妊娠中でも仕事を快適にするために気を付けることは?私のつわりはキツかった
妊娠中の仕事は、つわりがきつければ地獄です。
私は2回妊娠を経験しています。
そして、1回目はガテン系の仕事、2回目はデスクワークをしていました。
2回ともつわりはひどい方で、毎日が二日酔いのような状態が妊娠6か月ごろまで続き、「妊娠 つわり いつまで」とGoogleで検索するのが毎日の日課になってしまうくらいの試練でした。
いつも「つわり~終われ~終われ~」と思っていました。
周りの話を聞いてみると、私の症状なんて全然大したことないって言ってます。
もっとひどい人はひどい。
感じ方は人それぞれですが、そんなつわりの中での仕事って地獄です。
それでも頑張って仕事を続けるって気になってるんですから、もう少し優しくしてくれてもいいじゃんないの…って言ったら怒られるか。
色々なことがありましたが、私が思う、妊娠中の会社勤めの注意事項を私の体験談と共に記録に残しておきます。
妊娠が分かったらやるべきことは3つ
✅妊娠報告はすぐがいい
✅会社の制度を確認
✅産院の確保
上司への妊娠報告はすぐにした方が良い
会社への報告のタイミングとして、よく言われているのは「赤ちゃんが安定期に入ってから」というもの。
流産をしてしまったら…という心配も確かにありますが、その流産をしないためにも無理は禁物。でも上司には言っておかないと、変な誤解をまねきます。
具合が悪い時は会社を休んだり、席を外したりしやすいように、安定期に入る前、ちょうどつわりがキツイ時には、上司には報告を入れておいた方がいいというのが私の考えです。
私は上司に、妊娠が確定してからすぐに話をしました。
具合が悪くなったら、その女性上司に言って応接室で休ませてもらうこともありましたね。
今後やる大きなプロジェクトからも外してもらいました。
最初はごく少数の人だけに報告をしておいて、ツワリの辛い時期を乗り越えましょう。
会社の制度を知っておこう
会社には規約があり、従業員が妊娠、出産の際に取る休暇についての決まりを定めています。
これは会社によっていろいろあるんです。
一番手っ取り早いのは、すでに産休や育児休暇をとった先輩に聞くのが一番です。
私の場合は、会社で産休・育休を取るのが私が2人目で、しかも始めて産休を取った先輩は育児休暇中ということで話を聞く事ができませんでした。
そこで登場するのは就業管理をしている総務。
この方々は仕事柄、やたらと法律や規則に詳しい。
会社には必ずこういう人がいるものです。
分からないことはドンドン聞きましょう。
妊娠届を会社に提出したり、産前産後休業や育児休業のこと、産休中の社会保険免除、医療費控除、出産育児一時金のことなど、会社がらみで確認しておきたいことは山ほどあります。
出産病院選び
定期健診はサボらずに行くようにするため、通いやすさ、病院の雰囲気などをチェックするため、産院探しを始めます。
最初に行った産婦人科で必ず出産しなければならないわけではありません。
紹介状を書いてもらえば、妊娠途中で病院を代わっても大丈夫です。
ただ、分娩は予約制というところも多いので、できるだけ早めに決めた方が良いでしょう。
そして、毎日の生活が忙しく疲れがちですが、定期健診だけは早産や妊娠中毒症の発見するために重要です。
仕事場からの健診のための時間は法律で守られているので、仕事よりも優先順位を上げて時間を確保して通うようにしましょう。
快適な妊娠仕事生活を送るために、私が注意した5つのこと
できるだけ快適に仕事をするためには、やはり事前に「どのようなことが不便になるのか」を調べておき、それに対する対策を準備しておく必要があります。
私は以下の5つことに気を付けて、妊娠生活を乗り切りました。
✅つわり対策
✅たばこ対策
✅お手洗い対策
✅休憩時間対策
✅通勤対策
つわり対策 効果があったのは「柑橘系の飴・グミ」
働きながらのつわりはつらいものです。
仕事場ではなるべくまわりの人に気をつかわせないようにしたいものなんですが、本当にやばいとそんな気すら起こらなくなります。
