赤くなったもんですからビックリしてしまって、急いでお風呂から上がりました。
ただ痒みはないんです。赤くなるだけです。
何だ何だ?といろいろ検索してみると、妊娠中にじんましんが出ることはよくあるんだそうですね。
悪化したら直ぐ病院に行こうと思ったのですが、2日で良くなったのでホッと一安心です。
妊娠中 花粉症で苦しむ
私はスギ花粉症です。
1回目の妊娠は出産が2月だったので花粉の時期とはかぶりませんでしたが、2回目は妊娠4・5か月で花粉の季節がきちゃいました…。
いつもは薬を飲んで乗り切るのですが、そう…妊娠中は市販の薬は飲めないわけです。
でもそこはやはり、何かしら対処法があるわけです。
妊娠中でも花粉症で苦しむ妊婦さんは多いもので、産婦人科の先生もその辺はよく分かっておいでです。
目薬と点鼻薬、そして漢方は使っていいそうなんですよ。
自分で市販のものを購入して使うのはなんだか怖かったので、産婦人科ですべて処方していただきました。
妊娠中 高熱が出る
午前中に妊婦健診を受け、午後は自宅で仕事をしようとパソコンへ向かっていたところ、なんだか寒気が…喉も痛い…
熱を計ってみると37度台。
微熱程度だから大丈夫だろうと様子をみていたところ、夕方になって38度まで上がりました。
やはり市販の薬は飲むことができないので、民間療法で何とかならないかと思い調べてみたところ、どうやらビタミンC が良いらしいということでした。
主人にオレンジ100%のジュースを買ってきてもらいがぶ飲みして、暖かくして横になりました。
すると、夜中は恐ろしいほど汗をかきました。
そのおかげか、次の日熱はさがり、午後には鼻詰まりは残っていましたがすっかり良くなりました。
風邪薬を飲まないで治す方が良いのか?
調べて分かったことなんですが、病院の先生が風邪を引いたとき、薬を飲む先生って少ないそうですよ。
風邪の時に処方される薬は、風邪の症状を抑える薬であって風邪を治す薬ではないそうなんです。
だから解熱剤で熱を無理やり下げたりしないで、しっかり出し切ってやるのが早く治るコツらしいんですね。
ただ、たまたま今回私は重症化せずに済んだだけだったかもしれないので、皆さんはちゃんと直ぐ病院へ行ってくださいね。
この場合は1度かかりつけの産婦人科へ連絡してから病院へ行くのがイイと思います。
待合室で待っている方に風邪がうつっては大変ですし、近所の内科に行ってもいいという判断をしてくださるかもしれません。
妊娠中 入院する
妊娠10か月、臨月の時の話です。
このころは仕事で産休に入ったこともあり、冬だったこともあって家からほとんど出ることがありませんでした。
おかげさまで体重はプラス12キロ。もう体重は増やせません。
さあ、出産にむけてさらに健康に気をつけねば…と思っていた矢先の入院です。
ある日の妊婦検診。
「ありゃ~!赤ちゃん育ってないねえ。入院だね」
「えっ!?」
どうやらママの体重はもう十分なのですが、赤ちゃんの体重が少ない、ということだったんです。
たしか10か月入ったばかりの時の赤ちゃんが2200gだったかと思います。
入院して学んだ食生活の大切さ
1週間程入院しましたが、すごく勉強になった1週間でした。
特に食事に関しては本当に勉強になりました。
見た目は鮮やかで量も多く、とても管理されているとは思えないような食事で、もちろん塩分は控えてあります。
あれだけ食べて、しかも1日中寝て暮らしていたのに、体重は増えずに赤ちゃんは大きくなったというのは一体どういうことなのでしょうか。
良い体験をさせていただきました。
妊娠中 うつぶせ寝になって大騒ぎ!
「禁止っ!」と言われたらやりたくなるのが人の心というもの。
私はずっとうつ伏せはやってはいけないものなんだと思っていました。
でも、うつぶせになりながらポテトチップスをつまんでマンガ読むって最高じゃないですか?
そこでふと思ったのですが、妊娠中ってうつ伏せになっても大丈夫なんでしょうか…
おなかが大きくなるにつれ、仰向けは苦しくなってきました。そこでうつ伏せなら楽なんじゃないかとやってみたい気持ちはあるんですが、「もし赤ちゃんが潰れてしまったら…」「私の重さで子宮口が開いて羊水が出てきてしまったら…」なんて心配しています。
そんな時の夜中、私は気が付かないうちにうつぶせになって、朝を迎えました。
「やっ!やばいっ!」
急いでググってみたのは言うまでもありません。
実はうつぶせ寝してもいいんですって!
そこで心配になって色々と調べてみたんですが、うつ伏せは全く問題ないそうなんです。
産婦人科の先生の間では、うつぶせで寝ることは本人が不快と感じなければ問題ない、という意見で一致しているようです。
これは妊娠初期だろうが中期だろうが後期だろうが同じで、うつ伏せで寝ていても全く違和感はないと思うのであれば、そのままうつ伏せで寝ても問題はないそうなんですね。
なにせ赤ちゃんは羊水で守られています。
その他にも赤ちゃんを守るための胎盤や、その他もろもろの機関が備わっているそうなので、ママが楽であればうつ伏せでも構わないそうなんです。
じつは胎児に危険なのは仰向け
仰向けで寝ることで中枢神経と血管を子宮で圧迫してしまい、血中の酸素濃度が低い状態で胎児に栄養を送ってしまうそうなのです。
胎児の死産のリスクが何倍にも跳ね上がるという研究結果もでているとか…。
妊娠20週目以降は仰向けで寝ることは控えるようにしたほうがよさそうです。
一番良い寝方は、横向きで寝ることです。
抱き枕があるととても楽ですよ!
まとめ
沢山の経験をしたもんだ…。
本当に何が起こるか分からないので、正直怖いですよね。
そんな時に助けになってくれるのが、産婦人科の先生や助産師さんです。
さすが、たくさんの妊婦さんを見ているだけあって、対処法もたくさんご存知です。
どんな症状でも気になることがあれば相談してみましょう。