アデノウイルス初体験!子どもが感染
なんか熱い…
大姫様(4)が言い出したのは、とある土曜日の夜。
「触ってみて~」とおでこを差し出すので、触ってみると「ん?なんか熱いかな?」
体温計で測ってみると37.8度。
あらら、ちょっとありますねえ。
様子を見ようということになり観察していると、どんどん熱が上がっていきます。
Maxは38.5度でした。
週が明けた月曜日にかかりつけの病院に行って検査していただいたところ、アデノウイルスなるものに感染しているとのことでした。
なんだそりゃ?((⊂(`ω´∩) しゅっしゅっ
アデノウイルスには種類がたくさんある
アデノウイルスというのは、 鼻やのどから入って扁桃腺、気道に感染するウイルスです。
夏に流行する「プール熱」というのは聞いたことがありますか?
プール熱はアデノウイルスが原因です。
しかし、うちの大姫様のように秋、もしくは冬に感染することもあります。
大姫様が感染したのは12月と思いっきり冬ですが、当時、大姫様の保育園で一番流行している病気がこのアデノウイルスでした。
実はアデノウイルスは、1年中流行する可能性のあるウイルスなんです。
季節は関係ありません。
アデノウイルスは約50種類という沢山の血清型があり、それぞれの型によって症状が違ってきます。
その中でも主に3型によるもの咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ。咽頭炎と結膜炎をおこすタイプ)といわれ、私たちも聞いたことのある「プール熱」と呼ばれているものに多く出くわします。
他に私たちが聞いたことのある病気といえば、8型による「流行性角結膜炎」で「はやり目」と呼ばれているものです。
その他、扁桃炎や胃腸炎、出血性膀胱炎などをおこす型もあります。
アデノウイルス 会社はいつまで休めばいい?
アデノウイルスは特定の症状が出た場合、出席停止になります。
その期間は自治体によって異なりますが、私の住んでいる自治体では主な症状がなくなってから2日を経過するまでは家で待機、そして登園許可証が必要でした。
大姫様の場合、熱は3日で下がりました。
なので5日間休み、熱が出てから6日後に登園許可書をいただけました。
結局、1週間仕事を休みました。
アデノウイルス 感染経路と症状は?
新生児期や乳児期早期には比較的少なく、乳児後期、幼児、学童に多くみられる傾向があるのがアデノウイルスです。
感染経路は唾液、あるいは涙・鼻水などの分泌物との接触による飛沫感染、糞便による糞口感染によって感染します。
潜伏期間は5〜7日間で、約1週間です。
症状はまず熱です。39~40℃に及ぶ高熱が3〜5日間続きます。
あとはこれといって目立つ症状はないようです。
熱が続いても解熱剤などで熱が下がっているときには、けろっと元気になっているのも特徴のひとつです。
アデノウイルスの治療方法は?