ですから具合が悪くならないように先手先手の対策が必要になります。
🌸私がやった職場でのつわり対策
✅食べづわりのときは常に一口で食べられるものをポケットに忍ばせておく
✅柑橘系の飴・グミを携帯しておく
✅トイレは今は行きたくなくても暇があれば行く
✅食事は無理してみんなに付き合わない
✅下着は締め付けない物を着用する
人によって効果のほどは違いますが、私はこれで乗り切りました。
特に欠かさなかったのは、「柑橘系の飴・グミ」です。
かなり酸っぱいものが、特に良かったですね。
私のお気に入りはカンロのピュレグミ レモン でした。
食欲がまるでない日でも、これだったら1袋なんてあっという間に食べちゃいましたよ。
たばこのにおい対策「近寄らない」「マスクをする」
たばこのにおいほど、不快なものはありません。
これはたとえ妊娠していなくてもそうですよね。
私の会社は喫煙場所が決まっているのですが、出来るだけそこは避けて通るようにしていました。
もう分煙していない会社はないとは思いますが、まだまだタバコの煙の悪影響が理解されていません。
たとえ私たちが吸わなくても、周りが吸った煙の害は凄いんです。
受動喫煙の場合、自分がタバコを吸う場合に比べて2~3倍ものニコチンを吸い込んでいるんです。
赤ちゃんへの影響ももちろんあります。
たばこのにおいが気になるときは、さりげなく逃げる工夫をしましょう。あまりに耐えられないときは上司に相談してみるのが一番です。
会社でマスクは欠かせません。
お手洗い問題「出たくなくても行く」
妊娠中はお手洗いが近くなります。
これは、大きいお腹が膀胱を圧迫するからなんですよね。
トイレを我慢すると頻尿や便秘、膀胱炎の原因になるので、我慢することはやめましょう。
ただ、あまりに何回も席を立つと「!?」なので、何かの仕事のついでで席を立ったときに忘れずに済ませておきましょう。
あと、からだを冷やさないようにするとお手洗いの回数も減ります。
妊娠中は血行が悪くなり冷えやすくなります。
とくに夏場冷房がガンガンに効いている職場は注意が必要です。
男性が多い職場だと、冷房をガンガンにかけていますよね、これは危険です。
自分でしっかりと厚着をしたり、温かいものを飲んだりと対策を取るようにしましょう。
休憩時間はのんびりと
休憩時間は、とにかくゆっくりのんびりしましょう。
同僚と外出したりするのもいいのですが、ゆっくりからだを伸ばしたり楽な姿勢で座るだけでも効果があります。
目を閉じるだけでも、疲労回復効果はグッと高まりますよ。
昼休みは食事のにおいが気になる人もいるでしょうから、その時は無理せずにその場は避けます。
また法律で休憩時間の回数、時間を延長できます。
必要な場合は上司に相談してみましょう。
通勤方法を見直す ラッシュなら時差出勤がベスト
会社への通勤方法は電車、バス、徒歩、自転車、様々ですよね。
私も経験者なので注意事項をいくつかご紹介します。
妊娠中はできるだけ通勤ラッシュを避け、時間に余裕を持って行動するのが一番です。
時差出勤を許してもらえるようであれば、会社に掛け合ってみましょう。
また、電車に乗っている時に急に具合が悪くなることがありますので、いつもの電車より2・3本早い電車に乗る事をお勧めします。
必ず座席に座れるとは限らないので、立って行くことを想定して準備をしておきましょう。
私の場合、妊娠中期に具合が悪くなって途中下車をすることが多かったので、早めに家を出るように心がけていました。
妊娠中の自転車通勤は危険
自転車通勤は危険です。転倒した時のことを考えると…。
一応、妊娠中の自転車は辞めた方が良いといわれる理由があります。
✅妊娠中は注意力が散漫になりがちなので、事故につながりやすい
✅自転車の振動でお腹が張りやすくなる
✅ペタルをこぐとき、お腹に力が入ってしまう
✅お腹が大きくなることで、安定感がなくなる
✅腰痛の原因になる可能性がある
