ただ笑っていてほしいのに…赤ちゃんが泣きまくる理由を考えてみる
初めての妊娠・出産。
体調の変化や精神的に不安定になったりと、「私…このままで大丈夫なのだろうか…」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
最初の試練は、産後の母子同室。
出産を終えて1日たつと、いきなり赤ちゃんと同室になる産婦人科が多いです。
それまで 自分中心に生きてきた人生がここで一変。
子ども中心の生活の始まりです。
産後のホルモンバランスの乱れや、今後どうなっていくのかという不安から、私は絶望して部屋で一人涙を流していたときもありました。
たくさんの不安を乗り越えて出産し、右も左も分からぬまま子育てをしている方は世の中にたくさんいらっしゃいます。
そんな時に子育ての先輩たちの声を心の支えに、妊娠・出産・子育てをしていくと、とても励みになりますよね。
赤ちゃんは寝る、ミルク飲む、排泄する、泣くだけの存在です。
大人が泣くときは「悲しい」と感じるときが多いですが、赤ちゃんの場合は違います。
何かママに用事がある時も泣きますが、嬉しい時も起こっているときも、なんか調子が悪い時も全部泣いて知らせると思って過ごしてみましょう。
本記事では、赤ちゃんは何をママに伝えたくて泣いているのかを、子どもを2人育てている私の実体験からご紹介していきます。
赤ちゃんの泣きは悲しくて泣いてるんじゃない!お話してるだけ
赤ちゃんは本当によく泣きます。
泣くことは、言葉が話せない赤ちゃんの唯一のコミュニケーション手段。
小さなことでも泣くのは当たり前のことなんです。
赤ちゃんの泣きの中には、意味があって泣いている場合ももちろんありますが、上手に寝ることができずに泣く、何か分からないけど泣く、など、「え?そんなことで泣いちゃうの?」と思ってしまうことで泣いたりもするんですよね。
これが困ったもんだ。
私の対処法は「泣く」というよりは「お話している」という気持ちで、泣いているからと言って慌てずに対処するよう心がけていました。
そうしないと、こちらの神経が疲れてきちゃうんです。
赤ちゃんがちょっとでも泣こうものなら、走ってそばに行きすぐ抱っこしてあやす。
そんなお母さんもいますが、それじゃあ潰れちゃいます、ママが。私のように…。
赤ちゃんの夜泣きにノックアウト 私の体験談と対処法
特に夜は困りました。
初めての子で夫婦共々張り切って子育てに臨んでいましたが、夜だけは私が神経過敏になりすぎてしまいましたね。
朝も夜も区別がない新生児は夜中も関係なく1・2時間おきに起きて泣きます。
うちの子も例にもれず泣きました。
母親のほうも子どもの声に敏感になり、すぐ飛び起きて赤ちゃんをあやします。
私たちは当時家族3人、1つの部屋で寝ていましたが、日々仕事をして疲れている主人に迷惑をかけまいと、私は余計に赤ちゃんの泣き声に敏感になってしまいました。
そのうち疲れちゃったんですよね…
そこで主人とは別の部屋に寝ることにしたんです。それだけで全然楽!
多少泣かせておいても気を使う相手もいなくなりましたので、焦って飛び起きるということはなくなりました。
このように、少し状況を変える(我が家の場合に別部屋で寝てもらうだけ)だけで自分の心が楽になったりもするようです。
少しくらい泣かせておいても大丈夫!?
多少泣かせっぱなしでも大丈夫!私はそう思っています。
むしろ、泣かない方が心配で、ちゃんと息をしているかどうか心配になります。
泣いて教えてくれるから、ママは助かっている、ということを思いながら接しましょう。
赤ちゃんが泣いてくれるから、新米ママでも赤ちゃんの様子がわかるのです。
赤ちゃんからママへ気づきの手助けをしてくれているのです。
また、泣き出しても1分くらい様子を見てもいいかもしれません。
私の初めての子育ての時、「ぎゃ~」と泣く「ぎ」を言うか言わないかのところで赤ちゃんい駆け寄っていました。
これ、かなりしんどいです。
二人目の時は1分間様子をみて、それでも泣き止まないようだったら、今やっている家事のキリのいいところまでやってそばに行くようにしました。
その間に泣き止んでいることが多かったんですよね。
私は泣く子より、泣かない子の方が心配になります。
赤ちゃんが泣いている時、何てお話してる?
