食が細い子どもたち なんで食べてくれないの?(泣)
忙しい中、せっせと作ったご飯。
子どもの食が進んでいないとガッカリしますよね。よくある話です。
「せっかく作ったのに…」
つい口に出してしまいそうになっちゃいませんか?
うちの子どもたちは食が細く、お菓子はよく食べるのに、朝&夕ご飯は自分の好きなものしか食べないんです。野菜はもやしすら食べません。
何度キレそうになったことか…。
食が細い状態が長く続くと、「本当にこの子はこんなに少量のご飯で大丈夫なのだろうか」「私のご飯の作り方がいけないのではないだろうか」「そんなに私のご飯はおいしくないのか」と不安になってきますよね。
本当は無理にでも食べさせたいんですが、食べること自体が嫌いになってしまっては後々困ります。
先輩ママさんはどうやってこの事態を切り抜けていったのでしょうか。
そこで本記事では、子どもたちがご飯を食べない原因を探り、その結果から考え出した作戦12個を私が実際に試してみた体験談をご紹介します。
みなさんのお子さまも、モリモリご飯を食べられるようになるとうれしいです!
まずは子どもがご飯を食べない理由を考えよう
子どもがご飯を食べないと、自分の作り方が悪いのか!?と思ってしまいますが違うんです。
食べる必要がないから食べないんです。
こう思うことで、私の傷ついた心も少しは癒されました。
大人の場合、お腹がいっぱいだと感じていても無理に食べることは出来ます。
仕事の付き合いで…とか、残すともったいないから…と思うと、例え満腹感を感じていても食べることができますよね。
しかし子どもは違うんです。
必要がなければ食べないんです。
自分の身体に素直なんです。
では、なぜ子どもはご飯を食べる必要がないと判断したのか。
考えられる理由を挙げていきます。
子どもがご飯を食べない理由
お腹が空いていない
生活習慣が乱れている
体調が良くない
ストレス
便秘
運動不足
牛乳の飲みすぎ
嫌いなものがある
食事に集中できていない
お腹が空いていない
お腹がすいていなけりゃ、そりゃ食べません。
その原因は、もしかしたらこっそり間食をしていたのかもしれませんし、水分を取り過ぎてしまったのかもしれません。
何か遊びに集中しすぎて、空腹を感じていないのかもしれません。
原因は色々ありますが、大半はこの理由で食がすすまなくなります。
うちの子、先日の夕飯で出したきゅうりの浅漬けを2・3切れしか食べなかったものですから「これはおかしい」と思いました。
そこでゴミ箱をのぞいてみたところ…ありましたよ、せんべいの入っていた袋が2枚。
これじゃあ夕飯、食べられませんよね。お腹いっぱいなはずです。
生活習慣が乱れている
起きる時間と寝る時間は、普段と変わりがないか見直してください。
特に、起きる時間がいつもと違うと、全体的に生活リズムがくるってしまいます。
そうすると自律神経のコントロールができなくなり、食欲も減ってきてしまうのです。
長いお休みの時は注意が必要で、大人も生活リズムが乱れがちになりますよね。
それは子どもも同じです。
休みの日も、いつもと同じ生活をするように気を付けましょう。
我が家では、休日も同じ時間に起きられるように、テレビが毎朝6時に自動的につく設定をしています。アニメを流す設定もできると、さらに機嫌よく起きてくれるようです。
体調が良くない
大人もそうですが、頭が痛い、お腹が痛い、熱がある、だるい…
こんな時はご飯は食べたくないですよね。
うちの下の子は特にそうなんですが「最近食が細いなあ…」と思っていると熱が上がってくることが多いです。
下痢や嘔吐、蕁麻疹など、身体に何か症状が出ている場合は、早めにかかりつけの病院に行って原因をつきとめましょう。
ストレス
子どももストレスを感じるものです。
例えば、食事のしつけが厳しく子どもが嫌だと感じている場合、食欲がガタっと落ちたりします。
うちの上の子の場合、病院からいただいた風邪薬を飲むのが嫌で、食が進まない時がありました。
また、一時期私がお残しにうるさくしていた時、陰でこっそりごはんをごみ箱に捨てていたこともありました。
これでは食事の時間が苦痛で仕方ないと思います。
申し訳ないことをしました。
便秘
排便がないと、腸が膨張してしまい、胃を押し上げて食欲を低下させてしまいます。
その場合は食物繊維の多い食品やヨーグルト、水分を多く摂ってもらうようにします。
小児科に行くと対処してくれるので、5日以上出ていない場合は病院に連れて行ってあげましょう。
運動不足
雨の日などで外で遊ぶ時間が少ない時、身体を動かす機会がないのでお腹が空きにくくなります。
身体を動かす遊びを取り入れれば、自然とお腹が空くようになるんです。
晴れた日はできるだけ外に出てお散歩をしたり、公園に行って走り回ったりしたほうがいいですね。
