先輩兼業主婦に男の子の可愛いところや育て方を聞いてきました!
大昔は「跡取り問題」があって男の子の誕生は切望されていました。
私の好きな大河ドラマでみるとこの跡取り問題は切実な問題で、私が昔はまっていた「軍師 官兵衛」では、官兵衛の息子の嫁が女の子しか産めず、精神的に病んでいき、最後は離縁するというシーンがあったくらいです。
そのくらい男の子は切望されていました。
現代ではそういう跡取り問題も影を潜めてきましたし、むしろ男の子の子育ては人気が少なめらしいのです。
「男の子はヤンチャだし、小さいときは体も弱めだし、考えていることも分からないし、将来お嫁さんにとられるし、老後も面倒を見てもらえない……」と思う女性が増えているそうなんですね。
いやいや、そんな事ないですよ。
子育ては男の子も女の子も、どちらも大変で、かわいいです。
男の子と女の子では、成長していくにつれて行動パターンが違います。
我が家は2人も女の子なので実体験ではないのが寂しいですが、私のママ友に聞いたかわいいと思うところ、そして先輩兼業主婦に聞いた「男の子の育て方」を書いていきますね。
ママ友に聞いた「男の子がかわいいっ!」と思うところ
私には女の子しかいないので、男の子を持つママの気持ちが分からない!
そこで、保育園や小学校の男の子を持つママに色々と聞いてきました。
🌸男の子が可愛いと思うところ
ママにべったり
大きくなったらサッとママから離れていってしまう男の子ですが、幼少期はとにかくママが1番です。
幼児期に入れば、女の子は大人びてママの事をあまりかまってくれなくなるのですが、男の子はそんなことはなくママが1番大好きで、ベッタリの甘えん坊。
とにかくママじゃないとダメなんですよね。
大人になって離れる分、幼少期に濃密な時間が過ごせるのです。
保育園で「ママ~!ママがいい~っ!」と朝泣き叫んでいる子は、男の子が多いように見えます。ちょっとうらやましいです。
この濃密な時間は小学生になるまで続きます。
「ママを守ってあげる!」と言ってくれることもある
主人にも言ってもらいたい…というような言葉を何の躊躇なく言ってくれます。
例えば「大きくなったらママと結婚する!」「ママが1番可愛い」「ママは僕が守る」など、男の子特有のフレーズです。
こんなことを言われたら、ママも「子育てって楽しいな」「なんてかわいい子なんだろう」と思ってしまいますよね。
ちなみに女の子は「ママのことは私が守る」なんて絶対言いません。
寂しいもんです。
自分の理想の男性に育てられる!?かも
私たちの親の世代は男の子に家事をさせない風習がありましたよね。
しかし、すでに時代はガラリと変わっています。
私たちの世代からは男の子も学校での家庭科の授業は必修になりました。
しかも共働き率が進む今後は、家事のできない男性は女性に見向きもされなくなってくるでしょう。女性も外に出てバリバリ仕事をする時代ですからね。
さらに今の出生率は女の子よりも男の子のほうが多いのです。
結婚せずに生涯独身を貫くことになるかもしれません。
そう考えると、男の子でも自分の身の回りのことは一通りできるように育てる必要があります。家事をするしないは家庭での親の教育次第です。
もし私だったら…「買い物袋をさりげなく持ってあげる」「レディーファースト」「他人への思いやり」などを教えこんで、将来彼氏のように買い物に行きたいなあ…なんて思います。
将来、一緒に歩いたときに「彼氏だと間違われたい」という野望を抱いて男の子を育てている方もいました。なんか楽しそう…。
男の子は旦那様のミニチュア
さすが男の子、パパの真似が大好きです。
パパが夏場、トランクス一丁なら男の子も真似をしてパンツ一丁になります。
座り方ももちろん男性ならではの「あぐら」をして、その姿はまるだパパのミニチュアバージョンでかわいいものです。
女の子ではいくらパパが大好きでもパンツ一丁のあぐら…ってのはさせられません。
体は小さいながらも「男」を感じさせられます。
ママが男性の扱い方を極められるかも
そもそも男女では脳の仕組みが違うため、やはりママには理解できない言動も多い男の子。
あまりにも理解不能で、男の子の育て方の本を手にする人も多いのではないでしょうか。
旦那様(男性)の行動や言動ですら、理解不能な時もありますしね。
そんな時ママはどうするかというと、プロの執筆する男の子の育て方の本を読んだり、ネットで男の子の育て方について勉強したりして実際に育てることで、やっと「男という生き物」が理解できる部分も多いものです。
この努力は、男の子の子育てだけではなく夫婦関係や仕事にも役立ちます。
私が思うに、男の子は大人になっても変わらないもの。
寂しがり屋で甘えん坊です。
男の子は考えていることが単純でわかりやすい
空気を読む、顔色を伺う、言葉の裏を読む……といった複雑なコミュニケーションを取らない男の子が多いようです。
ですからママにとってはすごく分かりやすい!要するに素直なんですよね。
みんながみんなこういう性格だと扱いやすいんですけどね…
ママがパワーをもらえる
男の子は体を動かす遊びが大好きなものです。
まずジッとしていることはありません。高い所があれば何であろうとよじ登り、そして飛び降ります。
いつも見えない敵と戦っているし、イタズラは大好きで、イタズラをしているときは目が輝いています( ✧Д✧) カッ!!
