娘、川崎病疑惑浮上事件
はしか…。別に麻疹(ましん)ともいうらしい…。
自分も子供の頃にかかったことがあるような気がしますが、もう〇十年も前の話。
その時の記憶は残っていないので、どのように対処したらいいかわかりません。
はしかの高熱で苦しんでいる我が子を見ているのは辛いものですよね。
何か自分にしてあげられることはないのでしょうか。
大姫様(長女)の発疹にビックリした私が病院に駆け込んだのは、彼女が1歳になったばかりの時です。
それまで発疹なんて出たことがなかったし、私自身も物心ついてからは出たことがありません。
なので初めて間近で見たわけです。
あの時は本当に驚きました。
そして診断されたのが「軽いはしか」。
かなり重症そうに見えたのに、軽度と診断されたんです。
そこで慌てた私は麻疹について必死に調べました。
それを記録しておきます。
はしかと診断されるまでに「川崎病ではないか」と大騒ぎされ、すったもんだがあったんですがそれは記時下の「まとめ」に書きました。
はしか(麻疹)とは?
はしかとは、麻疹ウイルスによる急性熱性発疹性のウイルス感染症です。
感染力が極めて強く、合併症を起こすと死亡することもある重症の感染症です。
空気感染、飛沫感染、接触感染、いずれの方法によっても感染(つまり逃れられない)し、よく発症するのは1歳代が最も多いです。
大姫様は1歳になりたて、しかも1週間前に麻疹の予防接種を受けた後に発症しました。
はしか(麻疹)の症状
大人になってからの麻疹発症が増えていることが問題となっているのをご存じでしょうか。
症状の現れ方は10〜12日の潜伏期間ののち、発熱で発症します。
熱が出ている時は咳(せき)、鼻水、結膜炎(けつまくえん 目が赤くなる症状)が強く、38℃以上の発熱が数日続きます。
麻疹にかかっている中でいちばん感染力が強い時期です。
その後、いったん熱は下がりますが、すぐに耳後部付近から発疹が現れるとともに、39℃以上の発熱が数日続きます。
発疹が出た前後1、2日間に、口の中に白い湿疹のようなものが現れます。
この白いポツポツは麻疹に特徴的であるため、これを確認して麻疹と診断されることがほとんどです。
発疹はその後全身に広がっていき、数日後回復に向かいます。
怖いのはこの麻疹によって肺炎、中耳炎を合併することです。
1000人に0.5〜1人の割合で脳炎を合併します。
他にも麻疹が引き金となっておこる重篤な病気がありますので、様態の変化には目を光らせておくことが大切です。
麻疹の予防法は?
麻疹の予防接種は絶対に受けましょう(ง `ω´)ง
ワクチンを接種する前に麻疹の患者さんと接触したことが分かった場合は、
・接触後48時間以内に麻疹含有ワクチンを接種する
・接触後5日以内にγ(ガンマ)グロブリン製剤の注射を受けることで発症を予防、又は軽くすませる
この2つの方法があります。
うちの大姫様の場合、運よく麻疹に感染した直後に予防接種があったため、症状は非常に軽く済みました。
食欲はおおせいで熱もそこまで高くまで上がらず、ただ発疹は出ましたが先生も「軽いはしかで元気」と太鼓判を押していただけるほど元気に過ごすことができました。
ただ、これは運が良かっただけで、毎度こううまくはいきません。
もし家族内感染だった場合は、この予防法では間に合わないことがほとんどです。
ちなみに成人の場合は内科あるいは皮膚科を受診すると良いようです。
麻疹の治療法は?
麻疹はウィルスで起こる病気なので、麻疹に直接効く薬はありません。
なので麻疹ウイルスそのものに対する治療ではなく、症状に応じた対処療法がとられることにになります。
痰が絡んだり鼻づまりが気になるようであればそれらを出しやすくするようにする薬を処方する、といったように、自然に治っていくのを待つしかないのです。
先週はしかワクチンを打ったばかりなのに、発症するものなの?