また、運動することで排便も促されるので、1日1回は外に出て走りまわるのが理想です。
牛乳の飲みすぎ
うちの子どもたち2人は、かなり牛乳を飲みます。
計算したところ、1週間で10本買っていました。
しかし、牛乳は成分無調整だと、脂肪をたっぷり含んでいます。
特に冬場の成分無調整牛乳は、脂肪分が高くなっているんです。
脂肪分はお腹が膨れやすくなっているので、牛乳を飲んだだけでもお腹いっぱいになってしまう可能性もあります。
出来れば、食事前はカフェインの含まれていない麦茶や水のほうがいいのかもしれませんね。
嫌いなものがある
うちの子の場合、一つでも嫌いな食材がお皿に乗っていると、食いつきがかなり悪くなります。
小さい子は緑色の物を嫌がる傾向が強いし、だんだん大きくなってくると、見た目だけで判断して食べないという「食わず嫌い」も出てきます。
「一口だけでも食べてみて!おいしいよ!」と言っても断固拒否。
一生、この子は嫌いな食品を拒否し続けて生きるのかしら…と心配になります。
食事中にテレビに集中してしまう
テレビをつけながら食事をしていると、食事よりもテレビに集中してしまい、少ししか食べていないのにお満腹中枢が刺激されてしまうことがよくあります。
時間がたてばたつほど、お腹がいっぱいに感じてきてしまうものです。
本当はテレビを消して、食べることだけに集中させた方がいいのですが、なかなかそうはうまくいきませんよね。
子どもが食べない時の具体的な私の12の対処法
無理やりにでも食べさせようとすると、そのことが心の傷となってしまい、大人になっても食事が楽しめなくなることがあります。
解決法はとてもシンプルで「この子はこれ以上食べる必要がない」と気持ちを切り替えてみてください。
もう必要な栄養素は摂っているいる可能性が高く、これ以上は必要がないのかもしれません。
上記した原因を取り除いても食が進まなかった時、私が試した方法は以下の12個です。
結局、どれが効果があったのかはわかりませんが、今は少しづつ何でも食べるようになってきています。
子どもが食事を食べないときの具体的な12の対処法
食器をすぐに下げる
少なく盛り付ける
食材を色々な大きさに切ってどれが食べやすいか観察する
もっとお腹を空かせる
食器をキャラクターものにする
一緒に料理を作る
甘さを出す
有機野菜・低農薬野菜を使う
消化を促進させる食材を出す
味付けを変えてみる
食材をいちから育ててみる
ママの気持ちを伝えてみる
食事を終わりにし、食器を下げる
無理に食べさせる必要はありません。
遊びだしたら食器は下げてしまいましょう。
目安の時間は30分~40分です。
もし言葉が通じる年齢の場合は「食器は下げるよ。食事は次のご飯の時間まで出せないよ」と伝えましょう。
最初の頃は2~3時間後に「お腹空いた~」と私のところに来ていました。
その時は小さくにぎったおにぎりを出していたのですが、1~2か月経ったらそのおにぎりも出さないようにしました。
その分、次の食事ではモリモリ食べていましたよ。
少なく盛り付ける
離乳食や幼児食の本には、だいたいの目安量が記載されています。
主食だけでみると1日の摂取量は…
1~2歳 270~300g
例)子ども用茶碗1杯分のご飯+食パン1枚+うどん1/3玉
3~4歳 330~350g
例)子ども用茶碗1~2杯分のご飯+食パン1枚半+うどん半玉
とまあこのくらいなんです。
育児書にはこう書かれていますが、モリモリ食べさせるためのポイントは少なめに盛り付けることなんです。
そのほうが残さず食べてくれる確率は上がります。
もしまだ足りないというのであれば、足してあげれば良いだけ。
食べ物を残すよりは、ママの気持ちも子どもの気持ちも清々しいでしょう。
そして「完食する」ことの喜びを味あわせてあげると、食事の時間が楽しみになるはずです。
子どもが通っている保育園の給食や幼稚園のお弁当を見ると、その量の多さにびっくりすることがあります。
だったらうちでもこのくらい…と思って似たような量を出すと、さっぱり食べないことが多いです。
それは、お友達と一緒に勢いで食べているから全部食べられるのであって、家でも同じ量を食べるとは限らないんですよね。
我が家では、子ども用の食器にワンプレートで出すことが多いです。
食材を色々な大きさに切ってどれが食べやすいか観察する
もしかしたら、食材が食べづらくて残しているのかもしれません。
小さめに切ったものや大きめに切ったものを用意し、どのサイズが食べやすいのか見つけてあげてみてはいかがでしょうか。
ママの本音は、そのままの大きさで出して(面倒だから)、自分で食べやすい大きさに切ってほしいですよね。
ただ、それができないのが子どもです。