ママは体力や気力がないと持たないため、最初は追いかけまわすのでグッタリ疲れてしまいますが、子供の成長と共に体力がついてきます。
そうするとママ自身が元気ハツラツでいることができるんです。
不思議なもので、男の子のママと女の子のママとでは雰囲気が違いますが、これはもしかして体力の差でしょうか?!
保育参観や授業参観で思うのですが、男の子のママはいつまでも若々しく元気はつらつです。
私は…なんか覇気がない…。
男の子の育て方を先輩兼業主婦が伝授
男の子の可愛い所はたくさんあります。
しかし、これから始めて男の子を育てるママにとっては未知の世界ですよね。
世のママ達が男の子の子育てを「大変だ」と感じる理由の一つに、「ママは女性だ」ということが挙げられます。
異性だから男の子の気持ちが分からないと思い込んでいるのです。
兼業主婦のかわいい男の子の育て方
兼業主婦は仕事も持っているうえ、なかなか子供たちとじっくり接する時間はありません。
だからこそ、家にいる時間は子供に目をかけて揚げることが大切になります。
さて、では具体的にどのようにして挙げたらいいのでしょうか。
先輩兼業主婦に聞いてみました。
子どもとひたすらベッタリする
「結婚できて、就職できる男性に育てるには、0~6歳までの乳幼児期のママにベッタリ期+小学生時代のしつけ期における親の接し方がキーになります」とおっしゃる子育ての専門家がいいます。
特に乳幼児期に母親から惜しみない愛情を受けることで、男の子は「いざとなれば、お母さんがいる」と安心感を持つようになり、それを土台として挑戦できる、自信の持てる子どもになっていきます。
愛が少ないと、いつもやる気のない子供になってしまう傾向があります。
実際に私もその結果を、うちの主人で目の当たりにしています。
私の主人は2人兄弟の下。年の離れたお兄ちゃんがいます。
お義母さんから子育て方法を聞いてみると、お兄ちゃんは「何かあったらママ」ということがなかったそうです。
それとは逆に、弟である主人のほうはママとベッタリ大好きで、乳児期のころからずっと抱っこしていないと泣き叫んだという話でした。
お義母さんはその希望にお答えして、ずっと抱っこしていたそうなんです。本人はそんなこと覚えていませんが…。
「子供の頃に手のかかった子は大人になった手がかからなくなる」という話が当てはまった様で、主人は粘り強いし自分の考えをしっかり持っています。
少々のことではへこたれません。
それには、昔お義母さんからもらった安心感のストックがあるからなのかもしれませんね。
家事を覚えてもらう
たっぷりラブラブした後の4~5歳、この時期に是非やっておきたいことは「家事のお手伝い」です。
お給料は出ませんが、家事は立派な「仕事」。
しかも年齢無制限の仕事です。
これを小さいころから体験させ、「家事(仕事)をするのが当たり前」に習慣にすることによって、子供のうちから社会性を身に着けさせることができます。
家事を習慣化させることは、仕事に必要な「フットワーク力」「嫌でもやらなければ大変なことになることがある」「人の役にたつと気持ちいいという喜び(モチベーションUP)」の方法を習得できます。
さらに家事の重要性を知ることで、子供が大きくなった時はおそらく共働きが当たり前の時代になっているでしょうから、家事のできる男性にはお嫁さんも喜んで来てくれることでしょう。
実はこれを裏付けるおもしろいデータがあります。
ある教育専門家の教え子が学生200人に対して行なった調査によると、就職活動に熱心な男子学生の間で見つかった共通点に「小学生時代に家事のお手伝いをした経験」があったのだそうです。
あまり叱らないほうが良い
男の子は生まれつきプライドが高い生き物です。