友人に「麻疹ワクチンを打ったばかりなのに、麻疹にかかった」というママがいました。
熱は37度後半で発疹ができましたが、子どもはいたって元気。
「いやいや、麻疹ワクチン打ったし!だから違う病気だよ、きっと。」と自信をもって病院に行ったけど、結果は麻疹だったということです。
お医者さん曰く、
✅ワクチンがまだ定着していないうちに感染しちゃった
✅ワクチンから麻疹を発症することはない
とのこと。
しかし、ワクチンが効いているのか、症状はかなり軽く済み、全快も早く、1週間もかからずに登園許可をもらう事ができたそうです。
麻疹で闘病中の子供に私がやったこと
自力で治すしかない麻疹ですが、なにか力になりたいと思うのが親心です。
私がやってあげたことは以下のことです。
✅熱さまシートを背中に貼る
✅食べ物に気を遣う
✅身体を温かいタオルで拭く
✅水分補給を徹底
✅別室に隔離し、ママは手洗い・うがい・マスクを欠かさない
熱が続くときは、解熱薬や水枕などを使って快適にすごせるようにしてあげましょう。
私は熱さまシートこども用を使いました。
大人用の熱さまシートより小さく出来ているので、子供にはぴったりサイズです。
効果が8時間以上続きますし、剥がれにくいのが良いですね。
もしこのサイズでも大きい場合はハサミで切って使います。
おでこに貼ると取ってしまうので、私は背中に貼りました。
最初は「冷たい!」と言って相当嫌がりましたが、そのうち気持ちがいいようで大人しくなりました。
これ、発熱時だけではなく、夏の寝苦しい夜にも使えます。
あと食欲がなくなるので、消化のよい、口当たりのよいものをあげましょう。
うちの大姫様の場合は卵豆腐を好んで食べていましたね。
あとはゼリー。フルーツが丸ごと入ったものです。
あまり噛まなくてもよく、味がしっかりしたものを好んで食べていました。
入浴は、発疹がうすくなり、咳も少なくなって熱がなければ入浴してもよいそうです。
それまでは濡れたタオルをレンジで1分間加熱したものを適度に冷やして体を拭いてあげていました。
気分転換になって、本人にとっては良かったようです。
そして水分補給は大切です。
私がよくやる事ですが、牛乳・お茶・オレンジジュース・リンゴジュース・水・ポカリ・野菜ジュースをズラッと並べて「好きなのをお飲みなさい」とやっています。
子供は正直なもので、本当に身体が欲している物しか手を出さないようです。
ちなみにうちの大姫様は、オレンジジュースがお好みのようでした。
最後に2次感染を防ぐため、子供は別室に隔離して、お世話をするたびにママは手洗い&うがいを欠かさないようにします。
同じ部屋に入って別室に移動する時は、必ずと言っていいほどうがい+手洗いをしました。
そして、家の中でも必ずマスクをするようにします。
功を奏してか、2次感染は防ぐことができました。
まとめ
麻疹は感染力が非常に強い病気です。
発疹が出た状態で病院を受診するときは、事前に「麻疹の疑いがある」と病院に事前連絡をしておいたほうが周りの皆さんの為です。
周りに感染しないように個室に隔離してくださいます。
また、小学校・保育園は出席停止になりますので、その辺も確認しておきましょう。
噂の川崎病事件について
大姫様ははしかと言っても症状が軽く、最初からはしかと診断されたわけではありませんでした。
「もしや川崎病ではないか?」という疑いがあり、それはもう私は動揺しました。
友人の子供が川崎病にかかって入院して大変だ!という話を聞いたばかりだったのでアタフタしたもんです。
産まれて初めての採血や、産まれて初めてのレントゲン(器具に縛り付けられる)を受け、まだ1歳だった大姫様はもうギャン泣き。
私も胸が締め付けられる思いでした。
川崎病の症状は…
・高熱が続く・両目が赤く充血する(目やには出ない)
・唇が真っ赤になる
・舌がイチゴ状に赤くなる
・喉の粘膜が赤く腫れる
・手足や体に大小さまざまな形の発疹が出る
・首のリンパが腫れて痛がる
・手足が硬く腫れる
・手のひらや足の裏が全体に赤くなる
はしかの症状と似ているんですよね。
素人には判断が難しいので、やはり病院に駆け込むのが一番ですね。
かかりつけの小児科をもっていることは必須ですよ。
仕事を持っているママならどうするべきか 先輩兼業主婦に聞いてみた
はしかは、完治して病院の先生のお墨付きがもらえるまでは、保育園や小学校に行かせることができません。
しかし1週間も休むことができるのは、よっぽど理解のある会社だけ。
ただ、私はそんな会社、聞いたことがありません。
ある先輩兼業主婦に聞いたところ…
とのこと。
市区町村でやっているので、調べておいたほうが良さそうです。
注意したいのは、事前登録が必要だということ。
その日急に預ける、という事が出来ないのです。
急に、どうしても!という場合は、病児専門のベビーシッターサービスを利用する手があります。
当日申し込めば3時間以内に駆けつけてくれる、という頼もしいサービスもあるので、要チェックです。
「病児保育+地域名」で検索してみてくださいね!