もし自分でやってほしいという下心がある場合は、子どもの目の前で切って見せてあげると良いですよ。ママがやっているのを見ているうちに、子どもは自分でやるようになります。
うちの子は朝は食パンなんですが、1枚をそのまま出すと食べにくいんですよね。
そこで子どもの目の前でちぎってあげていました。
最初のうちは「ママやって~」と言ってきていたんですが、半年くらい経ったある日から自分でやるようになっていました。
ママに頼むより自分でやった方が早いしおいしい、と分かってくれたようです。
もっとお腹を空かせる
お腹が空いているときには、体が欲しているので食べてくれます。
生活のリズムを見直し、遊ぶ時間やお昼寝を調節して時間にお腹が空くようにコントロールしてみましょう。
特におやつの時間と量は要注意です。
おやつの時間が遅かったり、量が多くなりすぎたりしてしまい、夕飯の時間がめちゃくちゃになってしまった経験があります。
おやつと夕食の間に3時間以上は開けるようにすると良さそうでした。
食器をキャラクターものにする
私は、白や薄い緑の食器が好きです。
原色のものや見た目がうるさいものはあまり好きではありません。
しかし子どもは反対で、明るくてガチャガチャした色を好みます。
なので、食器や食卓の雰囲気を賑やかにしてみてはいかがでしょう?
雰囲気が変われば、気持ちも変わりますよ!
この方法は外食しに行ったとき、子ども用の取り皿がアンパンマンでテンションが上がってたのを見て思いつきました。
アンパンマンの食器だと、だいたい3歳くらいまでのお子さまならテンションが上がると思います。
☟レック アンパンマン ボリューム食器セット
お皿の底にアンパンマンがいますので、ごはんを全部食べると見えてきますよね。
これが楽しみになるわけなんですよ。
また、保育園ではお皿がきれいになる(全部食べる)と、先生がハイテンションで喜んでくれるのがうれしいみたい。
家では家族が喜んであげると、子どもは調子にのるかも。
3歳以上になってくるとアンパンマン効果はガクンと下がるようなので、その時は食器の買い替え時。
うちの子どもたちは女の子なので、ディズニープリンセスかプリキュアのお皿を出すとよかったです。
amazonベストセラー1位になっている、ディズニープリンセス子ども用食器です。
一緒に料理を作る
子どもがお手伝いができるようになったら、一緒にご飯を作ってみましょう。
米炊き、混ぜ物、洗い物…
始めのうちは失敗するのも当たり前。
といでいる最中の米で、子どもが団子を作ろうとしたことがあります。
案の定、米は散乱です。
ママとしては絶叫したい気持ちになりますが、そこはグッとこらえ、ママが手本を見せてあげます。
失敗続きでしょうがドンドンやらせてみましょう。
食材を混ぜてもらうのはおすすめです。
料理の工程を見せる事で食べ物に興味を持ちます。
「誰にも内緒よ。お手伝いしてくれる人だけの特権。」と言って味見してもらうのもいいですね。
子どもは内緒話が大好きです。
すぐ暴露しちゃうんですけど、そこがまたかわいいじゃないですか。
失敗しながらも小さいうちからお手伝いしてもらうことで、小学生にもなると自分で料理ができるようになります。こうなったらママは楽!将来のために今から練習させておくのもいいかもしれませんよ!
甘さを出すと食欲が増すらしい
乳幼児は「甘い」ものが好き。
五感で「甘そうだ」と印象づけると、食が進むそうなんですよね。
「甘くておいしそうだよ~」と、声かけしながら、甘いものはおいしいものだと理解させる声掛けをしてあげると手を付けやすくなると、保育園の先生が言っていました。
主食も同様にです。
パンやご飯は噛めば噛むほど甘みが出てくることを教えてあげましょう。
子どもって、噛むと甘いことを知っているから、炭水化物が好きなのかもしれませんね!
もしかしたら効果があったのかな!?と思ったものは、煮物に「みりん」を入れることです。
うちの子たちは、たとえ肉じゃがであっても、煮物は絶対に食べませんでした。
しかし、ある時から「みりん」を入れるようになったら、ちょっとづつ食べてくれるようになりました。
今までは、親ともども、甘いものはちょっと苦手で、料理に砂糖やみりんは使っていなかったのが悪かったのかもしれません。
有機野菜・低農薬野菜を食べさせてみる
子どもは自分の味覚に正直です。
もしかしたら、その野菜が不自然な味をしているから食べないのかもしれません。
そこで、有機野菜や低農薬で作った野菜を食べさせてみてはいかがでしょうか。
お値段がしますがその分安心・安全、昔から食べられてきた野菜本来の味がしっかりします。
「野菜ってこんなに甘かったんだ~!」と、大人の私ですら感動しました。大人でもおいしいと思うほどなので、子どもはより顕著に思うのではないでしょうか?