鼻から細い綿棒を入れて鼻汁を採取し、アデノウイルスの診断を行います。
病院によっては15分くらいですぐに結果が出ます。
目に症状が出ている場合、涙で検査を行う場合もあります。
ウイルスの感染症なので、抗生物質は残念ながら効きません。
そしてこれまた残念ながら有効な抗ウイルス剤はありません。
対処療法(喉がいたいなら喉の薬、咳が出るなら止めなど)で症状を和らげます。
高熱が続きますが、水分が取れていて、尿もきちんと出ていれば大きな心配はいりません。
アデノウイルスにかかった娘の様子
高熱が続きますが比較的元気なので、家が静まることはありませんでした。
テレビを見る元気はあって、すごく見たがっていました。
「一つだけよ」とプ〇キュアを見せたのですが、嬉しくなってしまったようで自分のクローゼットからスカートを引っ張り出し、履き替えて踊りだそうとしたときはさすがに止めました。
そのくらい元気は有り余っています。
しかしそんな元気があるのは午前中だけ。
午後になると熱が少しづつ上がってきて、夜になると高熱になりました。
39度を超えた時は、これはまずいのではないかと、1日だけカロナール(解熱剤)を処方された通りに飲ませました。
さすがにこのくらい熱が高いと、スカートに履き替えてクルクル回ることが出来ずにいましたね。
薬を服用後、1時間くらい経つと段々と熱が下がっていきます。
アデノウイルス 私が子どもにやってあげたこと
基本的に風邪の看病の時と同じです。
私が子どもにしてあげたこと
タオルや食器の共用はやめる
子どもを隔離する
手洗いうがいを欠かさずに
熱が下がっているときにお風呂へ
水分を取らせる
様子を観察する
タオルや食器の共用はやめる
アデノウイルスは感染力が強いので、家族の間でタオルや食器の共用はやめましょう。
感染者が使ったタオルは、他の人が使ったものと別にして洗濯します。
55度で30分加熱するとアデノウイルスは失活するそうです。
子どもを隔離する
唾液や鼻水、涙などの分泌物でうつりますので、部屋も別々にしたほうがいいですね。
我が家の場合、生後3か月のチビ姫ちゃんがいましたので、すぐに部屋を別にしました。
子どもを一人で寝させていると寂しがるので、小まめに部屋をのぞくようにしました。
「寝てろ」と言っても暇すぎて動きたそうだったので、本やゲーム、TVなどを置いておきました。
子どもの部屋に入ったら手洗いうがいを徹底
感染者の部屋から出るたびに、手洗いうがいを欠かさないようにしました。
マスクはずっとつけていましたし、手洗いは特にしっかりと行いました。
指紋がなくなるのでは?というくらいです。
その苦労が実ったのか、我が家での感染者はほかに出ませんでしたよ。
熱が下がっているときにお風呂へ
寝起きの午前中は熱が下がっていたので、この隙にお風呂に入れました。
お風呂と言ってもシャワーでチャチャっとです。
本人が疲れない程度にすると良いでしょう。
でも無理はさせない方がいいですね。
本人に意志を確認し、OKだったら入るようにしました。
水分をとる
とにかく水分を取らせます。
水分であれば何でもいいので飲ませましょう。
糖分が多いとか何とか言ってジュースを避けることかありますが、ご飯を食べられないのでそんなこと言っている場合ではないと私は思います。
高熱の時はとにかく水分です。
「数打ちゃ当たる」とはよく言いますが、飲み物は何でも揃えて並べておけば、自然と子どもは自分の体に必要なものを欲するようです。
大姫様の場合はビタミンが多く含まれているもの、フルーツ系の飲み物、または普通の水を飲んでいました。
オレンジジュース好き~
様子を観察する
1時間毎に様子を見るようにしていました。
つきっきり、というわけにはいきませんが、ちょくちょく様子を見てあげると子どもは安心するようです。
何か変化があったら、その時間と症状をチェックしてください。
病院で先生に伝えるときに役に立ちます。
解熱剤を使うことについて病院で指導を受けました
病気の時に解熱剤を使わない方がいいという話を信じている私は、解熱剤を使うことに躊躇しました。
熱が高いときは、ウイルスや細菌と戦っている証拠。
むやみやたらと薬で下げるものではない、という話を聞いたことがあるからです。
そこで主治医の先生に聞いてみたところ、確かにその通り。
しかし熱が高いせいで睡眠や水分を充分に取れないと体力が無くなっていき回復が遅くなってしまうので、ここぞというときは使って睡眠や水分をとった方がいいとのことでした。
結局今回は食欲があったので使いませんでしたが、この話を聞いて解熱剤への意識が変わりました。
子どものアデノウイルス感染を体験してみて
アデノウイルスに子どもが感染しましたが、比較的元気だったので、家でおとなしくさせるのにちょっと苦労しました。
でも最近は色々と面白いものがあります。
YouTubeは子ども向け番組がたくさんあるし、我が家ではamazonプライム会員なので、プライムビデオも見ることができます。
独身時代に買った3DSも役に立ちました。
事前にいろいろと準備しておくのもいいなあと思いました。
➡ 子どもの溶連菌感染症 仕事はどのくらい休めばいい?