さて、赤ちゃんが泣いている時は、ママに何かサインを送っている時です。
どんなことをママに訴えているのでしょうか。
考えられることを書いていきます。
「おなかがすいたよ~ぅ」
赤ちゃんはすぐにおなかが空いてしまいます。
たった20mlのミルクしか飲めないから、すぐに消化してしまうのです。
もしかしたら、授乳の時間が来ていませんか?
そんな時は、哺乳瓶やおっぱいを赤ちゃんの口に近づけてみましょう。
もし吸うようであれば、おめでとうございます、予想は当たりです!
観察し続けていると、お腹が空いたとき特有の泣き方が分かってきます。
うちの子の場合、体をのけぞらせて泣いたら間違いなくお腹が空いた合図でした。
「おしっこをしたい、おむつが汚れたよ~ぅ」
おしっこやうんちがしたいのかもしれません。
おなかを優しくさすってあげてみてください。
また、おむつが汚れていませんか?
今の紙おむつは、おしっこしたら外さなくても外見でわかるようになっています。
うちの子は便秘がちで、苦しくなると泣いていました。
うちの下の子の場合、泣き方は弱々しくでダラダラ泣く感じでしたね。ミルクを欲しがっている時の泣き方とは明らかに違います。
「げっぷがしたいのに、でないよ~ぅ」
ミルクを飲むときに、赤ちゃんは空気をた同時に飲んでしまうことが多いんです。
これは、赤ちゃんは、息をしながらミルクを飲むという技を使うことができるから。
この空気を出すのも、まだ未熟な赤ちゃんには一苦労です。
胃の中に空気入った状態は、大人でも気持ち悪いですよね。
縦抱きにして背中を優しくトントンしたり、背中をさすってあげたりしてゲップを出してあげましょう。
縦抱きにする理由は、ゲップと一緒にミルクまで戻さないようにするためです。
大きなゲップをさせてあげた後の赤ちゃんの顔が、まるで「スッキリした~!」と言わんばかりですよ!
「寒いよ~ぅ、暑すぎだよ~ぅ」
体温を調節する機能が未熟な赤ちゃんは、暑さや寒さに敏感です。
首の後ろを触ってみて、汗をかいているようでしたら対処してあげてください。
また、冬場でしたら布団が重いのかもしれません。
軽くて暖かいものに変えてみるのもいいですね。
「まぶしいよ~ぅ、うるさすぎだよ~ぅ」
テレビの音が大きかったり、まぶしい光が漏れていると、赤ちゃんはリラックスできないという子もいます。
ただこの点、我が家は家が狭いので使える部屋が限られていますから、小さいうちから慣れさせようとあまり神経は使いませんでした。
そのおかげで、多少うるさくてもまぶしくても、気にせず寝ていました。
「痛いよ~ぅ、かゆいよ~ぅ」
衣服の止め具やタグが肌にあたったり、何か異物が入ったりして痛かったり、あせもがかゆいこともあります。
ムズムズと落ち着かない様子であれば、身体に触れている部分を見てあげてください。
いつもと泣き方が違うと感じたとき
泣き方が今までにないほど激しく、普段と様子が違うようならば、どこか具合が悪いのかもしれません。
例えば、声の高さが甲高くなる、長い間泣きやまない、声の量がおおきいなど、普段と違うところがあれば注意しなければなりません。
嘔吐や発熱、顔色が悪い、食欲が無いなど泣く以外に激しい症状がある場合や20~30分ごとに激しく泣いたり、血便が出た場合はすぐに受診しましょう。
赤ちゃんが病気!?夜間・休日に病院に行くか迷った時
夜間や休日、病院に行くか迷った場合はこんな相談電話があります。
☟小児救急でんわ相談
小さなお子さんをお持ちの保護者の方が、休日・夜間の急な子どもの病気にどう対処したらよいのか、病院の診療を受けたほうがいいのかなど判断に迷った時に、小児科医師・看護師への電話による相談ができるものです。
この事業は全国同一の短縮番号#8000をプッシュすることにより、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院等のアドバイスを受けられます。
厚生労働省の小児救急電話相談事業です。
各自治体によって受付時間が異なりますので、詳細は「小児救急電話相談事業(♯8000)について 厚生労働省」でご確認ください。
今スグに確認して、知識をつけておきましょう!