有機野菜・低農薬野菜でおすすめなのが「らでぃっしゅぼーや」という食材宅配です。
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消化を促進する食材を積極的に出す
TVを見ていた時に、子どもが食事に集中しない、またはすぐに飽きてしまうことで悩んでいるママのお悩みを解決する番組をやっていました。
解決方法は「食欲が増す食べ物をあげる」というもの。
テレビでは、食事に飽きてきた子どもにミカンをあげると、あら不思議。
食事をする意欲が増して、あまり手を付けていなかった野菜もモリモリ食べていました。
調べてみると、子どもの食欲が増す食べ物はたくさんあるようです。
子どもの食欲が増す食べ物
子どもの食欲が復活する食べ物の例を出してみましょう。
【果物】
リンゴ
キウイフルーツ
パイナップル
みかん
【野菜】
キャベツ
大根
玉ねぎ
にんにく
しょうが
山芋
【肉・魚】
マグロ
サーモン
豚肉
これらは、一般的に「食欲を増進させる」と言われている食材です。
特に果物やまぐろ・サーモン・肉は子どもが大好きなものです。
是非積極的に食卓に並べてみましょう。
味付けをちょっと変えてみる
味付けや調理法を変えると、拍子抜けするくらいすんなり食べることがあります。
子どもには薄味が基本!と、私は味付けしないでいつも出していたんですが、少しかつおだしをつけてみたことがありました。
そしたらバクバク食べたんですよね…。
子ども用のレトルト食品を、試しにママが食べてみてください。
保育園に通っているようであれば、給食の味見をしてみてください。
意外と味がついています。
また、最初に書いたように、煮物にみりんで甘みをプラスするのも効果がありました。
一緒に野菜を育てる
食材を手作り栽培するのも、なかなか面白いものです。
苦手な野菜でも自分で育てたものは不思議と食べられたりもするらしいですよ!
我が子の通う保育園では、苦手そうな野菜を子どもたちに育てさせています。
例えば、なすやピーマン、いんげん、ミニトマトなどです。
苗の時期から見ている子どもたちは、育っていく過程を実際に目にします。
自分たちが育てた野菜を収穫し、調理することで、野菜との大きな壁がなくなるんです。
家で栽培するのであれば、こんな便利な栽培キッドがありますよ!
☟ナガクラ リトルガーデン・プロ
トマトだけではなく、ストロベリー・ラディッシュ・コリアンダー・バジルなどがあります。
キュートな缶の中だけで栽培を楽しめます。
大きさは14 x 14 x 9.6 cmの小さめ設計でキッチンで育てられるから、そのままお料理にだって使えますよ!
水やり担当は子どもにしてみましょう。
スーパーで100円くらいで売っている「豆苗」を一緒に育てるのも、効果がありましたよ!
「食べてくれたらうれしい!」ママの気持ちを伝える
「いらないなら、もう食べなくていい!」
「もうテレビ見せないよ」
これは完全なNGワードです。
子どもには「ママ、ひどい!」という気持ちしか残らず、ますます食事が嫌いになってしまいます。
ただ、ママ自身の気持ちを伝えることは大切かもしれません。
私は「あら…残念…」ちょっと悲し気に、小声でつぶやいてみました。
すると、次の食事のときに、一口だけは食べるようになりました。
また、食事を出すときに「残していいからね~」と言ってみたこともあります。
すると、全部残さずきれいに食べるときもあるから、子どもって不思議です。
まとめ
どこのお家でも子どもにご飯を食べさせるのは苦労するようです。
例にもれず、うちでもそうです。
小学生になった今でも苦労しています。
ただ、小学校の給食でもそうかというと、違うんですよね。
残さず全部食べているんですって。
という事は…私の料理が原因か…
なんてへこむことはありません。
思い出してください。
自分自身もそうではなかったですか?
栄養士の先生に相談してみたのですが、その先生自身も食が細かったと話をしてくれました。
でも、小学校高学年のころからだんだん食べられるようになってきたそうです。
先生のお母さんは、食べてくれない野菜を、食べないとわかっていても毎日出してくれていたそうです。
見慣れたおかげで食べられるようになった、と言っていました。
食べてくれないものを根気よく出すのは心が折れそうですが、それも役に立ってるということかもしれませんね。