「ママを守らなきゃ」「僕がやらなきゃ誰がやる!」そんな気持ちをどこかしらに持っている男の子。これはたくましく成長するための大切なものなのです。
この気持ちを大切にするために何か悪いことをしたとき叱るのではなく、諭すようにすると良いようです。
例えば、友達に手をあげてしまったら、「本当に残念。本当に優しい男は人に暴力を振るったりしないものだよ。」という言葉がけをしてあげます。
勉強をしてほしあったら「将来お父さんのように、勉強も運動もできるカッコイイ男になって欲しいな。」と声がけしてあげて、ママ自身も勉強を始めてみせてあげる、など…。
「ダメ!」一辺倒ではなく言葉を工夫し、自分実行して見せると「背中を押す」ということになるようです。
叱るという行為は、男の自尊心を傷つけてしまいます。
男の子特有の「自尊心」をくすぐる
男の子の遺伝子に含まれている頼りにされたい!人の上に立ちたい!という気持ちをくすぐってあげます。
これは男性には年齢を問わず、万国共通です。
「あなたがいるから、ママは人生楽しく過ごせているのだ」という事を思いながら男性と接していると、自分の態度や言葉に自然と出ているものです。
ちょっと大げさなくらい自尊心をくすぐってあげましょう。
なんてったって男の子は単純でわかりやすい、素直な性格の持ち主ですから、思わず抱きしめたくなってしまうくらいかわいい態度を示してくれるのではないでしょうか。
男のプライドを立ててあげる
小さい頃は特に愛情が必要です。
「自分の事を思っている人がいる」ということを感じ、安心したいのです。
だから毎日お母さんの愛情が欲しくて欲しくてたまりません。
にもかかわらず、男の子の場合は日に日にプライドが高くなっていきます。
愛情が欲しいけど、プライドが邪魔して甘えられない。
これが小さい頃の男の子なのです。
本当は嬉しいのだけど、素直に喜べない男心というものが男性の中にはあります。
お母さんが愛情を与えようとすると、「そんなものいらない!」という態度をとるときもあります。
これはただ、プライドが邪魔しているだけなのです。内心は嬉しくてたまらないくせに…。かわいいですよね。
どんどん外で遊ばせる
そもそも男の子というのは冒険心や、征服欲、スリルなどを求める気持ちを持っているもの。
自分の兄弟に男の子がいたら、子供の頃を思い出してみてください。
古き良き時代と言われている私たちの親の世代の男の子は、地域で異年齢の集団の中で毎日遊んで、野生!?の気持ちを満たすことができました。
その中で、たくらむ力、体を精一杯動かす快感、仲間意識、人とかかわる力、社会性、子ども社会のモラルなどを身につけていました。
ところが世の中が裕福になってくると世の中が危険になり、子どもが安心して自由に遊ぶ場所が少なくなってしまいました。
どこもかしこも変質者がいますし、公園で遊ぶにしても制約があります。
その公園ですら少ないのです。
そして子どもたちは家に入り、アニメやゲームという、家の中で自己完結できる世界を持つようになり、外で思いっきり遊ぶ体験が少なくなりました。
親も「子供が自分の目の届くところにいる」ことから、これを勧めます。
本当は男の子は外で自由に遊びたい子が多いのです。
どんどん外に連れ出したいところです。
もしかして旦那も同じ気持ち!?
男の子の育て方を調べていくにつれて「大人の男性も子供と大して変わらないんじゃないか」と思ってしまいました。
うちの主人は自分の気持ちは表に出さず、立派に大人の仮面をかぶり切っていて気づきにくいですが、よく考えてみると言葉の節々や行動に「一人は寂しい」「かまってほしい」という気持ちが隠れているような気がしてきました。
男の子を育てることは、もしかしたら夫婦関係を良くするためのママの勉強も含まれている様な気がしてなりません。
男の子育て=旦那育て
(๑•̀ㅂ•́)و✧