でも、小さいお子さんの送迎をしてからの出勤の場合は、わかっていてもやめられないですよね。私の友人は臨月になっても自転車の2人乗りで送迎をやってました…。本人は大丈夫でも、見ているこっちはハラハラします。
ちなみに私は、妊娠8か月までは頑張りました。
それ以降は、お腹が邪魔でガニマタでないとペダルを漕げなくなったのでやめました。
この頃には周りも「まだ自転車載ってるの?やめなよ」という風に声をかけてくださるようになります。言うとおりにした方がいいです。
落ち着いたら今後の妊娠・出産生活のことを考えよう
妊娠中期になると、だんだんつわりも収まってきて、この生活にも慣れてきます。
心にも余裕が出てくるこの時期に、考えておかなければならないのは「今後のこと」です。
出産後も働くかどうか考える
出産後、働く意志があるかどうかをまず考えましょう。
もし退職するのであれば、その意思を早めに上司に伝えます。
わたしは出産後も働き続けることを強くおすすめします。
確かに子育てや家事と仕事との両立は大変です。
しかし、今はママの半分以上が兼業主婦として家事や子育てをしながら働いているし、今後ももっと増えていくはずです。そう、今は専業主婦のほうが少なくなっているんです。
「子育てと仕事の両立、おまけに家事もなんて大変すぎる!」そういう声も多く聞きますが、実際やってみると何とかなるもんなんですよ。
もし仕事を辞めるとなった場合、幼稚園に入ることができるのは3歳~。
という事は、3歳まで24時間子供とべったりくっついていることになります。
3歳児神話(3歳までは親が育てるべきという考え方)はもうとっくに崩壊しているこの世の中、年中無休の24時間子育ては気が狂いそうになります。
親と同居しているのならまだしも、ママだけのワンオペ育児ならなおさらです。
私は、せっかく外で働ける能力があるのだから、どんどん働いた方が良いと思いますよ。
その間こどもは、保育園で手厚いお世話を受けているから安心です。
むしろ、私が育てるよりもよっぽど健全だとさえ思っています。
いつまで働くか計画を立てる
妊娠中にいつまで働いてよいのかについては、実は決まりはないんですよ。
ママの体調が安定していて、赤ちゃんが元気に発育しているのであれば、出産ギリギリまで働いていても大丈夫です。
ただ、妊娠後期に入る頃にはお腹はかなり大きくなり、電車で移動したり仕事でずっと座っていたりするのがつらくなってきます。そのことをふまえて決めてください。
法律上では産前の6週間、産休を取ることができます。
体調によっては有給休暇をあわせて妊娠後期に入ったら休みを取る方もいます。
ただし、休みを取るのは義務ではないので、希望すれば休まずにできる限り働き続けることができます。
私の知り合いでは、出産予定日まで働いて、最後の出勤から帰った後に破水したという強者がいました。産後、病院を退院してその足で職場復帰したんですよ。すごいですよね。
まとめ
中にはつわりがなくて、変わったことは体重くらいという、うらやましいママもいますが、ほとんどの方は「つわり」を経験するでしょう。
つわりの時期は家に籠っているよりも、外で仕事をした方が気持ち悪さが和らぐという方が多いようです。
中にはひどすぎて会社にすらたどり着けない人もいます。
こればっかりは妊娠してみないとわからないものなので、困ったもんですよね。
ただ、自分がどのようなつわりの症状かを観察してみると、対策できることはたくさんあります。
私の場合は食べつわりタイプだったので、今回の体験談は「何か口に入れていないと気持ち悪い」という方にはとくに参考になるかもしれません。
また、仕事を続けようかやめようか迷っている方に言えることは「気持ち悪いのは今だけ。出産したら二日酔いの時しか味わう事はないんだよ」。
一生続くわけではなく、妊娠が終わればつわりは絶対に終わります。
今の辛い時期の気持ちに支配されず、長い目で見ることのできる視野の広さが少しでも残っていれば、どの選択が正しいか見えてくるはずです。
いま、世の中は保育園対策に真剣に取り組んでいます。
これから少しづつですが、子持ち兼業主婦でも働きやすい環境が整ってくるはずですよ!