赤ちゃんが産まれたらかかりつけ病院を早く決めて!
抵抗力が弱い赤ちゃんは、ウィルスなどによって風邪を引きやすく、体力がまだないので重症になることもあります。
小さいうちはいろいろな病気にかかるのは仕方のないことです。
しかし防げる重症な病気は予防接種で予防し、いつもと様子が違うと思ったら医療機関の診察を受けるなど、普段から赤ちゃんの健康は最優先に気を配ってあげましょう。
赤ちゃんが産まれたら、かかりつけの病院を決めておくのがいいですね。
ママのおなかにいるときにママからもらった免疫・抗体があるから、新生児は病気にかかりにくくなっています。
抗体が切れるのが生後6カ月の頃。早いママであればもう会社復帰しているころ。
保育園から病気をバンバン持って帰ってきますので、次から次へと病気にかかることは珍しくないことです。
病気になっても「おなかが痛い」などの言葉を話せない赤ちゃんですから、重症になる前に、具合が悪いサインをしっかりキャッチしてあげたいですね。
赤ちゃんの症状をメモしておくと安心!
赤ちゃんと病院に行くときは、ママがあわててはいけません。
正しい診断をしてもらうためにも、病院に行くまでの赤ちゃんの様子をしっかりお医者さんに伝える必要があります。
熱などの症状がいつから始まったか、熱は何度なのか、症状は継続したり繰り返し起きているのかを、できればメモをして行くと万全です。
おなかの調子が悪いときは、便のついたおむつを持っていくと良いという話もありますが、私は抵抗があったのでスマホで写真を取っていきました。
子どもがぐずったときに対処できるよう、何か遊び道具も持っていくと安心ですね。
夜間救急病院を調べておく
赤ちゃんが生まれたら、やっておきたいことの一つです。
昼間は開業している小児科は多いものの、夜間や休日となったら違います。
運が良いことに、我が家の近くには夜間・休日ともに対応してくれる専門病院があるので良かったですが、子どもを産むまではその存在を知らなかったんです。
電話番号・開院時間を調べてメモしておくと、いざという時に安心ですよ!
私はこれまで5回以上、夜間病院にお世話になりました。事前に調べておくことで、安心して子育てに専念できますよ!
赤ちゃんは泣いて色々なことを教えてくれる
赤ちゃんは泣くことが仕事といいますが、これ本当です。
とにかく泣きます。
私は産んだばかりの産院で、どの子が泣いているのか聞き分けられませんでした。
でも何か月か過ぎると、うちの子が泣いていればすぐにわかるようになったんです。
毎日泣き声を聞いていれば、そりゃ分かりますよね。
もし「どうして泣いているのかわからない」という場合は、どんな泣き方をしたら結果、何をしたら泣き止んだか、をノートに書いていくといいですよ!
1か月くらい経つと、その子の傾向が分かってきます。
私の子どもの場合、のけぞりながら泣いたら「おなかがすいた」でしたが、あるママのところは「眠いのに寝られない」でした。
このように、泣き方は人それぞれ。
赤ちゃんを研究していけば、具合が悪い時の泣き方もわかるようになります。
なにかおかしいと感じたら、すぐに病院へGO!ですよ!
私は1か月に3回、病院に押し掛けたことがあります。
結果…
1回目…私の気のせい
2回目…便秘
3回目…風邪
でした。
1回目の「気のせい」は恥ずかしかったですが、病院の先生は「何事もなくて良かった」と笑顔でした。
何かがあってからでは遅いので、勇気を出して病院に行ってみてくださいね!