決断力を上げて迷う時間を減らす!
誰しもが「失敗したくない」という気持ちがどこかにあり、決断を迷う時があります。
仕事だって私生活だってそうです。
私生活で言えば「結婚」。
相手のことを100%知ってからの結婚はあり得ませんから、勢いで結婚しない限り「本当にこの人と結婚して大丈夫だろうか…」という気持ちはありますよね。
自分の人生なのですから、それは大いに悩んで良いと思います。
ただ、仕事の場合はそうはいきません。
世の中はめまぐるしいスピードで変化していっています。
そんな超特急のスピードの中、「これにしようかな…どうしようかな…」と迷っているようではドンドン取り残されていってしまいます。
迷いの時間は結構かかるもの。
気が付いたら迷っている間にもう退社時間、なんてこともあります。
悩むのをやめて即決できれば1分もかからず、次の仕事に取り組めたのに…
私にも決断力があれば…。
ではこの決断力、どのようにして鍛えていけばいいのでしょうか。
本記事では、決断力を上げて仕事を効率的に進める方法をご紹介します。
決断力とは「自分の意志で決めること」
決断力(けつだんりょく)と判断力(はんだんりょく)は似ているようで全然違う意味です。
判断は他人の意見を聞いて行うものですが、決断は自分の意志で行うものです。
自分で決断するためにはまず、自己が確立されていなければできないことです。
善悪の判断ができない人、善悪の価値基準のない人や、人生経験が少ない場合はなかなか決断できづらいところがあります。
裏を返せば、決断力は鍛えられるということになります。
日々の努力次第で何とでもなるのがこの決断力です。
決断力を鍛える方法
外食をする時、メニューをみてずーっと悩んでいる人がいますが、これは時間の無駄です。
もし選んだメニューが失敗だったら、次来たときは同じものを頼まないようにすればいいのですし、当たりはずれは実際に食べてみないと分からないものですよね。
なのにどうしてあんなに悩むのでしょう。
失敗しても大したことのないと思われるメニュー選びでこれですから、では失敗のできない仕事での決断は一体どうしているのでしょうか。
決断力は日ごろから鍛えるものです。
ですから、いざという時のために磨いておいて、ここぞという時に使えるようにしておきます。
ではどのようにして決断力を鍛えたらよいでしょうか。
具体例を挙げていきます。
決断力の鍛え方
自分のことは自分で決める
悔やまない
ファーストインスピレーションが大事
とりあえず行動する
情報収集を怠らない
仕事を客観視すると決断力が上がる!
自分のことは自分で決める
人生は決断の連続なのですから、自分のことは自分で決めるようにしましょう。
人に頼っているようだと、いつまでたっても決断力は磨かれないままです。
自分のことを決めるのですから、失敗したっていいのです。
まずは自分の決断力の「経験値」を上げましょう。
悔やまない
自分が決断したことなのですから、何があっても悔やむことはありません。
決断しても、自分で決めたことですから後で微調整したって構わないのです。
ただ、自分で決断したことには責任をもつ努力をしましょう。
ファーストインスピレーションを大切に
どちらにしようか、考えすぎると決められなくなってしまいますよね。
そこで、まずは自分が最初どう思ったかの気持ちを大切にして決めると良いです。
考えすぎると長所以上に短所ばかりが頭に浮かんできて、結局のところ決断できなくなってしまいます。
それに、初めに思ったことが1番良い決断だったことはよくある話です。
自分の直感を信じてみてください。
とりあえず行動する
やるか、やらないかの決断に困ってしまった場合は、とりあえずやってみましょう。
やってみもせずにやらないと決めるのは損です。
やってみることで思いもしなかった良いことが起こることは多々あります。
その分悪いことも起こる可能性がありますが、その時はすぐに修正したり、次はしないようにすればよいのです。
情報収集を怠らない
より良い決断をするためには、日ごろから勉強をしてシュミレーションしておくことが大切です。
やはり「決断の経験値」が決断力にはかかせないようです。
実際に体験するのもありですが、私たちには本があります。
本に書かれていることを自分に置き換えて、「自分だったらこの時どうするか」をいつも考えながら読むようにします。
すると、まるで自分が実際体験したかのような錯覚にとらわれます。
このようにして、いつ何時同じような経験を自分がしても動揺しないようにしておくのです。
仕事を客観視すると決断力が上がる!
仕事に全身全霊をかけている人もいますが、このような人は「仕事=自分」になってしまっているので、仕事のことで批判があると、自分が批判されたかのように錯覚してしまい、最後の決断を鈍らせてしまう可能性があります。
それとは逆に、仕事はあくまで仕事。
ちょっと他人事のように感じながら仕事をしている人は、仕事を客観視するのが得意です。
仕事は仕事と割り切り、上司からなにか注意をうけても「直せば万事OK」と思えるようになれば、迷っている時間がなくなり仕事の結果にも早くたどり着くことができます。
迷っている時間がもったいないのです。
もし迷いが生じたら、できるだけ自分を客観視してみてください。
例えば上司の目線で自分を見てみる。
すると「なんでこんなことで迷っているのか…自分の迷いは会社にとって、上司にとって何のメリットもない」ということに気づくと思います。
それでもどうしても迷うのであれば、上司にどうしたら良いか聞きましょう。
そのほうが時間の短縮になります。
まとめ
どうしても失敗したくないという気持ちから、判断に迷うときはたくさんあります。
それでも決断しなければならない、そんなときのための勉強は欠かせません。
勉強と言っても机に向かう勉強ではありません。
会社で周りを見てみるのです。
ある社員は、お客様のクレームをこのように対処した。私だったらこうする。
上司は、部下にこういう支持の仕方をした。私だったらどうするか。
このようなことを、頭の中でシュミレーションしておくことも立派な経験値獲得ですよ。